せっかく転生したので最強の悪役を目指します。 作:Z-ONE
今回からアリシアは本当に残酷なキャラになっていきます。
ですので「アリシアの残虐なところなんて見たくない」という方は止めておいてください…
そして、今回の最後に今作品では未だに出番のない。(声は出たけど)あの二人に進展が…
それでは、どうぞ!
アリシアはプレシアに向かって歩いていく。
「アリシア……?」
「うん、久しぶりだね。母さん」
プレシアはアリシアを見て呆然としていた。
唯一の目的だったアリシアが今まさに目の前に居るのだから。
「アリシアその服は?」
「クロノスがくれたの似合うでしょ?」
「ええ」
アリシアはプレシアにそれだけ言うとフェイトの方を向く。
「初めまして、フェイト」
「えっ……あっ……はい」
フェイトは若干困ったように返事を返した。
アリシアは再びプレシアの方を向いた。
「フェイトは母さんを助けたいんだよね?」
「うん」
「でもね、母さんは全てを失ったいわば敗者なんだよ。そして今も追い詰められている」
「なにを言っているのアリシア、こっちに来て頂戴」
プレシアはアリシアに手を伸ばす。
「敗者なのに未だに幻想にしがみついてる。分不相応だよね」
アリシアはプレシアに近づいていく。
「敗者には敗者らしい『エンディング』ってものがあるよね」
アリシアは膝をついたプレシアの肩を掴む。
「母さんはクロノスに言ったらしいね。私を蘇らせてほしいって」
アリシアは笑顔でこう言った……
「じゃあ、もう思い残すことはないよね♪」
アリシアはプレシアを虚数空間に突き落とした。
「えっ……」
「さようなら、『醜い敗者さん』」
プレシアはなんの抵抗もせずに虚数空間に消えていった・・・
それを見ていた全員が声を上げる。
「お前、自分の母親を…」
「酷い…」
「なんで…」
「もう少しで助けられたのに…」
「アハハ♪ 酷い? 私は醜い敗者に分相応のエンディングを迎えてもらう手伝いをしただけだよ♪」
絶句するフェイト達を後目にアリシアは笑っていた。
「それに、あの『敗者』はもう私の母親じゃないよ。一度死んでる私の親は蘇らせてくれたクロノスだけだよ」
アリシアはクロノの問いに対し敗者と断じた。
「もうあんな敗者の話なんて良いんだよ。私が興味あるのはフェイトなんだからさ」
「私……?」
「そうそう、フェイトはあの人が作ったいわばもう一人の私だよ」
アリシアはスキップするようにフェイトに近づいていく。
「それで私、気になったんだ……私ともう一人の私はどっちが強いのかな? ってね♪」
アリシアはフェイトの顔を見てそういった。
「でも、もう時間がないかな」
アリシアがそういうと突然、時の庭園が揺れはじめる。
「あの敗者が消えたから時の庭園の暴走が早まったんだね。まったく最後の最後まで白けるなぁ……」
アリシアはフェイトの方を向いて笑顔を見せた。
「それじゃ、今日はここまでかな。またねー♪」
アリシアはそれだけ言って粒子状になってその場から消えた。
「待って…」
「フェイトちゃん! 逃げよう」
「うん…」
いつ間にか居なっていたクロノスの事を確認した四人は時の庭園を後にした。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「もう…ほんとに白けるなぁ……」
拠点に戻ってからアリシアはずっとぼやいていた。
プレシアの所為でフェイトと戦えなくなった為だ。
「まあ、チャンスはいつでもあるし、いいかな」
アリシアはフェイトとの戦いを『お楽しみ』として整理をつけた。
「ねえ、ところでクロノスは何してるの?」
研究机で何かを弄っている俺を見て、アリシアは言った。
「ああ、デバイスのデータが手に入ったからな。折角だから試しに作ってみてる」
俺は作業の手を止めてPCの画面をアリシアに見せた。
「これがこれとこれのデータ?」
「ああ」
アリシアは俺の机に置かれた二つのデバイスを指差していった。
「私のハンドメイドだ。性能もそこそこだし理論上、実用の方も問題ない」
デバイスは一方が剣のような飾りのネックレス、もう一方が青色の宝石(本体)のついたグローブだった。
「そうだな、インテリジェンスデバイスだし、名を与えるとしよう」
俺は少し考えて、とあることを思いついた。
「ハハハっ……決めたぞ」
「クロノス?」
アリシアは心配そうにこちらを見た。
「アリシア、この二つをとあるところに届けてこい」
「ふぇっ……?別にいいけど……」
「ああ、そうそう。この二つのデバイスの名は……」
俺は笑みを浮かべて呟く様に言った。
「灼熱の剣『フレイムアイズ』そして氷結の淑女『スノーホワイト』とでもしておこうか……」
《Registration of the body name of the main body has been completed. It shifts to the standby mode from this》
二機のデバイスはそういうと待機モードに移行した。
「後は管理者登録のみだな……」
「ねえねえ、誰に届けるの?」
俺は立ち上がってパソコンを開き、笑みを絶やさずにこういった。
「この二人さ」
そういって俺が見せたパソコンの画面には二人の少女の姿があった。
「この二人はあの高町なのはの友人だ。つまり…」
「フェイトとも接触する」
そういったアリシアも笑みを浮かべるが。
「でも、それって敵を強化することになるんじゃ…」
「フフフ……まあ、そのうち解かるさ」
俺は椅子に座り、コーヒーを一口飲んだ。
アリシアは未だに理解していないようだった…
登場、フレイムアイズ&スノーホワイト。
政宗くんのハンドメイドという設定ですが、基本はイノセントと変わりません。
政宗印のデバイス…嫌な予感しかしねえ…
アリシアのキャラ崩壊は登場回から読めたでしょ?
次回予告
最終決戦を終えたフェイトとアルフは管理局に連行されることに…
なのはとの約束を交わすフェイトとなのはの元に現われたのは…
その頃、政宗はとある二人の少女に接触する。
二人の少女は政宗のことを怪しむが、ある一言を聞いてデバイスを受け取ってしまう。
次回 一時の別れと誓い!クロノスのプレゼント
この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。
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政宗消滅END(一応正史)
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政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
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政宗改心END(自分的にはなし)
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作者にお任せ(高確率で消滅END)
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消滅と完全勝利
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消滅と改心
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完全勝利と改心
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全部見たい