では、続きをどうぞ
音ノ木坂学院~アイドル研究部部室~
絵里は、魂の抜けた表情で、窓の外を見つめる。メンバーのみんなは、声を掛けるべきか、悩んでいた。溜め息を付く絵里。その度に、メンバーは顔を見合わせた。
穂乃果「……絵里ちゃん、どうしたのかなぁ」
海未「そうですね。先程から、溜め息ばかりで心配です。」
花陽「もしかして、この間の彼氏さんとケンカしたのかなぁ」
にこ「有りうるわね!」
何故か、少し喜んでいるにこ。
希「……人の不幸を喜ぶ、悪い子ちゃんには、ワシワシMAXやで~!」
にこの後ろで、両手を高く上げ、指先を器用に動かす希の姿。にこは小さく悲鳴を上げた。
真姫「そんな事より、どうするの?絵里があの調子じゃ、練習も出来ないわよ?」
凛「困ったにゃ」
ヒソヒソ話すメンバーに、ことりはゆっくり絵里の側に歩み寄った。それに気付いたメンバーは、固唾を飲む。
ことり「絵里ちゃん」
名前を呼ばれ、絵里は振り向いた。すると、ことりは絵里の頬っぺたを軽く摘まみ。
ことり「絵里ちゃん、何があったのか、ことりには分からないけど、練習しよ?」
いつも穏やかな表情のことりが、少し拗ねている。良く考えてみれば、侑の所にばかり行って、あまり練習が出来ていない。絵里は小さく頷いた。
侑の住むマンションにて
絵里は合鍵で部屋の扉を開ける。部屋の中に灯りが点いていた。絵里は急いで、灯りが点いている部屋に向かう。見慣れた後ろ姿が目に入る。絵里は無我夢中で、その背中に抱き付いた。
侑「……あんたか」
抱き付いてきた絵里を引き剥がし、侑は言う。ここ数日、侑はマンションにいなかった。絵里はその理由を知らない。その反動か、侑の表情が冷たく感じた。
絵里「どうしたの?最近、いなかったじゃない。心配したのよ」
その言葉で、侑の表情が歪む。まるで、何かを堪えるように。
侑「もう、ここには来るな」
絵里「……何、言っているの?」
侑の言葉を、脳が理解出来ない。
侑「この部屋に来るな。そう言った。」
絵里の手が震える。侑の腕を掴むが、振り払われた。
絵里「どうして?理由は?私、何かいけない事したの?」
言っても、侑は背を向け。
侑「この部屋にもう用はない。それだけだ。あんたも、俺の事は忘れろ。部屋の合鍵、渡せ」
侑は鍵を渡すよう手を差し出した。絵里は正気を失った目で、合鍵を取り出す。奪い取るように鍵を掴み、侑は部屋を後に出ていこうとする。
絵里「待ってよ!」
絵里の声が上擦る。
絵里「私……。侑の事が好きなの!貴方が何者とか、何をしているかなんて、どうでも良いの!貴方の側にいたいの!……侑の側に」
侑「……さよなら、絵里」
そう言って、侑は部屋を出ていった。絵里はその場に崩れ、座り込む。
絵里「…………どうして?」
問い掛ける人は、出ていった。絵里の瞳には止めどなく涙が流れ、嗚咽が部屋に響き渡る。
絵里(初めて、名前呼んでくれたのに…。)
あぁ~!どうなるんだ!書いてる自分が、気になる~!っと、言うことで、今回はここまでです。
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