~ハイスクールD×D~0番目の神滅具   作:killer2525

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遅くなりましたすいません。
今回はDMC要素が多々あります。



第三話:防げたはずの悲劇

「ふわぁ~ねむい。」

朝になり、家を出る前に庭に出る。

「さてと、日課を始めますか。『境界』発動っと。」

さっそく神器を使い、別空間への扉を開ける。

 

 

二時間後・・・

 

「よっし、そろそろ学校に行くとしますかね。」

ちょうどいい時間帯になったので神器で作った空間から出て、学校へ向かう。

「オッス龍!今日もまた眠そうだな。」

「そういうお前は朝から性欲旺盛でご苦労なこった。」

いつも通りにイッセーと会い、ともに登校する。

途中松田や元浜とも合流し、特に何事もなく一日を終える。

 

そしてその日の帰り道…

 

「あの、兵藤一誠さんですか?」

歩道橋の上で、見知らぬ女子から一誠が声をかけられた。

「あ、あの、私、天野夕麻といいます。」

緊張した様子でその女子は続ける。

「突然なんですけど、好きです、付き合ってください!」

 

その女子はかなり可愛く、むろんイッセーは二つ返事で了承した。

それを見ていた残りの変態二人組は悔しがっていたが、俺は

「(なんか引っかかるんだよな、こいつ。そもそもどうしてこいつの名前を知っていたんだ?俺の記憶によるとこんな奴は見かけたことすらないぞ?)」

 

日頃から訓練の一環として常に周囲に気を配っているし、見てもいた。

だが、どれだけ振り返ろうと、目の前の少女に似たような姿は一度たりとも見ていなかった。

「(それに、こいつから人以外の匂いもするんだよな…)」

昔から自身の持っていた力を恐れられ、やたらと襲撃を受けていたからこそ分かるようになった『魔力の匂い』が目の前の少女からするのも気になった。

 

「(一応保険はかけておくか。)おいイッセーおめでただから特になんも持ってねえけどこれやるよ。常に持ってろよ?」

そう言って小さな西洋剣と盾の組み合わさったようなキーホルダーを渡す。

「お、おう。サンキューな。」

 

 

ちなみにさっき神器を出して作ったものだったりする。

 

 

『守護騎士の護石』

創造系神器『加護作成』簡単なレベルの加護の付与が可能。

但し一つの物につき加護や効果は一種類まで。また、使用後必ず壊れる。

しかし、たとえどのような状況であろうと必ず発動するように作ることが可能。

『護石』と付いているが、実際に宝石などを使う必要もなく、無から作り出すことも可能。

 

 

「(使うはめにならなければいいんだが…)」

 

 

 

 

 

 

数日後…

とある公園…

「ねえ、イッセー君。お願いがあるんだけど。」

「なに?夕麻ちゃん?」

 

 

 

「死んでくれないかな?」

 

 

 

 

「え?じょ、冗談だよね?」

「ううん。本気。」

そう言って彼女は黒い翼を生やし、宙に浮かぶ。

そして、光でできた細身の槍を握る。

「(ウソだろ…いやだ、死にたくねえっ!)」

そう強く思った瞬間。

 

 

ポケットの中に入れてあったはずの物からの堅い感触が消え、

 

「ちっ。やっぱり煤まみれのクソガラスだったか。」

舌打ちをし、暴言を吐く(親友)がいた。

 

 

 

 

side 龍之介

いつも通りランニングをしていると、自分の体がどこかに引きずり込まれるような感触がした。

そして目をつむり、開けた次の瞬間には、

「ちっ。やっぱり煤まみれのクソガラスだったか。」

こちらを見て驚き、安心した様子のイッセーがいた。

 

「あなた、何者?」

イッセーの彼女だった堕天使からの質問に、

「お前が知る必要はねえ。どうせ死ぬんだからな。」

そう言い返す。

 

「騙すこと自体は否定しねえ。俺たちだってしょっちゅうやってることだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーだが、俺のダチの思いを踏みにじることは許さねえ。」

決意を込め、怒りが今にもあふれだしそうな顔をしつつ、言い放つ。

「『この身の内に宿りシ魔神よ、俺に力を貸せ。

  己の野望のために振るうことなく、

  ただ己の大切なものを守るために。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーDEMON SHALL RIZE』」

 

暴力の化身が、顕現する。

 

「『イッセー、ここから逃げろ。』」

「え?」

「『こいつのことは俺に任せてお前は逃げろ。この程度の奴相手に俺が負けると思うか?』」

「…わかった。死なないでくれよ。」

「『無論だ。』」

 

そう言って一誠は走り出す。

 

ーーーーー思えば、この時俺は一誠をこの場に置いておくべきだった。

そうすれば、こんな結末を迎えることもなかったのに。

「『さてカラスちゃん。俺と一緒に殺し合い()ってもらおうか?』」

「くくく、ええいいわ。一緒に殺し合い()りましょう。」

 

そして戦い始めてしばらくのち。

「ここにいたか、レイナーレ。」

「『あ?っっっ!?』」

俺は戦いに夢中になりすぎて気づかず、そう言った声が聞こえた時には

 

 

俺の胸から、光の槍が生えていた。

 

 

「『痛っ・・・!?イッセー!』」

そして俺の見た先には、

 

 

 イッセーが、腹に穴をあけて、先日会った堕天使に抱えられていた。

 

「……随分ひどい傷を負ったな、レイナーレ。」

「ゲホッ、ゲホッ。この程度の傷、『聖母の微笑』を使えばすぐに治る。

それに目標は達成した。引き上げるわよ。」

「そうだな。どうせそこの男もじきに死ぬ。いつまでもこの場に留まる必要もあるまい。」

そう言って、奴らは飛び去る。

 

「畜生。畜生っ!」

俺は涙を流し、自分自身を攻め、地面をひたすらに殴り続けていた。

ーーーーーーー魔神化の反動で、悪魔の腕に変異した右腕で。

「くそっ、どうしてだ!どうして守れねえ!

 力か!それとも代償が足りねえのか!

 どうして俺の大切なものばかりこうまで傷つく!

 俺なんかがそばにいるせいで、こうなるのか!」

 

なんとなくイッセーの方を見ると、赤い光が漏れていた。

すでに俺の腕は元に戻りかけていた。

そして当然、胸の傷もなかったかのように消えている。

当然だ。

俺に許されているのは、無に還る以外、許されていないのだから。

自嘲しつつ、一縷の望みをかけ、イッセーの体を探る。

 

「…この紙、か?」

そうつぶやき引きずり出したのは一枚の紙。

一瞬光があふれ、そこにいたのは…

 

「あなたね?私を呼び出したのは。」

紅色の髪をした。先輩だった。




どうでしょうか?
ちなみに魔神化は神の字にしました。
龍君は昔両親を失いかけ、意図せず魔神化したことによりかろうじて守り切れました。
しかし、敵が死にぎわに放った攻撃に対処しきれず、父親の背中には傷跡が残ってしまいました。

魔神化のイメージとしてはDMC4のダンテさんの魔人化、悪魔化した腕はネロさんのデビルブリンガーみたいな外見です。
最後の紅髪の人は無論あの人です。
次回はもう少し早めにできるかな?
でも講座や合宿もあるので遅くなるかも…
すみません。とても不定期で。











DMCといえば、主人公串刺しは通過儀礼ですよね?
   ふひひ、ふひひ。
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