東方魂探録   作:アイレス

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UA1万超えました
最近のUAはなんか異常な気がする・・・



第79話

「あややや・・・いったいなにが・・・」

 

射命丸が目を覚ました時、視界がひっくり返って見えた

 

「え・・・・?ええ・・・?ぇぇぇえぇぇぇぇえええええええ!?」

 

自分が逆さ吊りにされていることに悲鳴を上げた

天魔に殴られたことは理解できていた

しかしそのあといったい何があったのか

そんなことを、頭の中で考えたが、脱出しようとして気づいた

腰のあたりから、足先まで、完全に植物で絡められていることに

そして、植物というもので血の気が引いた

それを操るのは・・・

 

「あら・・・?やっとお目覚め?」

 

声が真後ろから聞こえてくる

聞いただけで背筋が凍りそうだ

 

「あ・・・あの・・・風見さん?なぜ私はこんな状態に・・・?」

 

必死に声を出し聞く

 

「分かるでしょう?新聞の件よ」

 

「あ・・・あれはいつも女っ気のない影陽さんが女の人を抱きしめてたからです!そんなことするのなんて、愛する人とかとしかないでしょう!?だからあんなき・・・」

 

ガシリと背後から大切な翼を掴まれる

その手に力がこもっていることもすぐに分かった

 

「ちょ!?なに!?・・・まさか!?やmやめてください!?お願いします!」

 

必死に声を上げ制止する

このままでは翼を失いかねない

そう本能がささやいていた

 

「そうねぇ・・・少し話を聞いてもらってもいいかしら?」

 

力を少し緩めた幽香が尋ねる

一も二もなく、その話に飛びついた

 

「はい!いくらでも!」

 

「そう、じゃあ聞いてもらおうかしら?私とお父様の話を」

 

え?

お父様って誰?

そんなことを思いながら話を聞いた

 

幽香の話はとてつもなく重く、とても壮大だ

その中に出てきた、お父様とやらがさっぱりわからないが

 

「えっと・・・幽香さんの今までは何となく分かりました・・・お父様っていったい誰なんですか?」

 

それを聞いた瞬間にまた、手に力がこもる

 

「話に出てきた人物、そしてあなたが書いた新聞、そこで出てきた人物はそろうわよ?それぐらい話を理解しなさい?」

 

それを聞いて、大混乱している頭を必死で回転させ、整理する

というより新聞に出ていたのは二人だけ

影陽と幽香のみ

ということは、お父様とは・・・・・

 

「まさか!?影陽さんのことですか!?ええ・・・」

 

ん?

ちょっと待て?

血はつながっていない、拾われて育てられた

だけど、影陽は娘のように思っている

本人たる幽香さんもそれでいいと思っている

というよりも、そうでなければならない

そんな感じだ

ファザコン?

なんて思ってしまったが、賢明にも口には出さなかった

 

 

「さて、射命丸?これから私がすることに声を出さず耐えることができたのなら、そのまま解放してあげるわ」

 

「た・・・耐えれなかったら・・・?」

 

「まあ、それでも解放してあげるわよ?まあ、どうなるかはお楽しみだけれど」

 

そのまま、幽香が思いっきり手に力をかけた

 

 

 

 

「▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇!!!!」

 

 

妖怪の山に悲痛な

聞いている方が恐ろしくなるような声が響き渡る

影陽が来たのはちょうどその時だった

 

「遅かったか・・・くそ・・・」

 

悲鳴の聞こえた方向に走るとそこには・・・

逆さ吊りにされ、下半身を植物にねじりつぶされ、指から腕と順番に折られている

射命丸の姿があった

 

「優華!やめろ!やり過ぎだ!殺す気か!」

 

その声で幽香はぴたりと止まった

 

「文!」

 

「文!しっかりして!」

 

幽香が止まり、影陽の方に動いたのを見て、天魔や、射命丸の友人達が一斉に駆けだし、射命丸を助け出した

 

「だめだ!完全に気を失ってる!出血もひどい!誰か!何でもいい!布を!いそげ!」

 

 

「幽香・・・やり過ぎだ、怒っているのは分かるが、やり過ぎるのも悪い、特に今の時代はな」

 

「・・・・ごめんなさい・・・」

 

暗くなってしまった幽香の頭を軽くなでる

 

「先に永遠亭に戻りなさい、今日は話すことが多そうだ」

 

そう言うと、幽香は一人永遠亭へ向かって飛んでいった

天狗は誰も追いかけない

射命丸の二の舞はごめんだ

それに、本気なんで出されたらたまらない

 

「天魔、こちらにも非がある、永遠亭で治療しよう、金はいらん完璧な治療も約束する」

 

「・・・・若干、自業自得もあるが・・・たのむ、うちじゃ翼まで綺麗には治せないだろう」

 

「感謝する、今度、父親の墓に行ってもいいか?」

 

「ああ、かまわない、父も喜ぶだろう。・・・では、射命丸のことを頼む」

 

「了解だ」

 

そう言って、最低限の止血をされた射命丸を受け取り

影陽は永遠亭へ飛んだ

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