せっかく転生したので最強の悪役を目指します。   作:Z-ONE

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特になし…

本編どうぞ。


process11 フェイトの覚悟!復活するアリシア・テスタロッサ

「私と友達になってほしいの」

 

「え……?」

 

 フェイトは意外な発言だったのか目を丸くしていた。

 

「なんだかわからないんだけど、フェイトちゃんとは仲良くなれる気がして」

 

「え? え? どういうこと?」

 

 フェイトは本気で混乱しているようだった。

 

「なのはも聞いたんだよね? 私のこと……」

 

「うん、聞いたよ」

 

「私はクローンで人間じゃないんだよ?母さんの娘のコピー品なんだよ?」

 

 なのははそっとフェイトの手を取って口を開く。

 

「クローンだなんて関係ないよ。それにクロノスが言ってたでしょ、『模造品』だって」

 

「うん……」

 

「それは、フェイトちゃんがそのフェイトちゃんのお母さんの子供のクローンになれなかったって事でしょ?」

 

「たぶん…」

 

「ということはフェイトちゃんはその娘さんのクローンじゃなくてフェイトちゃんなんだって事なんだと私は思うな」

 

「なのは…」

 

 フェイトはなのはに握られた手を握り返して涙を零した。

 

「私はどこかの誰かのクローンさんじゃなくてフェイトちゃんと友達になりたいなって思ったんだよ?」

 

「うん…」

 

「それに諦めるのは早いと思うな、本当にお母さんのことを思うならフェイトちゃんがお母さんを助けようよ。フェイトちゃんが困ってるなら私が助けるよ!」

 

「そうだね…ありがとう、なのは…」

 

 フェイトの目に光が戻り、二人は強く手を握り合った。

 

「私、頑張るよ。なのはが困ったら私が助けるから」

 

「うん! 私もフェイトちゃんを助けるから」

 

(待ってて母さん、今行くから……)

 

 フェイトとなのははお互いの誓いと思いを口にして固い友情を刻んだ。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 時の庭園、俺ははやてに「少しの間、帰れない」と言ってここに来ていた。

 

 なぜなら、明日に決行となった作戦の為だった。

 

「さて、ついに明日か……」

 

 現在、研究室には俺しか居なかった。

 

 プレシアは吐血して倒れたため現在は俺が研究室のアリシア様子を見ている。

 

「さてと…」

 

 俺はアリシアの入った培養槽に近づいていく。

 

 そして懐からバグヴァイザーとガシャットを取り出す。

 

「さあ、約束を果たしてやろう。プレシア。今こそ復活の時だ。アリシア・テスタロッサ」

 

 俺はアリシアの入った培養槽を叩き割った。

 

 落ちてくるアリシアを受け止め、バグヴァイザーの銃口をアリシアに当てる。

 

 そのままアリシアにバグスターウィルスを流し込む。

 

 アリシアの身体にモザイクがかかったようになり、そのまま粒子状になり消滅した。

 

「少し待っていろ。すぐに私が迎えに出向く」

 

 それだけ言って俺はプレシアの居る部屋に向かった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「ということでアリシアは一時的に避難させた」

 

「なにをしているかと思ったら…」

 

 プレシアは椅子に座ってそういった。

 

 もうじき限界が来るだろう。

 

「決行は明日…アリシアに会える日も近いわ…」

 

「約束は守るからな…今は休め」

 

 俺は立ち上がる。

 

「何処にいくのかしら?」

 

「まだ、下準備がな…」

 

 俺は笑みを浮かべ、時の庭園から転移した。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 元に戻ったフェイトはなのはとともにブリッジに訪れた。

 

「なのは!」

 

「フェイト!」

 

 ユーノとアルフは声を上げる。

 

「もう大丈夫なのか?」

 

「うん、大丈夫だよアルフ。なのはが大切なことを教えてくれたから」

 

 フェイトはそういって笑顔を見せた。

 

「フェイトちゃん」

 

「うん、わかってる。リンディさん」

 

「なにかしら?」

 

 リンディはフェイトとなのはの方に向き直る。

 

「私達も時の庭園に行かせて下さい!」

 

「フェイトちゃんのお母さんを助けたいんです!」

 

 二人は力のこもった声でそういった、リンディは迷わずにこういった。

 

「解かったわ、行ってくれるのね」

 

「はい!」

 

 リンディが手を叩くと置くから一人の女性が入ってくる。

 

「フェイトさんのデバイス、修理しておきました!」

 

 フェイトは自分のデバイスをトレーから包み込むように両手で掴み、持ち上げる。

 

「バルディッシュ…私と一緒に戦ってくれる?」

 

《of course》

 

「ありがとう」

 

 フェイトは今一度、覚悟を決めた。

 

 自分の母を助け出すと…

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 遠くに転移した俺は

 

「さてとお姫様を助けましょうかね」

 

 バグヴァイザーからデータを呼び出す。

 

 すると俺の正面に少女が現われる。

 

 その少女はアリシア・テスタロッサだった。

 

「ねえ……お兄さん」

 

「なんだ?」

 

「私って死んだんだよね?」

 

「ああ」

 

 アリシアは膝を折りたたみ、体育座りの体制になる。

 

「私はどうなったの?」

 

「お前は蘇ったんだよ。バグスターとしてな」

 

「ばぐすたー?」

 

 アリシアは顔を上げ、不思議そうにこちらを向く。

 

「そう、お前は人ではなくなった。どうだ、今までのことは全て捨てて、私と来ないか?」

 

「お兄さんと?」

 

 アリシアは以前として不思議そうにこちらを見ていた。

 

「お前が人でないことに迷うならば、私がお前がせめて心だけでも人であるようにしてやろう」

 

「本当に?」

 

「ああ、私と来い。アリシア・テスタロッサ」

 

「……うん」

 

 俺が手を差し出すとアリシアは俺の手を取る。

 

 するとアリシアの服装が変化する。

 

 水色のリボンは右が赤、左が青になり。

 

 下は薄紫色をベースに赤や青色が不規則に散りばめられた少し大きめのズボン。

 

 上は水色のTシャツの上に前は腰ほどの長さで後ろは膝ほどという前後が非対称なコートという姿になった。

 

 コートは首元がネックオーマーのような形状になっており、コートの前は開いているが襟首部分で止められているため首が隠れていた。

 

「これは……?」

 

「服装が人間の頃のままだと未練が残るだろう?こっちも似合っている」

 

「割といいかも」

 

 アリシアは自分の姿を回りながら見ていた。

 

「さあ、そろそろ行こうか。アリシア」

 

「はーい」

 

 俺が歩みだすとアリシアはその後に続いた。




次回予告

なのはの説得で戦意を取り戻したフェイト。

なのはとフェイトは決戦の地、時の庭園に向かう。

その時、政宗はアリシアにある物をわたす。

それを受け取ったアリシアは政宗にあることをはなす。

ついに決戦が始まる。

次回 最終決戦開始!邂逅するアリシアとフェイト

この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。

  • 政宗消滅END(一応正史)
  • 政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
  • 政宗改心END(自分的にはなし)
  • 作者にお任せ(高確率で消滅END)
  • 消滅と完全勝利
  • 消滅と改心
  • 完全勝利と改心
  • 全部見たい
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