やっと、絵里を女性として見るようになりました。侑さんの言動が見物です。
では、続きをどうぞ
侑の住むマンションにて
絵里との関係に進展があってから、数日後。侑は、組織に秘密にしているマンションの部屋の中に、いる筈のない人物がいて驚いていた。その人物は、ここ数ヶ月前から、何かと絡んできていた絢瀬絵里。その人だった。
侑「……なんで、あんたがここにいるんだ…。」
俺の問い掛けに、何故か可愛い水色のチェック柄のエプロンを身に付けて、台所に立つ絵里。
絵里「ここの管理人さんに、開けてもらったの」
そう笑顔で答える。対面式のキッチンに、自分以外の人間が立っている事に、侑は戸惑った。
侑「いや、だから何で俺の家に来る。」
絵里「……ダメかしら?」
上目遣いでそう言うと、侑は顔を真っ赤にして、黙り混む。その日は、それ以上言えず、絵里の作った手料理を堪能した。
数日後。
侑「だから、何でほぼ毎日、俺の家に来るんだ?」
呆れた表情の侑。最初の日から、絵里は頻繁に侑の家に来ていた。絵里の事を、異性として認識してから、侑の心中は穏やかではない。キッチンの前に立つ絵里を見れば、ドキドキし、飲み物を取りに冷蔵庫に向かうと、後ろ姿の絵里に、見惚れ。髪を後ろで上げていると、そこから見えるうなじに何とも言えない興奮が侑を悩ませる。その事に、絵里は知ってか知らずか。
絵里「管理人さんが、スペアくれたの。」
言って、手にこの部屋の鍵を見せてきた。
侑(……な、何考えてんだ!あの管理人~!)
悶絶する侑。そんな様子を見て、絵里は苦笑する。出来上がった料理をテーブルに置き。
絵里「今日は、とりあえずカレーにしたの。嫌だった?」
またも、上目遣いで聞いてくる。侑の反応を見て、少し面白がっているようにも見えた。
侑「あんた、俺の反応見て、面白がっているだろ……」
半ば恨み目で言ってみる。すると、絵里の目に涙。
絵里「…酷い。そんな事、私はしないわ」
侑は慌て、絵里の作ったカレーを口一杯頬張ると。
侑「う、美味い。美味しいぞ!このカレー」
絵里「本当?」
侑「本当だ!初めて、こんなに美味しいカレーを食べた!」
絵里「そう、なら良かったわ」
満面の笑顔でそう言われ、侑は口をあんぐり。その間に、絵里が腕を伸ばし、侑の頬についていたカレーのルーを、指で拭う。そして、そのまま自分の口に持っていくと舌でペロリと舐め取った。その仕草があまりにも妖艶で、侑の心は鷲掴みされた様に、胸が締め付けられる。その日は、絵里の話の内容が頭に入って来ず、絵里の唇だけを見続けていた。
次の日
やっぱり、絵里は侑の家に来ていた。もう、家にいる事が当たり前になりつつある。侑は、絵里のエプロン姿をじっと眺めていた。
絵里「何?」
侑の視線に気付いた絵里が、料理の下ごしらえをしながら、侑に聞いた。侑はテーブルに片肘を付き。
侑「いや、あんた。良い奥さんになりそうだなって」
侑の言葉に、手を止める絵里。
絵里「……今、なんて?」
侑「うん?良い奥さんになれるって」
絵里「その前よ」
言われて、侑は思案し。
侑「あんた?」
絵里が包丁をまな板の上に置いた。急に、手を止めた絵里に、不思議そうに見つめる侑。ツカツカと侑の側に歩み寄る絵里。
絵里「……って言って。」
侑「ん?聞こえなかった」
あまりにも小さく呟いた絵里に、侑は質問する。絵里は侑の耳元で、もう一度言う。
絵里「ちゃんと、絵里って言って」
甘く囁く絵里の声に、侑の耳が真っ赤に染まった。その後…。
絵里の名前が、侑の口から出るまで絵里は帰らなかった。
今、とてもヤバいです。書いてる自分が悶絶しそうになりました。
お気に入り登録して下さいましたkazv716さん、ピポサルさん、ありがとうございます。まだまだ未熟な自分の小説を、登録して下さる方々がいる事に感激しています!まだまだ文章力不足ですが、これからも頑張りますので、宜しくお願いします。