せっかく転生したので最強の悪役を目指します。   作:Z-ONE

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皆さん、お久しぶりです。

アリシア「質問です。前回の投稿からどのくらい経ったでしょうか?」

………

アリシア「正解は約一か月でしたー♪ 理由(遺言)を聞こうか」

ネトゲと構想が浮かんだので新作の設定をまとめていました……

アリシア「うんうん♪ それでこっちは?」

……三日で仕上げました。

アリシア「死刑」

ええっ!?

《デュアルガシャット!》

ちょっ、本編登場はまだ先なんですけど!?

《The strongest fist! What's the next stage?》

待つのだアリシア! 作者である私をこの世から消してはならない!

アリシア「マックス大変身」

《ガッチャーン! マザルアップ!》

《赤い拳強さ! 青いパズル連鎖! 赤と青の交差!》

ア、アリシア!

《パーフェクトノックアウト!》

待ってくれ! アリシア!

《ウラワザ!》

待て、待て、落ち着け、やめろ! やめろ、アリシア!

《PERFECT KNOCK OUT CRITICAL BOMBER!》

あああ、うぁぁぁぁ! うぁぁぁぁ!!!

アリシア「ふう、すっきりした。これからも不定期更新になりますがよろしくお願いしますね♪」

(第一話の総閲覧数10000回突破ありがとうございます。これからも頑張ります!)

アリシア「それでは本編でーす♪」


process20 闇の書復活準備開始。政宗の暗躍。

 闇の書の強奪に成功した俺は拠点でいつもの様にコーヒーを飲んでいた。

 

 すると奥の部屋からアリシアがぐったりとした様子で出てくる。

 

「全く、お兄さんの鬼畜ぶりには驚かされるよ……」

 

「ご苦労。しばらく休んでていいぞ」

 

「はーい……♪」

 

 気の抜けた返事をしたアリシアは倒れるようにソファにうつ伏せに倒れる。

 

 アリシアには闇の書内部に侵入し、データの収集を行わせていた。

 

 だが、内部はかなり複雑な上に深く、長いのだ。

 

 解析と収集にはかなりの時間を要するだろう。

 

「当のアリシアがこのざまではな………」

 

 闇の書内部のデータは広大で複雑を極めている。

 

 おそらくというかほぼ確実に数か月かかるだろう………

 

「さて、私は目的達成にスパイスを加えるとしますかね、ここからは自己満足っと」

 

 俺はソファから立ち上がり、アリシアを軽くたたく。

 

「なぁに?」

 

 アリシアがだるそうに顔を上げる。

 

「しばらく出かける、引き続き解析を進めろ」

 

「あいあーい……♪」

 

 アリシアはそのまま顔をソファに埋めた。

 

「さて、行きますか」

 

 俺は荷物をまとめ、目的の場所に向かった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 俺は目的地に向かう最中に携帯を取り出す。

 

「一報くらいは入れておくか」

 

 携帯に番号を入れ、通話をかける。

 

 その通話先は………

 

『はい、八神ですが』

 

 電話の声の主ははやてだった。

 

「もしもし、すぐにそちらに向かいますので」

 

『え? 政宗? なんで!?』

 

「すぐにそっちに向かう。すぐに着くから待っててくれ」

 

 俺は返事を待たずに電話を切った。

 

「行きましょうかね」

 

 俺は携帯をしまい、八神家に向かった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 八神家の前に到着した俺はドア横のチャイムを押した。

 

 すると少しして、ドアが開かれる。

 

 ドアの先に待っていたのは……

 

「まーさーむーねー?」

 

 笑顔のはやてが待っていた。

 

 そう、笑顔だ。

 

 だが、微笑みや嬉しいといった好感情からくる笑みではない。

 

 一線超えた怒りからくるなにかを超越した笑みだった……

 

「あの、はやてサン?」

 

「なにかな?」

 

「お顔が怖いですよ?」

 

「そうかな? 笑顔だと思うけどなぁ……」

 

 標準語になってる……

 

「……とりあえず上がって」

 

「お、おう」

 

 恐る恐る俺は中に入った。

 

 前のようにテーブルの椅子に座り、はやての方を向く。

 

「なんで、突然いなくなったん?」

 

 はやてが俺に顔を向けずにそう言った。

 

「いろいろと立て込んでしまってな」

 

 嘘は言ってないですよ? 重要な部分隠してるだけで。

 

「そうか……それじゃあ、また一緒に暮らせるか?」

 

「おう、そのために戻ってきたんだしな。もちろんはやて次第だが……」

 

「うちはええよ、むしろお願いや」

 

「おう、またお世話になるよ」

 

「はい♪ よろしゅうな」

 

 俺の方に振り向いたはやてはやさしい笑顔でこっちを向いた。

 

 そして、何かに気づいたように手をポンと叩く。

 

「そうや! 政宗にシグナム達を紹介せないかんな」

 

「シグナム? 誰だそれは」

 

 俺は当然知らないふりを決め込む。

 

「私の新しい家族やで、シグナムにシャマルにヴィータにザフィーラ。皆、大切な家族や」

 

「そうか」

 

 俺ははやてに笑みを向け、自室に向かった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 数か月振りの自室だったが何も変わっていなかった。

 

 きっとはやてが残しておいてくれたのだろう。

 

「こういうのはうれしいものだな」

 

 そう言って俺は準備を始めた……

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

「政宗ー! 降りてきてー!」

 

 下の階からはやての声が聞こえてくる。

 

「今行く!」

 

 俺は準備をいったんやめて一階に移動した。

 

 俺が一階のリビングに移動するとそこにははやてと四騎士が集合していた。

 

「紹介するな。私の最初の家族の十六夜政宗や」

 

 はやてが四騎士に俺を紹介すると四騎士がこっちの方を向く。

 

 ちなみにザフィーラは犬状態。

 

 三人は普通の表情だが、だた一人、ヴィータは警戒心剥き出しの表情を浮かべていた。

 

「おー、こわこわ。そんなに怖い顔しないでほしいなぁ」

 

「うっせー! はやてを一度見捨てた癖に! なんで戻ってきた!」

 

 主人思いのいい臣下だこと、だが、うざいな。

 

「そんなに怒るなよ、俺だって事情があるんだ。今回は戻れるように頑張ってやっと戻ってきたんだぜ?」

 

「ふざけんな!」

 

「ふざけてないさ、俺からしたら君たちの方がはやての家に住み着いてるよくわからない奴らだぜ? 大方近所の人たちにははやてが「親戚の人たちなんですよ」とでも言っているのだろう?」

 

 俺の言葉にはやてがびくりと体を震わせる。

 

 どうやら当たっているらしい。

 

「だったらお互いに事情を話し合おうぜ? これじゃ拉致が開かないだろ?」

 

「そんな必要ッ!」

 

「落ち着けヴィータ。十六夜の言い分ももっともだ。ここは話すほかあるまい」

 

 ヴィータが再び俺に噛みつこうとしたがシグナムがそれを止める。

 

「シグナム! だってこいつは!」

 

「お互いが自分の主張をしていては意味がない。それに主がいいと言っていることだ」

 

「ッ!……わかったよ」

 

 ヴィータはシグナムに看破され、多少落ち着いたのかソファに座った。

 

「さて、まずは我々の事情から話そう。実は私たちは……」

 

 シグナムが事情を話し始める。

 

 それから数時間、俺はシグナム達の話を聞いていた……




次回予告

八神家に舞い戻った政宗。

だが、ヴィータと打ち解けることが出来ずにいた。

政宗のヴィータ攻略作戦が始まる!

次回 ヴィータ攻略作戦! 政宗の苦悩。

この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。

  • 政宗消滅END(一応正史)
  • 政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
  • 政宗改心END(自分的にはなし)
  • 作者にお任せ(高確率で消滅END)
  • 消滅と完全勝利
  • 消滅と改心
  • 完全勝利と改心
  • 全部見たい

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