スーパーロボット大戦V、機凱種チート添え   作:ホワイダニット

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何か言うことがあった筈なのに忘れた(´д`|||)


第1話、絶望からの出航。えっ、もしかして私やっちゃった?

西暦2199年、地球。

 

そこは規模は小さいものの戦場と化していた。

 

「やった・・・!私でもやれたんだ!もう恐れない・・・!この機体があれば、私も戦える!」

 

人形のロボットに搭乗している女性は敵機を破壊することができ、すこし興奮状態にあった。

 

そんななか、この戦闘領域に突如として空間に亀裂が入り。その場にいた全機に空間異常のアラートが鳴り響き緊張が走る。

 

その間にも亀裂は徐々に大きくなりやがて二メートル程の大きさになるとそこから人形の何かが出現し、重力に従い落ちていくが20メートル程落下したところで止まった。

 

 

****

 

~ステルヴィア~

 

「えっ?ちょっと落ちてっ。反重力装置起動。うそ!エラー!?。原因をサーチ、結果、精霊回廊の停止!?動力を内部エネルギーにシフト、緊急用バッテリー併用。反重力装置再起動!」

 

ステルヴィアは再起動させた装置で体勢をととのえるとホッと一息をついた。反重力装置の起動に伴い機凱種の機械翼が典開されたのは仕方の無いことだろう。

あぶなかったわね、もしもの時のために内部動力を改良して良かったわ。取り敢えず、まずは周囲の精査と代用エネルギーの確保。それに伴う環境の適応化ね。

「全天精査を開始。平行して代用可能エネルギー観測開始。周囲環境に随時適応開始。・・・代用可能数は三種類。全て名称不明、面倒!名称スルー、代用エネルギーに対応した器官を精霊回廊に代用。全天精査の結果はディスボードとの類似点無しかぁ。あと環境適応は変化毎に更新。次に攻撃武装点検、使用可能武装、『偽典・焉龍哮』。『偽典・天撃』。『偽典・天移』。って3つだけっ‼しかも威力が半分以下!?うそでしょ。なら防御武装点検、・・・・・・『久遠第四加護』以外、機能凍結・・・」

 

 

~ヤマト~

 

 

「状況は?」

 

「現在アンノウンは静止状態を維持。動き、ありません」

 

ヤマトの管制室では突如現れたアンノウン(ステルヴィア)の観測をしていた。ガミラスとの戦闘中に空間の裂け目から現れた機械の翼を持った人形の存在が果たしてガミラスの援軍なのか、それとも他勢力のものか分からないためである。

 

「艦長、アンノウンを攻撃しましょう。あれがガミラスの援軍の可能性もあります、静止状態の今なら」

 

「ならん。いまガミラスにヤマトの存在と位置を知られる訳にはいかん。アンノウンの警戒を維持、ガミラスの動きにも注意してくれ」

 

「ガミラスに動き有!アンノウンに攻撃を開始!」

 

 

~ステルヴィア~

 

 

ん?あの緑のからロックされた?あれは、ミサイルかな?って撃ってきた!

 

ガミラス兵

「アンノウンに対し攻撃を開始する。・・・狙いはついた・・・!」

 

やばっ、まだ動ける状態じゃないのに。・・・ぶっ!ゴホゴホっ。痛・・・くはないけどいきなり攻撃してくるって感じ悪いわね。全シークエンス再設定完了。反撃してあげる。

 

ステルヴィア

「【偽典・天撃(ヒーメアポクリフェン)】ーー【典開(レーゼン)】ーー【照準・偏差補正・固定】ーー【発射】」

 

 

ステルヴィアは天撃で、攻撃をしてきたガミラス兵とその近くにいた僚機を巻き込んで蒸発させた。

 

 

~ヤマト~

 

「ガミラス兵全滅!アンノウン健在!なお、アンノウン、目視による損傷、確認できません」

 

「なんとゆう自己防御能力だ。ガミラスのミサイルで傷ひとつつかんとは」

「それにガミラスを全滅させたあの光、あれは一体」

 

ヤマトの乗組員はガミラスの攻撃に傷ひとつ付かない防御力、そしてガミラスを全滅させた光の槍の威力に驚愕する。

 

「艦長!アンノウンから通信。どうしますか?」

 

乗員がアンノウンをモニター越しに見つめるなか、そのアンノウンから通信が来たとの連絡が入る。

 

「・・・繋いでくれ」

 

アンノウンからの通信に艦長は応じることにする。ガミラスがアンノウンを攻撃した以上ガミラス側の存在ではないと判断したためだ。

 

『あら、通信を繋げたの?反応しなかったら無理矢理繋げるつもりだったのだけど、そこの責任者は優秀なのね』

 

「失礼だが君は一体何者かね」

 

『私は・・・そうね。ひと言では説明することはできないわね。ただ、異世界からの迷子だと思ってくれればいいわ』

 

「異世界からだと?にわかには信じられんが。こちらのデータベースに君の情報が一切なく、君の攻撃は我々の理解を越えていた。なら、君の言葉を信じる他無いか」

 

『ありがとう、それで?貴殿方は私にどういった行動をするのかしら?もし、敵対行動をするならこちらも相応の行動を取らせてもらいます』

 

「いや、我々は君に敵対行動はとらんよ。我々には成さねばならない使命があるのでね」

 

『そうですか。・・・なら、貴方達の使命とはなんです?』

 

「艦長。ガミラスが送り込んだスパイの可能性も。それに、もしあれの言う通り異世界から来たとしても正体の分からない者にヤマトの使命を話すのは」

 

乗組員の一人は正体のはっきりとしない相手は信用出来ないと、艦長に進言するが。

 

「これは勘だが、彼女は信用できる。我々が彼女に敵対しなければ問題ないだろう」

 

艦長は今までの経験からアンノウンは信用できると判断した。

 

『相談は終わりましたか?』

 

「ああ、すまない」

 

『いえ、構いませんよ。集団で意見が別れるのは同然です、気にしないでください。それで、返答をお訊きしても?』

 

「我々は、母星である地球を救うためにイスカンダルに向かうのが目的だ」

 

艦長である沖田はステルヴィアにヤマトの使命を話した。それで相手の反応によっては今後のヤマトの助けになる、そんな気がしていたからだ。

 

『それは、旅に出るととらえても?』

 

「かまわない、それで?それを知った君はどうするのかね?」

 

『私は貴殿方が私に攻撃をしないならそのままにしようと思っていたけど、気が変わったわ』

 

その言葉にヤマトの乗組員に戦慄が走る。だが、ステルヴィアから出た言葉は。

 

『私を貴殿方の旅に同行させてくれないかしら?』

 

なんと、ヤマトへの同行を願い出るものだった。

 

「理由を聞いても?」

 

『私は元々世界を旅するのが目的だったの。でも、いざ何処から回るか迷っていたらいきなり空間の亀裂に飲まれてね。こんなところに吐き出されてしまったの。ならいっそこの世界を回ろうと思って』

 

「それはつまり我々の旅に便乗するということかな?」

 

『ええ、その通りよ。ダメかしら?』

 

「艦長、いかがしましょう」

 

「私は反対です。あのような者」

 

「自分は賛成です。今後、ガミラスの攻撃は激化すると思われます。あれの戦力は我々にはわたりに船と考えます」

 

「艦長」

 

「彼女の提案を受ける。これは艦長命令である」

 

艦長の一声でステルヴィアのヤマトへの乗艦が可決した。

 

「ということだ。我々は貴殿の同行を受け入れることになった。これからよろしく頼む」

 

『寛大なお心遣い、感謝します。えっと、そう言えばお名前を聞いていませんでしたね。お伺いしても?』

 

~ステルヴィア~

 

まさか突然現れた私を受け入れるなんて、さっきの緑のは警告無しで撃ってきたから対処したけど。それにしても。あれ、カモフラージュなのかな?私みたいなのにはすぐにわかる感じだけと。

 

 

『儂は宇宙戦艦ヤマト艦長、沖田十三という。して貴女の名は?』

 

「私は、異世界ディス・ボード出身の位階序列十位、機凱種(エクスマキナ)の最終番個体、名をステルヴィアといいます。沖田艦長」

 

『ああ、よろしく頼む。だがヤマトはまだ発艦できる状態ではない。少し待ってもらえるかな?』

 

「ええ、構いません、私も急いでいる訳では無いので」

 

 

~ヤマト~

 

 

「徳川君、状況は?」

 

「波動エンジン始動には、やはり電力が・・・」

 

「おやっさん!電力が来ます!」

 

「極東地区の全電力を結集しても波動エンジンの始動には足りんはずだぞ!」

 

「これは」

 

発艦するための波動エンジンを始動させるための電力が足りなかったヤマトに電力が送られてくる。

 

 

~地球連邦極東菅区司令部~

 

 

「待っていてくれ、沖田君!北米、アフリカ、ユーラシアの各ブロックが貴重なエネルギーをヤマトに送ってくれている!地球中がヤマトの出航に望みを懸けているのだ!」

 

 

~ヤマト~

 

 

「波動エンジン始動」

 

世界中から貴重な電力を受けとり、ヤマトはエンジンの始動を始める。

 

「機関始動!フライホイール接続!出圧上昇!90・・・96・・・100・・・エネルギー充填120%!」

 

「波動エンジン、回転数良好!行けます!」

 

そこへ、大型の弾道弾が表れる。

「惑星間弾道弾捉えました!」

 

「船体、起こせ!偽装解除!」

 

偽装である朽ちた船の姿を脱ぎ捨て、ヤマトは本来の姿を表す。

 

「敵、惑星間弾道弾をここで迎撃する!主砲、発射準備!」

 

「主砲発射準備!」

「抜錨!ヤマト、発進!」

 

「抜錨!ヤマト、発進します!」

 

抜錨したヤマトは宙に浮き主砲を弾道弾に向ける。

 

「主砲、発射!」

 

ヤマトから放たれたエネルギー砲は弾道弾に直撃し弾道弾を爆発させる。

 

「波動防壁、解除!ヤマトに損傷なし!」

 

ヤマトは弾道弾の爆発を波動エネルギーを使った防壁を展開し防いだ。

 

「ついに目覚めたのね・・・お願いね、ヤマト・・・。地球の人達の希望を・・・」

 

人形のロボットに乗っていた女性・・・チトセに通信連絡が入る。

 

『・・・如月千歳三尉トヴァングレイニ ヤマトヘノ 乗艦ヲ 命ズル・・・』

 

「これって略式の命令書・・・?いきなり、そんなこと言われても・・・」

 

目の前でヤマトのハッチが開く。

 

「着艦ハッチが開いた・・・進むしかないのね。行こう、ヴァングレイ。あなたがいれば、きっとやれる・・・!」

 

チトセは開いたハッチからヤマトへ乗艦した。ステルヴィアもヴァングレイの後ろから乗艦する。

 

「これより我々は地球を発ち、遥か16万8000光年彼方のイスカンダルへ向かう!総員、心しろ!ヤマトの戦いは、今この時より始まる!」

 

~ヤマト格納庫~

 

「ふう、着艦までオートでやってくれるなんて、ヴァングレイって便利な機体ね」

 

ヴァングレイに肝心しているチトセの元に一人の男が走ってくる。

 

「チトセちゃん!チトセちゃんなんだな!」

 

「叢雲三尉!どうしてここに⁉」

 

「どうしたもこうしたもないぜ。ガミラスが来たんで退避ブロックに避難したら、研究所のおっさん達がチトセちゃんがいないって大騒ぎしてたんだ!」

 

「良かった、皆さん無事だったんだ!」

 

チトセは研究所の人達の無事に安堵する。

 

「で、おっさん達に頼まれて俺はチトセちゃんを探しに来たんだが。端末にヤマトに乗れっていう命令が急に入ったんで、仕方なく乗り込んだ訳だ」

 

「私と同じだ・・・きっと出航前に欠員が出来たんで慌てて乗員の補充を行ったんですね」

 

「違うと思うけど」

 

「うおっ!?あんた一体何処から」

 

「何処って、この子の後ろに居たけど、気付かなかったの?」

 

「ああ、すまない」

 

「あっ、貴女!?ガミラスを全滅させたアンノウン!」

 

「なに!」

 

叢雲は思わず身構えるが、ステルヴィアは気にしてはあまりいないようで。

 

「女性に対してその反応は失礼じゃないかしら」

 

「・・・そこまでだ」

 

「あなた達は完全に包囲されています。動かないでください」

 

いつの間にか三人は周りをかこまれていた。

 

「あら、貴方達は誰かしら?」

 

「我々はヤマトの保安部。自分は隊長の伊藤真也ニ尉だ。これより密航者の身柄を拘束する」

 

「密航者って・・・私達の事ですか!?」

 

「乗艦許可もない人間が、ここにいる以上、そう判断させてもらいます」

 

「なら、私は関係無いわね。艦長から乗艦許可は頂いていますし。人でもないから」

 

ステルヴィアがその場を後にしようとする。

 

「待ちたまえ、むしろ君こそを拘束させてもらう」

 

「あら」

 

「マジかよ」

 

「そんな、私達は命令に従っただけなのに」

 

保安部の面々は三人を連れて奥へと進んでいった。

 

~ヤマト応接室~

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

三人はヤマトの応接室で取り調べを受けていた。

 

「いい加減に本当のことを話してくれませんか?」

 

「そんなこと言われても、これまでに話した事が全てです。私は自主的にあのヴァングレイで戦って、命令が来たから、ヤマトに乗り込んだ。それだけです」

 

「そういわれても、こちらとしても色々と不明な点が多いのは事実です」

 

「その不明な点というのは私達には聴かせられない事なのかしら?私達は命令に従った、それを密航者と言われればこちらとしても対応を考えますが」

 

「その必要はない、星名准尉。その三人は釈放だ。彼らの身柄は戦術長に預けられる事になったよ」

 

「本当ですか!」

 

「ああ、僕が戦術長の古代進一尉だ。君達の事は僕に一任された。それで、まず君の機体・・・あのヴァングレイについて色々と聞きたい事がある。そちらの叢雲三尉とステルヴィアさんと共に格納庫へ来てもらう」

 

「了解です!」

 

「おつきあいしましょう」

 

如月千歳、叢雲総司、ステルヴィアの三名は古代進一尉に連れられて格納庫に向かった。

 

~ヤマト格納庫~

 

四人が格納庫につくと。

 

「真田副長、如月千歳三尉と叢雲総司三尉、それと・・・例のアンノウンのステルヴィアさんを連れてきました」

 

「ご苦労だったな、古代」

 

副長と呼ばれた男を含めた数人がおり。どうやらチトセを待っていたようだ。

 

「如月三尉。私はヤマトの副長、ならびに技術長の真田志郎三佐だ。こちらの新見一尉と君の機体を調べさせてもらっている」

 

「情報長の新見一尉です。よろしく」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

「全ては艦長のご判断だ。艦長は君の機体に興味を持たれたらしい。もっとも、君の後ろにいる御令嬢のほうが私達は興味があるが・・・」

 

「あら、御令嬢だなんて、お上手ですね。でも令嬢と呼ばれるほどではありません。私は只の旅人です」

 

「そうか、しかしその言葉使いはやめて貰おう。聞いていて違和感がある。素の言葉使いで構わない」

 

「あれ?気に入らなかった?、初対面だし出きるだけおしとやかに振る舞ってたんだけど」

 

ステルヴィアは少し使った言葉使いをやめて元の言葉使いに戻す。

 

「それでまずは、この機体に危険性がないかを調べましたけど、そちらに問題ありませんでした」

 

「では、次に君についてだが、ガミラスの攻撃でも傷ひとつ付かない防御力に、ガミラスの機体を数機まとめて蒸発させる攻撃の火力、どう考えても君は只の旅人処か人間ですらない。君は一体なんなんだ?」

 

「それはここではなく皆さんのいる場で話すべきものだと思うけど、それでも今聞きたい?」

 

「いや、失礼した。君の事はまた後程皆が揃っている場で聞こう」

 

真田副長との話も一段落したところでチトセに話しかけるものがいた。

 

「新入り、お前はとりあえず航空隊の配属になった」

 

「えっと、貴方は・・・」

 

「・・・俺は航空隊隊長、加藤三郎ニ尉だ」

 

「同じく副隊長の篠原弘樹三尉だ。よろしくな」

 

「如月千歳三尉です。未熟な新米ですが、よろしくお願いします!」

 

「では、加藤。顔合わせもすんだので、後は任せる」

 

「行くぞ、古代、新見君。そろそろブリーフィングの時間だ。あと、如月三尉・・・。君の機体は特殊なパイロット認証システムらしく、君以外の人間では戦術起動は無理らしい。時間が取れたら解析に付き合ってもらうぞ」

 

「了解です。私もヴァングレイの事を知りたいので喜んで」

~ステルヴィア~

 

なんか、私空気じゃない?気のせいかしら、にしても、如月千歳・・・チトセちゃんは元気な子ね、黒肌の男の人・・・叢雲総司。あれはうん、女の敵ね。

 

・・・ですが。ヴァングレイ・・・今はそう呼びますが貴女もまた無茶をしましたね。

 

・・・・・・・

 

ヤマトにハッキングして乗艦許可の命令書を偽装してハッチを開けるなんて。

 

・・・・・・・

 

そうですか。何か私にできることがあれば手伝いますよ。

 

・・・・・・・

 

フフッ、ええ、よろしくお願いします。

 

・・・・・・・

 

それではまた。

 

 

 

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