~ハイスクールD×D~0番目の神滅具   作:killer2525

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長いです。





以上。


第五話:遭遇

「(ぐっ!?この力、久しぶりだな。後の反動が怖そうだな。)」

「何者だ、貴様!私の邪魔をするのか!」

「『ああ、させてもらうさ!手前ごときにこいつを使うのは癪だがなっ!』」

 

ゴッ!

 

目にもとまらぬ速さで堕天使の懐に潜り込み、殴りつける。

「(試してみるか。)」

そう思い、右手をデビルブリンガーに戻す。

「がはっ!貴様よくも!」

「『しゃべてる暇あったら手を動かすべきだったな!』」

そして右腕を勢いよく前に突き出し、握りこむ。

「ぐっ!?なんだ!?体が動かんだと!」

 

成功っ!あとはこの腕の力を離すような感じで…

 

「なっ!?引き寄せられるだと!」

このままホールドキャリバーで押さえておいて、

「『ここがお前の死に場所だぁっ!』」

そう言って背中からリベリオンとレッドクイーンを取り出し、

「『いくぜ、ショウダウーーーちっ!』」

ホールドキャリバーから堕天使を遠くにブン投げ、

自分は近くの木の上に飛び乗り、リベリオンを仕舞い、

レッドクイーンを肩に担いで木に腰掛ける。

 

ーーーーーーー無論、魔神化は顔だけ戻さず、右腕もまだデビルブリンガーの発動している状態だが。

 

そしてイッセーのそばに紅い光を放つ魔方陣が現れ、リアス・グレモリー、姫島朱乃、背の低い白に近い銀髪の少女、そして金髪の美少年が現れた。

「私の眷属に手を出さないでくれるかしら?落ちた天使さん。」

「ふん、手を出されたくないのならば自分の下僕の管理はしっかりすることだな。

でなければうっかり私たちがはぐれと思って始末してしまうかもしれないのでな。」

「ご忠告痛み入るわ。用がないのなら立ち去ってくれないかしら?」

「ファッファッファッ、随分と威勢のいいことで。」

そう言って堕天使は飛び去って行った。

 

「っつ!部長!誰かいます!」

突然金髪の男が剣を取り出し、忠告する。

 

「『よくわかったな。これでもそこそこ気を使っていたんだが。』」

そう言って俺は木から飛び降りる。

「あなた、何者?」

グレモリーが俺に聞く。

「『さあな。ま、あんたと同じ駒王学園の生徒だよ。ちなみに高等部二年な。』」

「「「……」」」

「『さて、と。特に何もないなら帰らせてもらうぜ?』」

「待ちなさい!」

そう言ってグレモリーは魔力の塊を俺の足元にあてた。

「『ん?まだなんかあるのか?』」

「あなた、私のかわいい下僕に何をしたの?」

「『あ?何もしてねえよ。むしろお前らが来たせいであの堕天使フルボッコ出来なかったじゃねえか。』」

「…そう。どちらにしろ、あなたには私たちと一緒に来てもらうわよ?。」

「『大変魅力的なお誘いだが遠慮させてもらうぜ?いろいろめんどくさくなりそうだからな。』」

「だったら力ずくでも来てもらうわよ!祐斗、子猫、朱乃。行くわよ!」

「「「はい!」」」

 そう言ってイッセー以外が襲ってくる。

「『ふむ。Wanna dance? Let's dance!』」

そしてレッドクイーンを構える。

「はっ!」

男がなかなかの速度で切りかかってくるが、

「『まだまだだぜ?』」

その攻撃を見切り、右手で握って止める。

「なっ!?」

「『歯ァ食いしばりなっ!』」

レッドクイーンの柄で殴りつけようとしたが、

「祐斗先輩!」

そう叫んで横から飛び込んできた小柄な女子に殴られる。

「『おっ!?なかかな良い筋しているな。だがまだまだだ。』」

そう言って少しだけ強めに押し返す。

「うあっ!?」

「あらあら。危ないですわよ。」

黒髪の女が構造を柔軟にした結界で受け止める。

ちなみに剣を上空に投げたので素手である。

男の持っていた剣も離したので今はかわし続けている。

「『なかなか早いが、まだ遅いぜ?そんなんじゃあ当たらねえよ。』」

男が突進して剣を突いてくるが、それを避け、通りすがりざまに後ろから軽く押す。

そしてその隙に上空から落ちてきたレッドクイーンを受け止める。

そのまま地面に突き立て、イクシードを吹かす。

「『おいおい、力ずく連れていくって言った割には全くダメージ入ってねえぞ?』」

「あらあら、でしたらこれはどうかしら?雷鳴よっ!」

 

ズドオオンッ!!

 

「『おおっ!?雷!?これは予想外だな!なかなか面白そうじゃねえか!』」

驚きつつ右手でレッドクイーンをしっかりと握り、先を上空に向け避雷針代わりにする。         

「『っと、ん~ブリッツの電撃のがまだまだに上だな。ヴァジュラに比べたら静電気みたいなもんだな。  

軽くレッドクイーンを振り、左手に持ち右手を軽く握ったり開いたりする。

「えっ!?私の雷撃が効いてない!?」

「ならこれで消し飛びなさい!」

と言って赤黒い魔力を放つ。

「『おおっ!?なんかやばそうな魔力はなってんなこれ。』」

念のため左手でレッドクイーンを掴み男の剣を止め、右手で飛んできた魔力を握りつぶす。

「…まずいわね…」

相手は一度倒れているイッセーの傍に集まる。

どうやらイッセーは自分が襲われたショックで気絶し、こいつらはイッセーが俺に傷つけられたと勘違いしているようだ。

「『(面倒だな。)』」

そう考え、戦闘から撤退へと方針を変える。

「『……どうやら、勘違いしているみたいだな。』」

「何をかしら?」

「『念のために言っておくが、俺はあの堕天使とは関係ねえぜ?』」

「えっ!?」

「『はぁ・・・やっぱりか。気になんならあとでそこの男に聞きな。』」

そう言ってイッセーを指さす。

「『めんどいのは苦手なんでな。そろそろお暇すんぜ?』」

そう言って以前創った神器をセットする。

「『じゃあな。あばよ。』」

そう言って後ろ向きに倒れこみ後ろが水だったかのように地面に沈み込む。

「「「は?」」」

 

神器:『影世界の写し鏡』

反転世界・影でできた世界の中に入ることのできる能力。

影の中の世界では距離はなく、どんな距離でも近くもあり遠くでもある距離になる。

影の世界で大切なのは『実際の距離』ではなく、『思いの強さ』である。

※便利なのでなんやかんやで多用されます。

 

 

そのまま影の世界で三メートルほど歩くと出口のような光の見える隙間が現れる。

「『ふう。めんどかったな。まあ体を動かすこと自体はできたな。』」

そう言って今度は完全に魔神化を解除する。

 

 

 

 

sideリアス・グレモリー

「なんだったのかしら、彼は。」

そうつぶやく。

「ええ、そうですわね。」

それに答えつつ朱乃が近づいてくる。

「祐斗君の速度を遅いと言い切ることができ、

子猫ちゃんの打撃ですら対してダメージが入らない。

私の雷撃も大して効かず、

部長の消滅魔力ですら軽く握りつぶす。

いったい、彼は何だったんでしょうか?」

「ええ、僕も驚きましたよ。まだまだだとは思っていましたが、

まさか遅いと言い切られるとは。」

祐斗も会話に加わる。

「あの人、とっても体か硬かったです。

私も殴った方の手が痛かったです。」

子猫も殴った方の手が痛かったらしく軽く手を振っている。

「…彼、駒王学園高等部二年と言ってましたわね。」

「ええ。」

「彼のこと、明日探してみましょう。」

「そうですわね。」

そう言ってイッセーを介抱する。

「う、うう・・・って、え!?り、リアス先輩!?どうしてここに!?」

どうも慌てているようだ。

「っ!?そうだ!あ、あの堕天使は!?俺を助けてくれたあの人は!?」

「…?あの人って、どんな人だったの?」

「なんか変わった鎧を着ている人で…右手が青く光っていました。

 あと西洋剣を二本持ってました。

 あとそのうちの片方は持つところがバイクのハンドルみたいになってました。」

「…間違いないわね。」

「ええ、ほぼ間違いなく彼かと。」

朱乃とそう話し合い、朱乃がもう少し聞く。

「そのあとは何か言ってましたか?」

「すいません…あまりよくは…ただ恐ろしく強かったことは記憶にあります。

 ところでどうしてここに?」

「あら、まだ言ってなかったわね。

 私はあなたのことが心配になってここに来たのよ。」

「え、えっ!?先輩っ!?」

「とりあえずもう夜も遅いわ。帰りましょう。

 あなた、一人で帰れる?」

「あ、はい。大丈夫です。」

そう言って先輩に別れを告げ、帰ろうとする。

「あ、言い忘れてたわ。

 明日、あなたに迎えを向かわせるから、その子について行ってちょうだい。」

「え、あ、はい。わかりました。」

 

そうして一日が終わる。

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