鉄騎~大地を征く艦娘たち~   作:にいやん黒須賀部

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皆さまおはこんばんちは!
眼の下に球磨が建造されました、にいやん黒須賀部でございます。クマー。

眠気はあるのに横になっても眠れましぇん。
睡眠導入剤いただいてこようかしら?



ソレはさておき、本編のお話し。

最初はまったくこれっぽっちもラブコメ路線は考えてなかったんですが
なんかノリで執筆しているうちに、なんかその方向になってしまったような?
可笑しい、バトル物とか妄想戦史ものとかが好きなハズが…。

まぁ筆者自身は愉しく執筆しているので、どうかお付き合い下さいませ。



ソレでは第21話
はじまります!




21:孤独の赤城 その3

悪いお酒になった翌日。

赤城は自分にあてがわれた部屋で目を覚まし、しばらく放心する。

 

 

あれ?確か昨夜は…。

 

 

駅前の酒場で独り泣きながら飲んでて…。

どうもその後の記憶が無い。

しかし、ここは鎮守府の艦娘寮の一室だ。

 

 

 

んー、どうやって帰ってきたのだろう?

 

 

 

そう悩んでいると、ドアが開いて、親友の加賀が顔をみせた。

 

 

「赤城さんおはようございます。それと昨日はすみませんでした」

 

「おはようございます加賀さん。昨日の件は気にしないで…」

 

 

そこまで話した赤城は、どうやら加賀に迎えに来てもらったような気がして訊ねた。

 

 

「加賀さん、昨夜は酒場まで?」

 

「はい、マスターから連絡を頂きまして、おぶって帰ってきました」

 

「///」「ゴメンナサイ!謝らなければならないのは私の方でした!」

 

 

慌てて立ち上がり、深々と謝罪する赤城。

それをみて、加賀も慌てて気にしてませんから、となだめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「赤城さん、なにかあったんですね?」

 

「………わかりますか?」

 

 

弱弱しく答える赤城。

 

普段無口で無表情な加賀ではあるが、それは表の顔で、本当はとても感受性の強い乙女だった。

少々お酒に弱い赤城ではあるものの、潰れるまで飲むようなまねは絶対にしない。

そこから、自分のかけがえのない親友に何かあったと悟ったのだ。

 

 

「私、どうしたらいいか全くわからないの?」

 

「主語を抜かれると、私も全くわかりません」

 

 

あ!と指摘に気が付いて恥ずかしがる赤城。

しばらくモジモジしてから、ぽつりぽつりと語りだした。

 

 

 

「私、好きな人ができまして…それでですね…」

 

「にいやんね?」

 

「!!!」

 

 

即答する加賀にびっくりした顔をむける赤城。

そんな赤城にやや顔をしかめる加賀。

 

 

「心外ですね、その程度の事が解らないでは貴女の背中は守れません」

 

「加賀さん…」

 

「…」

 

 

 

 

 

 

静かに赤城の話しの続きを待つ加賀。

ああ、私はなんて馬鹿だったんだろう。

こんなに信頼できる友人が居たのだから、もっとはやくに話すべきだった。

 

 

 

「大和さんが先に告白してしまって…その…あの人の唇を奪ってしまいました…」

 

「…」

 

「偶然見てしまったんです…、にいやんのバイクが隣の喫茶店の前に停まってたから、会いに行こうとして…」

 

「赤城さん、まずは貴女に謝っておかなければなりません」

 

「何ですか?」

 

「何故あのようなヘタレを好きに…頭に来ました」

 

「だって、気が付いたら好きになってたんだもの…そんな事問題じゃないわ」

 

 

 

赤城は拗ねたように口をとがらせ反論する。

加賀はじっと赤城の瞳を見つめ、ハァと小さくため息をついた。

 

本当にどうしようもない親友だ。

 

前回の大戦と、此度の深海棲艦との戦いで私は貴女を守れなかった。

だが、この戦いだけは、絶対に守り抜いて見せる!と心に誓っていた。

 

 

 

「素直に伝えるべきです」

 

「でも、私は…かつてあの人の想いを受け取りましたが、ソレをつきかえしたんですよ?」

 

「ソレは先代の赤城であって、今の貴女じゃないわ、赤城さん。いつもの貴女の様に振舞えば良いのです」

 

「でも…ソレは理屈だわ」

 

「私の識る赤城さんは、こんな事で挫けるような弱者じゃありません。私達空母艦娘の誇りです」

 

 

小さな声で、しかしハッキリと語る加賀。

ソレを聞いた赤城は、静かに涙を流しながら

 

 

「ぇぇ、ええ!そうね。私は一航戦赤城。誰にも負けない艦娘最強で正規空母のリーダーです!」

 

「ええ、それでこそ私の赤城さんよ」

 

 

加賀は満面の笑みを浮かべ、大好きな親友を抱き寄せせなかをポンポンと叩いてあげた。

赤城はうれし涙をこらえる事無く、流し続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食には少し遅い時間。

正規空母、一航戦の二人は、鎮守府の食堂で対面に座り食事をとっていた。

 

 

「んー、やっぱり朝は白いごはんね!」

 

「ここは譲れません」

 

「あ、加賀さん、ごはん粒がホッペに…」ヒョイパクー

 

「///」

 

「加賀さんったら、本当に可愛いんだから(笑)」

 

「頭に来ました」

 

「ふふ」

 

「………泣き虫な赤城さんも可愛かったです…」

 

「///」

 

 

 

 

 

 

少し離れた席で、同じく朝食を食べていた五航戦の翔鶴、瑞鶴姉妹は

 

 

「ねぇ翔鶴姉? あの二人なにかあったの?」

 

「瑞鶴、先輩方に失礼な物言いはダメですよ」

 

「だって、気になるじゃん」

 

「お二人は私達空母艦娘、いえ艦娘全員の誇りなんだから」

 

 

そういった翔鶴の眼差しは、一航戦の二人に注がれている。

その瞳には羨望の色がありありと伺えた。

 

 




はい、これで赤城さん回は終了となります。

書き出す前は、何をどうしようと?と悩んでたのが
いざ、キーボードを手にすると、すらすらと書けてしまいました。
まぁもともとタイピングが遅いので時間はかかりましたが(汗


さて、次回からは、序章の続きからの予定です。
ついに未来に向け、艦娘達の物語が始まります。

すべてのキャラに幸せが訪れますように、祈ってください。
私はどうなるかさっぱり見当がつきません orz

では次回もお楽しみに!





あとがきの誤字を修正しました。
本文一部修正しました。
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