第一位始祖鈴堂明日香
ある日私は吸血鬼になった。
それは一人の少年が吸血鬼に対し復讐を誓いもう一人の少年が吸血鬼になる。
その十年前。
正確には眠っていた血が目覚めたと言った方が正確かもしれない。
なぜなら私は「吸血鬼の元祖」、そのうちの一人だったのだから。
十年後
「こんにちは。私は今日、京都の吸血鬼都市サングィネムに引っ越してきました〜」(って、誰に向かって言ってるんだろう。)
そう今日私はサングィネムというところに引っ越してきた。吸血鬼として。
本当はもうちょっと後が良かったんだけどクソフェリドが毎日電話をしてきてやめさせようとしたら勝手に荷物を移動された。
地位も立場も私の方が上なのに……
そうだ、みんなに私の自己紹介をしよう。
私の名前は
年齢は永遠の16歳。
一応、第一位始祖と呼ばれています。
そんな私は荷物を整理し終わったのでフェリドを半殺しにしてこようと思います。
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さっき僕のとこにアスカが到着したとの連絡を受けた。
多分ものすっごく怒っているんだろうな〜。
(前に一度怒らせた時はクルルより容赦なかったんだよね〜)
「おや?なんか外が騒がしいね。誰だ『クソフェリドーーーーーーーーーーっ!!』ヤバ」
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「クソフェリドーーーーーーーーーーっ!!」
フェリドの館の目の前で私は叫んだ。
この都市に囚われている子供や一般吸血鬼がこっちを向くがヤバイ雰囲気があるらしくそのまま何事もなかったかのように通り過ぎていく。
ん?裏で少し音がしたなぁ。けど小瓶を割っただけのようだ。多分私をそっちに引きつけて普通に扉から出てくるだろう。
ガチャ−−
「「あ」」(やっぱりね)
「待ってくれないかな、アスカ。僕はこれから忙しくてねちょっとあるところに顔を出さないといけなくて……」
「ねぇ、フェリド。それってクルルのことでしょ?それなら大丈夫よ一緒に行ってあげるから。ね?」
フェリドは先回りされていたと感じ取ったのか微妙な顔をしている。(私はカマをかけただけなんだけどね。)
「じゃあフェリドくん。逝こうか」私は最後の部分だけ冷たい笑顔で喋った。
ていうかクルルに会うの何気に久しぶりだなぁ。最初に会ったのが私が吸血鬼になったばかりの時だったかな。
すぐに仲良くなって一緒に遊んだりもしたんだよね〜(あの時のクルルは感性が子供だったからね。)
そんなことを私は思いながらフェリドを突き飛ばしつつクルルの住んでいる屋敷へと歩みを進めた。