せっかく転生したので最強の悪役を目指します。   作:Z-ONE

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若干のネタバレ要素があります。

いないとは思いますがなのはdetonationを見てない人は注意してください。

投稿が遅くなって本当に申し訳ございません!

どうしても忙しくて……。(こいついつも忙しいことをいい訳にしてるな)

今後も遅いとは思いますがよろしくお願いします。


process43 アリシアとフェイト

 アリシアの攻撃で壁に叩き込まれたレヴィはゆっくりと立ち上がる。

 

 立ち上がったレヴィは若干よろめきながらもアリシアに向かって行こうとする。

 

「くっそー! ぜったいにゆるさないからな!」

 

『レヴィ、帰ってきてください』

 

「シュテるん!?」

 

 レヴィを呼び止めたのはシュテルだった。

 

「なんで!?」

 

『なんでもです。早く帰ってきてください』

 

「ぶー! わかったよ、今行くよ!」

 

 シュテルに呼び出されたレヴィはその場を後にした。

 

 ■ ■ ■ ■ ■

 

 パーフェクトノックアウトゲーマーに変身したアリシアとフェイトが睨み合い、しばしの静寂が訪れる。

 

 静寂を破る為、ドーム状の屋根の端から落ちる一滴の水。

 

 その水滴はぽちゃん。とプールという大きな水溜りに落ち、波紋を広げながらかすかな音を立てた。

 

 その一瞬、フェイトとアリシアは同時に動いた。

 

 二人の獲物が火花を散らしながら幾重にも重ねられる、行きつく暇もない剣戟が繰り広げられる。

 

 均衡を破ったのはアリシアだった。

 

「せい!」

 

 武器での攻撃の途中でアリシアが放った蹴りはフェイトの隙を突き、彼女を仰け反らせた。

 

 獲物でしか攻撃できないフェイトとは違い、アリシアは全身が武器となる。

 

 遠距離も中距離も近距離も互いが全てに対応できる中でこの差は非常に大きいものであった。

 

 一瞬の隙でフェイトは一転、防戦に回ることになってしまった。

 

「ほらほらほらぁ!」

 

「っく……」

 

 攻撃と素早さを得意とするフェイトは防御をあまり得意とはしていない。

 

 いや、正しくは装甲の薄さ故に防御に回るべきではないのだ。

 

 だが、アリシアとの闘いではそうもいっては居られないことはフェイト自身がよく知っている。

 

 だからこそ。

 

「はぁ!」

 

「へ!?」

 

 フェイトはアリシアの横に払う攻撃をしゃがんで回避し、アリシアの足を払った。

 

 足を払われたアリシアは当然転倒しないように手を突こうとする。

 

 フェイトはそこを狙った。

 

「せいやぁ!」

 

「っ!?」

 

 フェイトは転倒しないように手を突こうとした事でアリシアの防御が薄くなったのを見逃さなかった。

 

 フェイトは鎌を大きく振り払いアリシアを吹き飛ばした。

 

「ちっ!」

 

 アリシアは空中で体制を立て直し、地面に着地した。

 

 しかし、着地したアリシアのすぐそばにフェイトが接近する。

 

 今度はアリシアはしっかりと防御し、フェイトを押し返した。

 

「……」

 

「……」

 

 再び二人が睨み合いに入る。

 

 今度、静寂を破ったのはフェイトだった。

 

「アリシア姉さん……」

 

「なぁに?」

 

「姉さんは本当に私と戦わないといけないの?」

 

 疑問だった。姉であるアリシアがフェイトと戦わなければならないのが。

 

 その理由が知りたかった。

 

「当たり前じゃん。だって、フェイトよりも私の方が優れてるって……」

 

「誰に証明するの?」

 

「へ?」

 

「母さんは姉さんが殺したんだよ? だったら、誰にそれを証明するの?」

 

「それは……それは……」

 

 あれ? 何で私はフェイトと戦ってるの?

 

 いや、私はフェイトと戦って勝たないといけない。なんで?

 

 証明するためだ。誰に? 母さんハもういなイ。

 

 ナンデカアサンはイナイノ? ダッテ、ワタシガころシタ。

 

 ジャア、ナンデふぇいとトタタカウノ?

 

「ワタシハ……」

 

「姉さん!」

 

「ナンデワタシハふぇいとトタタカウノ?」

 

 アリシアの手から武器が落ち、アリシアは崩れるように座り込んでしまう。

 

 変身も解け、アリシアは完全に戦意を失っていた。

 

「ナンデ……? ナンデ……?」

 

 瞳からは光が消え、魂が抜け落ちたように放心状態に陥ってしまった。

 

 彼女は壊れた人形のようにアリシアはただ同じことを繰り返すだけ。

 

「ナンデ……? ナンデ……?」と誰に問いかけるわけでもなく。

 

「姉さん……」

 

 フェイトもバリアジャケットを解除すると壊れたアリシアをゆっくりと抱きしめた。

 

 アリシアの体は怯えるように小刻み震えていた。

 

「ふぇいとオシエテヨ……ワタシハナンデカアサンヲコロシタノ?」

 

「姉さん、大丈夫だよ。私がついてる」

 

 壊れてしまったアリシアの瞳から一筋の涙が頬を伝い、地面に落ちた……。

 

 ■ ■ ■ ■ ■

 

「くだらない結末だったな」

 

 アリシアの様子を遠くから眺めていた俺の口からはそんな言葉がこぼれていた。

 

「いけないいけない。ついつい口から出てしまった」

 

「いいのではないかな? たまには……」

 

 俺の背後の闇から声が響く。新たな俺の”協力者”の声だ。

 

「そういうわけにもいかないさ”先生”」

 

「ははは。よしてくれ、ガラじゃない」

 

「貴方の趣味に合わせるような性格じゃない」

 

「ごもっとも」

 

 その人物は闇からゆっくりと姿を現した。

 

「計画通りだね。政宗君」

 

「そうですね先生。いや、”フィル・マクスウェル所長”」

 

「やめてくれ。私はもう所長ではないよ」

 

 闇から姿を現したのは温和そうな顔をした男性。

 

 今は亡き惑星再生員会の所長、フィル・マクスウェルだった。




アリシア再起不能……?

さて、アリシアは何でフェイトと戦っていたのか。

彼にとっては協力者(道具)ですよ?

この作品の結末について自分の中ではいくつか候補があるのですが、どれが見たいですか? ぜひご協力ください。

  • 政宗消滅END(一応正史)
  • 政宗完全勝利END(現在構想とは真逆)
  • 政宗改心END(自分的にはなし)
  • 作者にお任せ(高確率で消滅END)
  • 消滅と完全勝利
  • 消滅と改心
  • 完全勝利と改心
  • 全部見たい
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