アンケートの結果が出るまで続きが書けないので今回は少し丁寧に書いて見ます。
第三者視点とか得意なので!
アンケート、7票…?ぐらい集まったら締め切ります。
ぱちり。
そんな擬音がつきそうなほど急に、少年はその小さな瞼をあげた。
少年の様子に一番先に気付いた根津校長は、少年に声をかける。
瞬間、少年の顔は歪められれた。
肩を大袈裟に揺らし、点滴がついていることや自身の傷には目もくれず、上半身を勢いよく起こし後退りしようとする。けれどそこに逃げ場はない。
「!無理に動くな、落ち着け」
少々派手な格好をしたヒーロー…プレゼントマイクが宥めようとするが、少年は驚きのあまりあげた肩をおろそうとはしない。それどころか、目線を下に向け口を開く。
「ごめんなさい、ごめんなさい。ごめんなさい、ごめんなさい…」
呪文のように謝り続ける、少年のなんと痛ましいことか。
突然の怯えと謝罪に、プレゼントマイクは"落ち着け"と先程の自分の言葉を繰り返す。
その言葉は少年に向けて発すると同時に、自身に言い聞かせる意味でもあった。
ヒーローと言えど、種類はある。
災害救助、敵退治…その中に、数は限りなく少ないがカウンセリングや保護もはいっている。
といっても、本業の方々もいるので、基本的に余裕のあるヒーローが保護施設を訪れたり、資金を送ったり…その中で、ラジオなどで愛想の良いプレゼントマイクは保護施設を度々訪れていた。
つまり、マイクは虐待児に会うのは初めてではない。
そんなマイクが目の前の少年にサングラス越しで一層の憐れみの目を向けるのは、少年の目があまりにも何も写さぬ闇で塗れていたこともあるかもしれない。
「…えっと、君の名前は?」
根津校長が淀んだ空気を仕切り直すように、少年の名を問う。
「…なまえ?」
舌ったらずな言葉。心の底からの聞き返し。
"loading…"と表示された黒い画面越しに見える、首を傾げ何かを考える少年の姿に、リカバリーガールは考察を始める。
ただ単に寝起きや怪我で頭が回っていないのか。はたまた名前を呼ばれたことがないのか。嫌、警察によると戸籍もない彼は義務教育を受けていない。最悪幽閉されていた場合に、『名前』という言葉の意味を分かっていないのかもしれない。
「じゅ、13号。」
「え?」
「僕、13号」
ふむ、とリカバリーガールはloading明けの画面に文字を打ち込みながら言葉を噛み砕く。
どうやら後者の可能性はない。それでいて、この子は賢く、慎重だ。今だってマイクや根津校長に状況を確認している。よって、前者の可能性も低い。
おそらく、先程少年が思案していたのは親に名前を呼ばれたのがいつかを思い出していたのだろう。
しかし、13号とはどういう意味なのか…疑問を残し、打ち終わった職員室宛のメールを送る。
リカバリーガールが冷静に分析してる中、マイクは気が気でなかった。
13号と本名とは思えないことを平気で言う目の前の少年が不憫でならなかった。
マイクが行っている保護施設にもこのような子はいない。ましてや、戸籍がないなど。今は超人社会。虐待などは殆ど無くなっていたし、秘密ごとはすぐにバレる。そんな中でこのような子は数少ない。
今だって、13号はマイクの本名を聞いて眉をさげていた。
「あの、僕、捨てられたと思って、たん…ですけど…」
歯切れ悪くたどたどしい13号の姿に、マイクはストップをかける。
根津校長はいつも通りのテンションで、短い腕をめいいっぱいあげて13号にとっての重大発表をする。
それに13号は、大きな目をさらに大きく見開いた。
「で、でも…迷惑かかりますし…」
「そんなこと君が気にしなくていいんだ!傷がなおったら職員室へ行こうか。それまでは絶対安静だよ!」
ランチラッシュからのメールで、リカバリーガールは席を外した。
「はい、お腹空いたろう?食堂で簡単なものを作ってくれたよ。お食べ。」
「え」
彼女の戻りが早いのは、手の空いたランチラッシュが近くまで運んでくれていたからだろう。
13号は出来立てのおかゆをジーっと見、慌てて両手を前に出し身を引いた。
「そ、そんな、僕なんかにこんな…」
四日も食べていないくせに、お腹が空いたそぶりも見せない13号に根津校長は頭を抱えた。
これは日常的に絶食をしていたということか?
マイクはそんな13号に食べさせようと言葉を発する。年齢を聞いたが、首をかしげるだけの13号に、マイクは再び13号の親に怒りを抱いた。
そんな状況を変えようと思ってか思わずか。
根津校長は無理矢理13号の口を開け、リカバリーガールがすかさずスプーンを放り込む。
不本意ながらに咀嚼した13号は、初めて口角をあげた。
「…!僕、こんな美味しいおかゆ初めて食べました…!」
急いで作ったからか、ランチラッシュにしては珍しい家庭の味に、13号ははじめて食べたという。
もし13号の目に光があったなら、キラキラとしていただろう。
そんな13号の様子に、マイクはホッと息をついた。
リカバリーガールが続いてスプーンを口に運べば、13号は戸惑いながらも受けとる。
根津校長はこれならすぐに精神的なダメージは回復するのではないかと思った。あとは常識と教育だろう。
結局13号はおかゆを半分残してしまったが、口にしないよりはいいとランチラッシュは目を細め、喜んだ。
アンケートおなしゃす!
めっちゃ文書変わりましたがこれで最新あんまり出来なくなりますからね…
第三者視点、好きなんですよ。
オリジナル設定多いかもしれませんが。
感想お待ちしております。アドバイスもしていただけると嬉しいですが、言い方きついと豆腐メンタルなんで落ち込みます。
まかしとおすって方便なんですかね?
それとも僕だけに伝わるやつ?