嵐の前の静けさ、台風が来るよ!
気を取り直して、続きをどうぞ
音ノ木坂学院~アイドル研究部部室~
希「ただのノロケやん」
絵里の悩みは、希に一刀両断された。隣では、にこも不貞腐れている。海未は『破廉恥です。』と、部屋の隅で膝を抱え、穂乃果と凛は、意味が分かっていないようで。
穂乃果「何の話?」
凛「何の話かにゃ?」
花陽とことりは、顔を赤くしながらも、興味津々で見つめ。真姫は『イミワカンナイ』と、赤面顔で視線を反らした。絵里は、何の問題も解決出来ぬまま、彼女達に相談した事に後悔した。
絵里の住むマンションにて
マンションのエントランス前に、何度か会った事のある人物が立っている。その人物は、侑にサンダーと呼ばれた人だった。サンダーは絵里を睨んだまま、見つめる。絵里は、サンダーの前を通り過ぎようとすると、腕を掴まれた。絵里は、サンダーを真っ直ぐ見据え、無言。絵里の腕を掴んだまま、サンダーが口を開く。
サンダー「君は、堕天使が何者か分かっているのか?」
絵里「何、堕天使って?」
サンダーの問いに、絵里は聞き返す。サンダーは、片眉を吊り上げた。
サンダー「何も聞かされていないのか?」
絵里「だから、堕天使って誰の事よ!」
絵里の剣幕に、少し圧倒されるサンダー。
サンダー「悪かった。今のは無しにしてくれないか?勿論、すぐには無理かもしれないが」
絵里の前で拝むような仕草をし、謝るサンダー。絵里は、小さく溜め息を付いた。
絵里「……それで?私に何か用なの?」
サンダー「……アイツ元気?」
サンダーは絵里にそう言った。
絵里「侑?元気だと思うわ。」
サンダー「堕天使の奴、本名名乗ったのか。」
絵里の言葉に、サンダーはボソボソと一人言を言っている。絵里は怪訝な表情をした。
サンダー「最近、侑に会ったか?」
絵里「……貴方、侑の何を探っているの?」
サンダーの怪しい言動に、絵里は不快感を募らせる。苦虫を噛み潰した様な表情を見せるサンダー。
絵里「貴方が何者か気になるけど、これだけは言わせてもらうわ。」
絵里は一呼吸してから、口を開く。
絵里「私にとって、侑は大事な人よ」
揺るぎないその眼差しで、サンダーの表情がさらに変わる。それは、先程の表情ではなく、まるで晴れやかな表情。
サンダー「そうか、君は本当に侑の事が好きなんだな。侑が羨ましいよ。さっきは本当に、悪かった。君に不愉快な思いをさせて」
絵里「……貴方、本当は良い人なのね」
サンダー「はは……、良い人か。……参ったな、そんな風に言われると……」
照れるサンダー。
サンダー(……堕天使、俺はお前を見直したよ。本当に彼女の事が好きなんだな……。相思相愛、俺には真似できない)
サンダー「君と侑が幸せになれるよう、応援してるよ」
そう言って、サンダーは去って行った。絵里は、その後ろ姿を見守る。
とても短くなりました…。上手く表現出来ないもどかしさ。悔しい!
次回は、侑と絵里の…。ムフムフ!ネタばれしそうなので、この辺にしておきます。
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