オーバーロード ー小鬼の調停者ー   作:ASOBU

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更新ペース上げたいと思いつつ結局いつも通りであったマル


豪王陥落

翌日、ろくな休息もとらぬまま解放軍は近郊にある小都市を目指して移動を開始していた。

原因は捕虜収容所の管理システムにあった。収容所には最低限の食糧しか保管されておらず、定期的に今目指している小都市から輸送されているらしい。

食糧輸送隊が捕虜収容所に来れば解放された事を悟られる。輸送隊を殲滅しても小都市に異常を悟られることになる。何よりも、そのシステムのせいで解放軍が当てにしていた食料の補給が出来ていない。このままでは遅かれ早かれ飢えることになる。

それ故に解放軍は収容所に囚われていた民も民兵とし再編成を行い即座に出立した。

 

間もなく小都市が見えてくる。

今回の戦闘にも魔導王は関わらない。そのためネイアと共に最後尾で馬に乗っていた。

「そろそろ始まるな」

「はい」

「バラハ嬢も前線に出なくていいのか?」

民兵は本来休息が必要であったはずの虜囚となっていた民だ。戦力として数えるのは無理がある。従者とはいえ聖騎士団に所属しそれなりに弓の腕を持つネイアは十分戦力となる。

「いえ、私は団長から魔導王陛下の側仕えと、陛下からネムちゃんの護衛を仰せつかっております」

「では、一つ頼まれてくれ。ネムに付いて行ってやってほしい」

「ネムからもお願いします!」

ドラゴンの背から降りたのかいつの間にかネムが馬の横にいた。

「付いて行くといってもどこへ?」

まさか、昨夜と同じように最前線に出るつもりだろうか?

「アインズ様がいうには亜人さんの族長クラスがこの都市にいるだろうって。族長さんを説得すれば誰も傷つかずに街を取り返せるよ!」

目がマジだった。

「いやいやいや、そんな簡単にできるわけないし危ないでしょ?」

ネムのドラゴンが暴れれば確かに大きな戦力だろう。出撃前に行われた会議の時もその案が出たがネムが近くで使役する必要があると考えた団員から反対意見が出て却下された経緯がある。使えないならおとなしくしてもらうに限るという事で魔導王と共に最後方に配置されていたのだが。

ネムは最前線どころか敵の首領の元へ乗り込む気でいるらしい。

しかも、やる気満々で。

「大丈夫、ネムに秘策あり、だよ! 昨日一旦ナザリックに帰ってデミウルゴス様に相談したんだよ」

ネムの手には対亜人マニュアルと書かれた小冊子が。聖王国内にいるであろう主な亜人種18種族それぞれに出会った場合の対処法から適切な懐柔法、弱点や種族特性、特技や使用魔法まで。さらには敵対した場合の安全な排除案までも完全網羅したアインズも喉から手が出るほど欲しいマニュアルである。

後で貸してもらおうとアインズは割と本気で考えていた。

一方でネイアにしてみればその冊子がどういうものかわからないので不安でしかない。

「後方に控えている私の護衛より最前線に赴くネムの護衛の方が重要だろう? というわけでバラハ嬢、頼まれてくれ」

「では、アインズ様。いってきまーす!」

次の瞬間ネイアは空にいた。見る間に地上が遠くなり小都市のそれなりに堅牢な城壁が近づいてくる。地上では聖騎士団が破城槌で市門に攻撃しているところだった。

その上空をネイアはドラゴンの尻尾に巻き付かれたまま通過する。

「キーリ、お宝の匂いがする場所が都市の中央ならまずそこだろって冊子に書いてあるよ」

「陛下のモノと比べるのは余りにも失礼な程度のモノだけど……そうね、中央の広場で間違いないわ」

「じゃ、その少し前で降ろして」

「ええ、わかったわ」

あれ? と思う間もなくネムとネイアは敵地のど真ん中で降ろされた。ドラゴンはすぐに姿を消し近くにいるのかどうかもわからない。

血の気が引いた。魔導国の国家機密レベルの少女を敵地のど真ん中に降ろされてたった一人で護衛しなければならないという事実に。

真っ青になるネイアをよそにネムは中央広場に向かって歩き出した。その足取りは近所を散歩するような軽さで。

待ってと声を出そうとして、それに気づかれて襲撃を受けることを警戒したネイアはギュッと弓を握りしめネムを追う。

もう、覚悟を決めるしかなかった。

 

広場の真ん中で兵士の動きを見ていた一際体格の良いバフォルクはその二人を見つけて首を傾げた。異常な所が何もないただの人間二人。だが、ここは戦場でありひ弱な人間、しかもメスが二人だけでいる事が異常だった。

「あなたが王様?」

小さい方は先ほどから殺気をぶつけているにもかかわらず平然と話しかけてきた。

「……そうだ。バフォルクを束ねる王、『豪王』バザーだ」

さらに威圧する。が、暖簾に腕押しとでもいうべきか。小さい方はニコニコと笑みを浮かべたまま変化がない。一方で大きい方は見る者を唸らせるほど力を持った弓を構え即座に引き絞った。どうにもちぐはぐな印象がぬぐえない。そもそも自分がなぜ会話をしているのかですらわからない。

「じゃあ、バザーさん。戦争やめてアインズ様の魔導国の民になろ?」

「……何を言っているのだ貴様」

魔導国とは聞いた事があった。なんでもアンデッドの王が興した国だという。そんな国の傘下に加わればどうなるか想像に難しくない。

「アインズ様の国民はみんな平等です! 悪魔に一族を人質にされる事なんかなくなるよ?」

「っ!?」

何故それを知っているのか。バザーの中で警戒度が一気に上がる。上がるのだが、何故か殺意が湧かない。警戒に値すると断じているのに殺すべきだと理解しているのに。

戦場に出てきているのは戦える男だけだ。女子供は悪魔が支配するアベリオン丘陵で王の帰りを待っているはずだ。

「本当に、無事だと思っているの?」

「何、を……」

まるで心の中を見透かされたような気分になった。表情が変わっていない分何か恐ろしいものを感じる。ただの人間の小娘のはずなのに、何なのだ、これは?

「悪魔さんとの約束は信用しちゃいけないんだよ。信用していいのは契約を結んだ時だけだって、アインズ様が言ってたんだ」

本当は眼鏡の悪魔本人がそう言っていたのだが。

バザーはヤルダバオトという悪魔の力に屈した王ではあったが四人の妻と七人の子供を持つ男でもある。その妻と子供が知らぬ間に殺され死体を玩ばれている光景が頭をよぎる。

ぎりと歯が軋む。

だが、力が足りないから彼はここにいる。虫けらのように蹂躙され命乞いをさせられたからここにいる。反旗を翻すとなれば頭をよぎった光景が確実のモノとなる。

それだけは避けなければならない。たとえ、悪魔が約束を守る気などなかったとしても信じなければならない。そうしないと王たる全てを投げ捨てひれ伏した意味がない。

「でも、やっぱり言葉だけじゃあんまり伝わらないんでしょ? だから、ネムと勝負してください」

「……はあ?」

「ちょっとネムちゃん!? むちゃくちゃもいい所よ! 今二人しかいないんだよ?」

「大丈夫、ネムに秘策あり、だよ? ネイアお姉ちゃんは後ろで応援していてね」

「一人!? それこそダメよ!」

「えー、でも、ネムが一人で力を見せないとダメだってこの本に書いてあるんだもん」

バザーは蚊帳の外にされた。

目の前の人間二人はバザー放置でやいのやいのと騒いでいる。

そんな二人を見ていると、一瞬でも難しく考えた自分が馬鹿々々しくなってきた。

周囲の部下達もどうしていいかわからず取り囲んだままだ。いい加減指示を出してやらねばなるまい。

「総員聞け! 今からこの人間をひねりつぶす! 見届けたら持ち場に戻れ」

「あ、ネムの勝利条件は直接バザーさんに触れたらでお願いします」

「くはははは、手加減するとでもいうつもりか! なめるな!」

「手加減、してね? というわけでネイアお姉ちゃんは応援よろしくー」

ネムはネイアを押しやると肩に下げたポーチから例の斧を取り出した。

「いや、待て。どうやって入ってたんだソレ?」

「ん? 魔法のカバンだよ」

「……そうか」

なんとなく察した。おそらく色々なマジックアイテムを隠し持っているのだろう。そして、その性能に絶対の自信を持っている。自分も複数のマジックアイテムを所持するゆえに理解した。手にした武器も何やら魔法を帯びているのがわかる。

さっさと殺して全部奪ってやろうそう決めた。

だが、相変わらず何かがおかしい。意思と身体に妙な乖離がある。

今から行われるのは一方的な暴力だ。一太刀振るえばあの肉体は砕け散る。

それは決定事項であるはずなのに、なぜかその未来がまったく見えない。

「それが貴様の武器か。いいだろう、ここまで乗り込んできた貴様に敬意を表し先手はくれてやる」

違和感の正体を探るべく様子を見ることにしたバザーは己の剣『砂の射手』という魔法剣を地面に突き立て腕を組むと仁王立ちに。

アレが魔法武器である以上、受けることは本来悪手であったのだが。

「いいの? それじゃあ、いくね!」

ネムは何を思ったか数歩下がる。彼我の距離は5mほどに。バザーならまだ射程内だがネムでは届きそうにない。

「えーっと、右から左―!」

ネムはかまわず言葉通りに武器を振るう。

その動きは心得のある者に教わった型にはまった動きだ。

その上で、まだ武器に振り回されている素人に毛の生えた程度のソレ。

実際、コキュートスが危なくない武器の持ち方と最低限の型を指南したものだったのだが。

 

そんな距離で、そんな動きで何を? と訝しむ間もなくバザーは地面と平行に飛んだ。

悲鳴を上げる事すらできず広場を通り過ぎ民家の壁を破壊してさらに飛ぶ。壁をぶち抜かれた民家が2軒ほど崩壊した。

周囲で見ていた部下バフォルクもほとんどネムに集中していた。それ故仕掛けに気づいていない。唯一気づいたのはバザーに集中していたネイアだけだった。インパクトの一瞬だけ『巨大な何か』が豪王の背後にいた。

「あれ……手加減は失敗?」

バフォルク達は戦慄した。彼らの王を一撃で吹き飛ばしたアレでも手加減し損ねたらしい。

そして、恐る恐るといった表情で瓦礫の山となった民家を見やる。

次の瞬間瓦礫が吹き飛びバザーが雄たけびと共に飛び出してきた。一瞬だけ歓声が上がるが、土埃が収まりバザーの姿がはっきり見えると尻すぼみに消えていった。

「きっさまぁ!!!!」

ぼたぼたと流れる血が地面を濡らす。部下が思わず息をのむほどの満身創痍だった。

頭突きで民家の壁を破壊することになったのか立派な角は根元から折れ片方だけになっており目も片方しか開いておらず閉じた瞼の上に何かの破片が深々と突き刺さっている。眼球は確実に破壊されているだろう。

胴に着ていた『亀の甲羅』という魔法鎧も無残に破壊され残骸となり果てていた。

脚も痛めているようで歩き方もぎこちない。

「ああ、油断したとも! 己の選択の愚かしさを噛みしめているとも!!」

魔法武器であると認識しておいてなお初撃を譲るのは悪手だと理解していた。

認識していたにも関わらず選んだその選択の結果がこの体たらくである。

軋む体に鞭打って一足飛びに元の位置に戻りと刺さりっぱなしだった『砂の射手』を抜きさる。

「だが、次は無いぞ!」

「えっと、続けるということですか?」

「当たり前だ、このような無様な真似をさらしておいて今更引けるものか!」

「りょーかい、です」

バザーの声を聞いたネムの行動は早かった。

バザーが武器を向けて来るより先に動く。

「じゃあ、左から右!」

声に出しつつも武器は右から左に振るわれる。バザーが気付いた、誰かに教わったままのような型にはまった動き。

ソレは妙な違和感だった。

バカンと激しい空気震わす衝突音。

「っ!? 『要塞』!!! ぐっがぁぁぁ!!!」

違和感を覚えたのは戦士としての勘だったのか。武器が振られた向きではなく、声の通りに攻撃が来ると判断、盾と武技を用いて全力防御で衝撃を迎え撃つ。

視界の端に何か巨大なものが一瞬見えた。だが、それが何か気にしている暇も無く。

「すごい、すごい!」

攻撃が受け切られたというのにネムは自分の事のように喜んでいる。

バザーも受け切れたのはいいが防御に使った腕はへし折れ盾も無残にひしゃげてもはや使い物にならない。武技を使ってもこの威力、次はどう考えても受け切れない。

そして、同じ攻撃を食らえば死ぬだろう。

故に取れる行動は一つ。

「『能力向上』『素気梱封』『剛腕豪撃』!!」

立て続けに武技を起動する。足に激痛が走るが悉く無視して、それこそ生涯で最も速く地を駆ける。

「死ねぇぇ!!」

バザーの全身全霊、命まで賭けた渾身の一撃。本来は制限がかかっている肉体の限界すら無視したその一撃を持って終わらせる。大上段から高速で振り下ろされる斬撃を

「よーさい!」

武器の柄を両手で支えると上段に突き出し盾とする。

バザーは目の前の人間が攻撃に反応できた事と武技まで使う事に驚いた。だが、止まらない。武器破壊の力をこめたこの一撃は低ランクの武技では受け切れない。このまま真っ二つにしてやるつもりで振り切った。

甲高い破砕音と共に武器が砕ける。

キラキラと破片が舞う中バザーは無事な片眼を限界まで見開いた。

「な、何故……何故砕けないのだ……?」

粉々に砕け散り飛び散るのは己の武器、修復不可能なまでに刃を失った『砂の射手』。

一方ネムの武器は傷一つない。

理解できない。そもそも、武技を使ったとしてもその細腕で渾身の一撃が受け切れるはずがない。あってはならない。ハズ、なのに。

「この武器はいべんとあいてむだからふかい属性? なんだって」

意味が分からない。

「はい、タッチ。ネムの勝ち」

小さい手が武器を振り下ろしたままの形で止まっているバザーの手に触れる。

ふざけるなと振り払おうと思えばできただろう。だが、武器と同時にバザーの中の何かが音を立てて砕けた。逆らおうという気にもならない。つい最近、悪魔の前に屈したあの時と似た気分だがなぜか嫌な気分にならない。

「何が……目的だ?」

「さっきも言ったけど、魔導国の民になってください。民になればアインズ様は家族救出に協力してくれるよ。もちろんネムも手伝うよ!」

「その、アインズ様とやらは強いのか?」

「んー、『世界はすでに我が手中にある』って(支配者ムーブ特訓で)いってたよ」

「あの悪魔に、ヤルダバオトに勝てるのか?」

「やっつけて皆を助けるためにこの国に来たんだよ」

「……そうか」

姿勢を戻すと何か考え込むのかバザーは空を見上げた。

5秒ほどそのまま動きを止める。

そして、深呼吸を一つ。

「おい、各部隊に伝令を飛ばせ。この時点を持って戦闘及び捕虜を放棄。即刻我がもとに集結せよ!」

バザーの言に部下達は戸惑いを見せる。

「早く動け! 我にこれ以上恥をかかせるな!」

続く一喝で慌てて動く。広場に残ったのはバザーとネム、そしてネイアだけだった。

「あ、ネイアおねーちゃん。聖騎士の人達呼んできてほしいな。バフォルクさん達も敵じゃなくなりましたって」

「え、でも……」

ネイアが離れたらネムとバザーの二人だけになる。さすがにそれは躊躇せざるを得ない。

「大丈夫だよ」

「もう、敵意などないわ」

しかしながら、ネムとバザーにこういわれてしまえば選択肢などなかった。

「すぐ、戻るから!」

ネイアが駆け去り広場にはネムとバザーだけになった。

「ああは言ったが本当に何もされないと思ったのか?」

バザーは折れていない手を伸ばす。もう少し伸ばせばネムの首に届く。

「あ、そうだコレどうぞ」

ネムは伸びてきたバザーの手に薬瓶を差し出した。

「怪我したら使いなさいって、アインズ様がくれたお薬だよ。えりくしーるっていうんだって」

なお、ユグドラシル製完全回復薬である。ネムは流通しているポーションの一種くらいにか思っていないがナザリックでも大量生産のめどは立っていないため希少品である。

思わず薬を受け取ってしまうバザー。手のやり場に悩み結局戻した。

敗北したというのになぜか嫌な気分ではなかった。

軋む体に鞭打って薬瓶の中身を飲み干す。

飲み干してみて思わず笑いがこぼれた。アレほどボロボロだった身体が見る間に修復されていく。折れた角も瓦礫が突き刺さった眼球も淡い光と共に元通りになる。広くなった視界に映る小瓶がただのポーションなんてものではないのは明白だった。

「アインズ様は近くにいるのか?」

「うん、聖騎士さん達と一緒にいるからすぐに来ると思うよ」

「そうか」

周囲にバフォルクが集まって来た。命令通り持ち場をすべて放棄してかけつけたようだ。

少し遅れてネイアとアインズが現れた。聖騎士達は重要目標探索の為小都市内に散っている。

バザーはその姿を見て息をのむ。一目見ただけでただのアンデッドは無いのがわかる。

間違いなくアインズ・ウール・ゴウン魔導王。黒い光をオーラのように纏いネムの隣に立つ。王たる彼がひれ伏すのは一度で十分。そう、思っていたが。

力に屈したあの時とは違い、バザーは自ら膝をつく。

「お前がバフォルクの長か」

「豪王を名乗っておりましたが今この時より放棄いたします。名はバザーと申します」

このアンデッドを前に、真の王を前にして王などと名乗れない。元豪王に倣い周囲のバフォルクもやはり戸惑いは隠しきれていないが膝をつく。

「ふむ、王を捨てるという事は私の元に、我が国の民になるという事で良いのか?」

「お許しいただけるのであれば私の元に集うバフォルクすべてを御身の元に」

「いいだろう。これよりバフォルク族は我が傘下となる。アインズ・ウール・ゴウンの名において庇護を約束しよう」

元豪王と魔導王のやり取りに混乱するバフォルクも少なくは無い。聖王国との確執も確実に残っている。

「さて、まずは……そうだな。聖王国との事もある。バフォルクを全てまとめて一度アベリオン丘陵まで引け。しかる後私は暗躍するヤルダバオトを討つ。お前には増援を回すので家族と土地と一族の尊厳を取り戻すのだ」

「ははっ」

「アインズ様、ネムもバザーさんといくね。他の亜人さんとも協力するべきだと思うから」

「あまり無茶はしないようにな」

「はい!」

「では、バザーすぐに兵をまとめよ。そのまま進軍し亜人連合の陣地近くでネムを介して座標を送れ。その場所へ増援を送る。可能ならネムと協力し亜人を説得し悪魔討伐の戦力とせよ」

「了解いたしました」

 

バザーが部下に指示を出すべく立ち上がった時、そいつはやって来た。

 

 




それなりにこの先の話も考えてはいるのですが王国の行く末をいまだに決めかねています。
悩ましい。
ん? 聖王国? 次回で大型地雷踏むから滅ぶよ?(ネタバレ
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