艦これ ~わたしの願い事~   作:水々

3 / 3
右手首からのコード

「さて、気をとりなおして任務でもこなしますか。 九条さん、任務はありますか?」

 

「そそそそ、そこのパソコンの中に全てあるのです。 ほ、ほとんどの情報はそのパソコンに送られてくるので、よく見ておくのです」

 

執務室の机の上に、ぽつんとパソコンがおかれています。 さすがに砲弾くらってぴんぴんしてるのには驚いてますね。

 

「さっそく起動してみましょう!」

 

電源を入れると、編成、任務、家具、お知らせ、資材がかかれた画面がつきました。

 

任務は、はじめての〇〇みたいなものが多いですね。

 

その他も適当にポチポチしてみます。 ………………いちいちパソコンを見るより、頭に直接入れた方が楽ですね。

 

とりあえず右手首から、接続用のコードを出します。 それをパソコンとつなげ、頭に写します。

 

「ししし、司令官さん? な、何をしてるのですか?」

 

あれ? 私、変なことしてましたっけ? ……あ、言ってませんでしたね。

 

「このパソコンのデータを頭に写しているのです」

 

「えっと……そうじゃないのです、あの、なぜ腕からコードがでてるのですか?」

 

大本営から報告してくれてないんですね。

 

「はい、私はもともと、海軍艦艇を指揮するためのアンドロイドとして造られたものです。 深海凄艦には現代兵器が通用せず、廃棄予定だったんですが、艦娘の指揮も効率よくできるだろうということで、艦娘指揮用に多少の改装を受けここに来たんですよ」

 

あ、九条さんが口を開けたまま固まってしまいました。

 

「九条さん、九条さーん。 大丈夫ですかー?」

 

「っは!」

 

あ、気が付きましたね。

 

「大丈夫ですか?」

 

「えっと、つまり司令官さんは、人間ではないのですね?」

 

「はい、そうですけど………」

 

ウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

 

突然の警報音

 

「何事です!?」

 

「敵の襲来です、提督」

 

山城さんが扉をバン!と開けて入ってきました。 扉は………無事ですね。

 

「了解です。 敵の勢力は分かっていますか?」

 

「まだ分かってないわ。 でも、嫌がらせしに来た訳じゃないみたい」

 

「普段より多いということですか」

 

悩ましいですね………。 敵の勢力が分からない以上、戦力の分散は避けたいですし。

 

「普段、旗艦は誰ですか?」

 

「響よ」

 

「分かりました、ありがとうございます」

 

響さんでしたか。 てっきり金剛さんか加賀さんか山城さんあたりかと。 …………でもやることは変わりませんね。

 

「よし、全艦娘、出撃用意です!」

 

…………一度言ってみたかったんですよね。 さぁ見せてもらいましょう。 ここの艦娘の性能とやらを。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。