外道らしく畜生らしく   作:穴ザー

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どうも、穴ザーと申します。
唐突に書いてみたのでもしよければ読んでってください。
ジュラシックパークを見ながら推敲もせず書いたので誤字とかあっても許してね。


プロローグ

高校一年の春、進級までもう少しという時のことだ。

俺の元にある知らせが届いた。

 

『間黒がイジメ受けて自殺した。』

 

間黒、ってのは中学の同級生のことだ。

そんでこの電話をしたのも中学の同級生で竹本と同じ高校に進学したやつだ。

 

「おい、どういうことだ鈴木。」

 

『間黒がよ、学校の不良どもに散々イジメられて死んじまったんだよ。 自分で。』

 

佐波()、間黒、鈴木って言ったらうちの中学じゃ有名な方だった。

三人組で馬鹿やって、一時期三人だけで部活やって、とにかく滅茶苦茶中が良かった。

その中でも間黒はリーダー格で、部活でも部長。

どう考えても自殺をするようなやつじゃ無い。

 

「おい鈴木、てめえの高校は北高だったな?」

 

『ああ、そうだけど… 何する気だ? 佐波。』

 

「決まってんだろうが、殴り込みだ。」

 

電話を切り、アルバムの中から間黒の姿を探した。

 

 

明朝、俺はいつもと違う電車に乗り、北高の校門前に行った。

そして通学してくる生徒の中から、不良らしき奴を探し出す。

 

「おい、お前。 間黒って奴しってるか?」

 

「ああ、つい一昨日死んだやつだろ? 今ちょうどその話ィしてたんだよ。 何お前、間黒の知り合い?」

 

「ああ、中学時代にな。」

 

「そうなのか! 俺らマジすごくね? 直接手は下さず人を殺したんだぜ?」

 

ギャハハハ、と周りの奴らと笑う不良。

あ、もうダメだ。 むしろよく耐えた。

 

「そうか。 お前、名前は?」

 

「あ? 波瀬だけど?」

 

「そうか、くたばれ。」

 

目の前の男の顔面に正拳突きを叩き込む。 完全にノーガードの顔面に拳を食らったそいつはそのまま地面に倒れた。

 

「なっ、お前何しやがる!」

 

「俺はよぉ、間黒の親友なんだよ。 あいつは中学んときハンドボール部のキャプテンでさ。 人気者だった。」

 

殴りかかってくる奴の拳を避けて、脇の下から俺の腕を回して後ろ首の襟を掴む。 そしてそのまま全力で引っ張り、校門の壁に叩きつける。

 

「おい、早く主犯格呼べよ。 そいつに1番復讐してえんだからさ。」

 

「うっせぇ!」

 

大ぶりな拳を後ろに下がることで避け、脇腹に蹴りを入れる。

腹を抑えて蹲りかけるそいつの顔面を横から蹴り上げる。

 

「おい、何やってんだお前。」

 

現れたのは、身長180cm程の学ランを着た男だ。

身長160cmと小さい俺には見上げるような大男。

 

「お前が間黒イジメてたやつか?」

 

「あ? おめえに関係ねえだろうが。 それより後ろのやつらは俺のとこのモンだぞ?」

 

「後ろ…? 悪いな、羽虫を潰したことは覚えてないタチで。」

 

「そうか…」

 

「お、やるなら握手をしよう。 俺は武道家でな、戦う前には握手をすると決めているんだ。」

 

「そうか。」

 

俺の握手を求める手に、あちらも右手を差し出す。

その瞬間… 金的に蹴りを叩き込む。

 

「ガッ…?」

 

「悪いね、王道よりも外道が好きなんだ。」

 

泡を吹きながら倒れるそいつの横っ面を蹴り飛ばし、そのまま帰り。

中学のアルバムの間黒の写真を見て涙を流した。

 

♦︎

 

「停学、ですか。」

 

「ああ。 中学の同級生が大切なのは分かるが… さすがに他校に殴り込みはいかん。」

 

翌日、登校した俺は職員室に呼ばれ、停学を告げられた。

まあ正直処置なしで終わるとは思っていなかったし退学で無いだけついている、ってもんだ。

俺はそのまま荷物を持って帰った。

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