運命の人~結ばれるの?この恋~   作:氷野心雫

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 何とか書き進めていけてます。が、まだまだ機能を理解出来ていない状況です。誤字、脱字は今のところ最小限。頑張ります。


 では、続きをどうぞ


闇に生きる金色の目

 音ノ木坂学院~生徒会室~

 

 

 

 

 下校後の廊下を、絵里と希は無言で歩く。向かう先は、生徒会室。扉の隙間から、灯りが漏れ、三人の女子高生の声が聞こえる。絵里は、小さくノックすると、中に入った。

???「あれ?絵里ちゃんと希ちゃん、まだいたの?」

 中に入って来た絵里達に気付き、三人が視線を向けた。

絵里「ええ、穂乃果達もまだ帰らないの?」

穂乃果「えへへ、仕事が溜まっちゃって」

 絵里の言葉に、舌を出していたずらっ子の様な笑顔を見せる穂乃果。

???「毎日、コツコツやらないから、溜まるのです。」

穂乃果「ええ~!穂乃果だって頑張ってるよ!毎日じゃないけど…」

???「毎日、毎日。生徒の要望やしなければいけない事あるのに、貴女は、生徒会長としての自覚があるのですか?」

???「まぁまぁ、海未ちゃん。穂乃果ちゃんだって頑張ってるから」

海未「そんな事を言って、ことりは穂乃果に甘過ぎです。私達だって、暇じゃないのですよ!」

 三人のやり取りを微笑ましく見つめる絵里。そんな絵里を希は黙って見つめる。

穂乃果「ところで、絵里ちゃんたちは、何しにここへ?」

絵里「……それは」

海未「あまり遅くなると、ご家族が心配なさるのでは?それに、不審者が出るそうですよ。」

穂乃果「不審者?ドラキュラじゃなくて?」

 海未の言葉に、穂乃果が素早く反応。

ことり「ドラキュラさんか~。ことり、会ってみたいなぁ」

海未「ことり、そんな非現実的な。いる訳ないでしょ」

穂乃果「本当だよ!見た人がいたって」

絵里「その話、詳しく聞かせて!!」

 穂乃果の話に、いつも冷静な絵里が、机を叩き、穂乃果達の顔が触れる位、前のめりになった。そんな絵里を希は背中を優しく叩く。

希「絵里ち、穂乃果ちゃん達が怖がってるで」

絵里「ごめんなさい。そんな積もりはなかったの。穂乃果、その話、詳しく聞かせてもらえないかしら」

 荒くなった息を整え、絵里は話した。

穂乃果「うん、良いよ。私が聞いた話だと、夜、人通りが少ない道を歩いていたら、足音も無く現れるんだって。」

ことり「それが、ドラキュラさんとどう結び付くの?」

海未「そうですね。それだけだと、やはり不審者です。穂乃果、何故、ドラキュラに?」

穂乃果「私が見た訳じゃないから、よく分からないけど、その人の話だと、黒いマントに金色の目が光って、不気味だったって」

 

絵里(やっぱり、あの時の!)

 

 絵里は、話を聞いて、思案する。

絵里「穂乃果、ありがとう。希、私行ってくるわ」

 そう言って、踵を返す絵里。すぐに希は絵里の肩を掴んだ。

希「待って、絵里ち。一人で行くの?」

 いつものいたずらっ子の笑みを消し、真剣な表情で絵里を止める。

絵里「ええ、行くつもりよ。希は無理しなくて良いから」

希「私は無理してへんよ。それより、絵里ちは大丈夫なん?暗いの駄目やん」

 それは、μ,Sのメンバー全員、周知している。それでも、絵里は本気の様だ。

絵里「……行くわ」

 二人の会話がいまいち飲み込めない穂乃果達三人。会話に入り込めない状況も感じ取った。そんな三人を余所に絵里達は無言で見つめ合う。そこに、ことりの母で、この学院の理事長が部屋の入り口に立ち。

理事長「もう遅いから、みんな帰りなさい。」

ことり「…お母さん」

絵里「理事長……。分かりました。みんな、帰りましょ」

 絵里の一言に、その場にいたみんなが頷いた。

 

 

 

 

 その日、深夜。絵里は一人、人通りが無い道を歩いていた。所々、街灯が灯ってはいるが、ほとんど真っ暗な夜道。しかも、月明かり全く無い新月だった。

 

絵里(今日も現れないのかしら)

 

 金色の目の者に出会ってから、絵里はほぼ毎日、夜出歩き、その者を探していた。得体の知れないその者に、何故か心を惹かれ、本当なら怖くて外に出られない筈なのに、絵里は夜道を歩き始める。

 

絵里(どうしてかしら?暗いのは怖い筈なのに、会いたい気持ちが溢れるなんて)

 

 絵里が、一人物思いに更け歩くと、反対側から数人の人影が見えた。一瞬、身構える絵里。嫌な予感がしたのだ。その予感は的中する。四人組の男達が、絵里の周りを囲むように近付き、ニヤニヤと笑っていた。

男A「最近、夜中に絢瀬絵里が出歩いてるって話、本当だったんだ。」

男D「男でも漁りに来てんのか?」

男B・C「俺達が相手してやるよ」

 絵里は男達に捕まる。声を出そうにも、捕まってからすぐに口を塞がれて、手も後ろ手に組まれて、逃げ場は最早無い。状況は最悪である。

 しかし、男達の動きは、それ以上なかった。否、出来なかった方が正しい。それは、突然上から降ってきた。黒い何か。絵里は、一瞬でその黒い何かに包まれ、お姫様抱っこをされていた。目の前には、金色の目。良く見れば、その者は男性だった。

 

絵里(ようやく、逢えた)

 

 絵里は嬉しさのあまり、無意識にその者を抱き締める。男は戸惑いの表情を見せた。そして、絵里の顔を見つめ、ゆっくりと男達の方を振り向く。振り向く瞬間、風が吹き、ローブに付いていたフードが外れる。目鼻立ちがはっきりして、鼻筋もシャープなその男性は、まだ少し少年のあどけなさが残っている。絵里と年頃は同じ位であろう。

???「…夜の楽しみを邪魔するな」

 耳が恋しそうなその低音ボイスに、絵里の心臓が高鳴った。




 ようやく、二人の接点が強くなる場面にいきました。これから、二人の結び付きは、これを気に増えていきます。

 お気に入り登録して下さった狼牙竜さん。ありがとうございます。飽きさせない話を作って行きます。宜しくお願いします。

 皆さまの叱咤激励を宜しくお願いします。
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