運命の人~結ばれるの?この恋~   作:氷野心雫

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 台風は去りましたが、吹き返しの風が凄い、凄い!

 さて、今回は二人のイチャイチャ…。

 とりあえず、続きをどうぞ


貴方に触れたい

 帰宅路にて

 

 

 

 

 学校から帰宅している絵里に、背後から近付く足音。絵里の背筋がゾクリとした。絵里は歩く速度を速める。足音は、それに合わせるように速めた。怖くなった絵里は、走り出す。足音も、同じ様に走り出す。

 

絵里(……誰なの?……怖いよ!侑助けて!)

 

 涙目で、絵里は祈るように叫んだ。足音がどんどん近くなる。そして、肩を掴まれた。絵里は、咄嗟に右手を振りかざし、相手の顔目掛けて、平手打ちしようとした。

侑「うわぁ!」

 絵里の右手が、侑の顔面に当たりそうになる。絵里は動きを止めた。

絵里「……侑?」

侑「ああ、俺だ」

 涙目のまま、絵里は呆けた。侑は指先で絵里の涙を拭う。それでも、絵里の目から涙が溢れ出す。

絵里「侑ぅ~!逢いたかったよ…。」

 侑に抱き付く絵里。侑はそんな絵里を抱き締めた。

侑「寂しかった?」

 わざとらしく絵里に聞く侑に、絵里は頬を膨らませ、拗ねた表情を見せた。

絵里「分かっているくせに、そんな事聞くのね。」

侑「はは、悪かった。……俺も逢いたかった。」

 二人は見つめ合い、次第に互いの顔が近付く。すると、いくつもの視線を感じる。二人は、ここが公衆の面前である事に、今頃気付いた。赤面顔の二人。その場を、真っ赤な顔のまま、手を繋いでスタスタと足早に去ったのだった。

 

 

 

 

絵里の住むマンション前にて

 

 

 

 

絵里「ここが、私が住むマンションなの」

 マンションの前でそう言う絵里。侑はマンションを見上げた。

絵里「部屋に来る?」

 そう言って、微笑む絵里は、綺麗だった。侑は少しずつ、自分が興奮している事に気付く。

侑「……いや、その。」

絵里「ダメかしら?」

 上目遣いでねだるように絵里は言った。侑は、生唾をゴクリと飲み込む。無意識に頷き、絵里に手を引かれ侑は、マンションの中に入っていく。エレベーターに乗り込み、絵里は自分の階のボタンを押す。無言の二人。階に着くまで、絵里は侑にぴったりと寄り添い、時折、横目でチラリと侑を見る。その度に侑の胸が締め付けられ、今にも襲いたくなる衝動に、侑は理性を総動員した。階に着き、二人は降りる。そのまま廊下を歩き、玄関の扉の前に立った。

侑「本当に良いのか?」

 侑は部屋に入る前にそう聞く。絵里は頷き、玄関の鍵を開ける。カチャリと解除の音がし、絵里は扉を開けた。

絵里「……侑、入って」

 妖艶に微笑む絵里。促されるまま侑は中に入った。

 

 

 

 

 リビングにて

 

 

 

 

 侑は、絵里に指示され、ソファーに腰掛ける。キッチンでは、絵里がお湯を沸かし、お気に入りの紅茶を淹れていた。心臓の音が、いつもより速く大きく鳴っている。あまりの鼓動の速さに、侑は眩暈を覚えた。

絵里「侑。紅茶、ここに置いておくわね。」

 目の前に置かれたティーカップから、ユラユラと湯気が立ち上っている。侑は一口飲んでみた。甘く、スッキリとした味に、少し心が落ち着く。

 すると、絵里が侑の横に座った。その事で、一気に侑の鼓動が速くなる。そればかりか、絵里は侑の手に、自分の手を重ねて、身体も侑に預けた。

侑「……そのさ、絵里。あまり引っ付かれると」

絵里「なぁ~に?」

 顔を赤くし、潤んだ瞳で見つめる絵里。吸い寄せられる侑。絵里もゆっくり目蓋を閉じ、二人の唇が重なる。静かな部屋の中、互いの心臓の音が聞こえそうで、二人は口付けをしたま、抱き締め合う。

絵里「今日、妹帰って来ないの……」

侑「……へ!?」

 すっとんきょうな声を上げる侑。

 

侑(確かにこの間、誠意をみせるからって言ったけど!)

 

 絵里の不安そうな顔。身体が小刻みに震えている。

侑「絵里、怖いんだろ?」

絵里「……怖いわよ。でも、侑ともっと一緒にいたいもの。それに」

 顔を赤くしたまま、上目遣いに侑を見る絵里。

絵里「貴方を感じたいの。触れたいの。」

 絵里は徐に、侑の手を掴み、自分の胸に当てた。

絵里「……貴方を感じさせて…。」

 その言葉で、侑は吹っ切れた。絵里の身体を抱き抱え、寝室へ向かう。

侑「ごめん、俺自身もちょっと抑えられないから、初めてだけど、手加減出来ないかも知れない。」

 侑の背中に腕を回し、絵里は無言で頷いた。




 かぁ~!めちゃくちゃ興奮しとります!本当なら、ベッドシーンまで行きたいところ、一応、R指定なんで敢えて、濁させて頂きました…。自分的に書きたいけど…。

 皆さまの叱咤激励を宜しくお願いします!
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