神喰絶唱シンフォギア   作:アドル・レンカ

1 / 11
0と1、連結しただけ


EPISODE-0
CHAPTER-00


――――ハァっと思わずため息を青年は吐く

 

周辺は瓦礫の山で、此処で壮絶な戦いがあったことを示しており未だそれが続いているということ

 

地下の本部に続く道は学園が崩れ、さらに戦闘の影響でさらに酷い状況であり実質使用不可という事が窺い知れる

 

頭部に装着されているヘッドパーツからはノイズ雑じりに地下から青年を呼びかけ止めさせようとする《者達》の声がしつこいほど聞こえている

 

バイザーには青年と今まで共に歩んできた《相棒》、そしてその身に纏っている《シンフォギア》のステータスが映し出されている

 

青年自身のステータスは異常を示し、しかし《相棒》と《シンフォギア》は辛うじてイエローゾーンであり自身が纏っているモノと今握りしめている《相棒》逹は所々皹が入っていたり砕けてたり・・・

そして青年の右腕総てが人でない何かに侵蝕されている事を示す《アザ》がある

 

――――グルルゥと低くうなる獣の声に反応しすぐさまバックステップで下がり距離をとる。

 

視線を先程まで青年がいた場所に移せば、漆黒の身体に邪悪な人間の顔を持つ四本足の異形がいる

 

本来なら【この世界】には青年と同じく存在する筈がないモノ

 

ハァ、ともう一度ため息を吐きながら青年はその手に持つ《相棒》――神機を強く握る

 

そして、地を蹴り異形へと突撃する。手の持つ神機を振りかざしながら、また同時にどうしてこうなったけ・・・と暢気に考えながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然だが、朝起きたらいきなり別世界にいる、なんていうのはよくネットの二次小説にありがちな展開の一つである。

そして、大概そんな目に会う奴ってのは神様に誤って殺されたとか何とかで特典貰って自分の好きなアニメやゲームもしくは小説の世界にて第二の人生を送り、俺TUEEEEEEEEE等をするんだろうかと考える。

もしくは、平穏な暮らしをするのもいるのではないか?と考えたりする

 

キャーノイズダーニゲロー

 

「・・・ぅ」

 

ドーン!バーン!

 

なぜこんな事を語り出すかというか考えているというかいったい誰に言っているんだ俺は!?

・・・まぁいいか、状況整理ということで続けよう、こんな状況ではピヨっても致し方ない。

 

イヤダシニタクナイヨー!ママーイヤダダタレカタスケギャァァアアア

 

「うぅ~あ?」

 

ガラガラガラ・・・ズズーン

 

え~っとなんだっけ?ああ、そうそう転生だ転生。

その転生でもいろんな生方が、人生がある。

そして、そのはじめ方もいろいろとパターンがあるんではないか?

そう例えば、神様に会ってその際にもし神様の手際違いでの事だったら謝罪が入ったりしてから特典をもらって、いや転生先が最初か・・・

 

キャーキャーワーワー

 

「・・・あぅ」

 

クソーナンデジュウガキナ・・・ギャアアアア

タイチョウコノママデハゼンメツデスイマスグジンメイカツドウシナガラテッタイヲ!

クッ!ソウインキュウジョカツドウシツツテッタイセヨ!カナラズイキテカエレ!

イエッサー!!

 

うんまぁ、転生先決めて特典決めて、貰って自分の姿決めたりしてそれからLet転生と言う流れなんだろうと思う。

・・・自分ではそう考えているつもりだ

 

・・・・・・

 

「あぅあ、ぅ?」

 

・・・・・・

 

さてそろそろいい加減に状況把握というなの現実逃避はおしまいにして確認だ

まず、家でGOD EATER RESURRECTIONとアプリのシンフォギアXD UNLIMITEDやりつつGEのアニメやシンフォギアのを見たりしていたんだよな・・・

んで息抜きにちょっと水分とって・・・それからどうしたっけ?

そういえば、なんとなくシンフォギアの世界にいってみたいなんて思ってたなぁ~

そっからは一切思い出せなくなってんだよな、たぶん寝落ちしたんだろう・・・

 

「・・・あう」

 

んで転生したから、この赤ん坊の姿になってる・・・か

一応生前?の名前と姿は覚えてはいるんだけどな・・・まぁ、関係ないかこうなった以上は

しっかし今までこう、暢気にいたわけだが此処はシンフォギアの世界だよな

さっきまでノイズいたわけだし・・・

そしてなぜか襲われずにスルーされ続けた俺である

と言うか、俺の家族はどこに?まさかノイズに襲われたんじゃ・・・

てかそもそもなんでこんな所に一人でポツンといて誰もいない!?

誰も気づいてくれない!!?(泣いていないので誰も気づきません)

それどころか、さっきからずっと雨ふっててやばいっす(さらに雨のせいで音が打ち消されています)

 

「・・・ふぁ」

 

あ、やば、眠くなってきた。さすがに赤ん坊の体だからすぐに眠くなるのか?

ともかく此処から移動したいけど、どうにもならんか?

少なくとも今はノイズはいなさそうだし、あの特有の音も聞こえない

なら、誰か心優しい人に救われることを願って寝るか・・・

そろそろ起きているのも限界だしな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして・・・

特異災害対策機動部が現場に到着・・・

その中にはなぜかある夫婦と一緒についてきてしまった一人の少女の姿もあった

暫く大人しく夫婦のそばにいたようだが退屈になってきたらしく、親の目を盗んで探検と称してひとりでに動き始めた

そして・・・

 

「・・・あれ?」

 

戦闘の傷跡残る、そんなところに建物の影に入るように一人の赤ん坊が大きな水溜りの真ん中でひっそりと寝息を立てて眠っている

 

「あ・・・」

 

少女が此処に来るまでにすでに雨はやんでおり、空は雨雲が少しずつ晴れていき、

雲の隙間から差し込む光が、水溜りの真ん中でひっそりと眠る赤ん坊を照らす

 

「・・・きれい」

 

その光景は少し前に見た花の図鑑に載っていた『蓮の花』のようだった―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回起きたノイズの発生における事件にて生存者は(ゼロ)と新聞に載る。

しかし、特異災害対策機動部内部のみ当時の出来事は違った

生存者は唯一人・・・特異災害対策機動部に所属するある夫婦と共について来ていた少女がみつけた、水溜まりの真ん中にひっそりと眠っていた赤ん坊だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界で目覚め寝落ちしてしまったあの日から4年が経過していた

 

 

 

あの寝落ちした後、現場に来ていた特異災害対策機動部に《運良く》救助、保護された。

 

その後、色々と調査があったらしいが特に大した事があったわけではなかったらしいが、聖遺物との適合率がある程度普通の一般市民より高いという事らしい

 

ちなみに何故らしいかと言うと・・・

 

 

 

ドタドタドタ・・・バン!!

 

 

 

「レンカ、姉ちゃんと遊ぼうぜ!!」

 

 

 

「なぁ…いきなりノックなしで入ってくるのは止めてよ」

 

 

 

いきなり部屋の扉を蹴りあけて侵入してきたのは赤髪の少女

 

8歳である。

 

 

 

「え~別にいいじゃん、そんな事よりはやく遊びに行こうぜレンカ」

 

 

 

「ちょ、引っ張るなこける!?」

 

 

 

強引に手を引っ張られ部屋を飛び出していく

 

そのまま、一階に下りリビングに

 

 

 

「お母さん、お父さんレンカと一緒に遊んでくるぜ」

 

 

 

「ああ、いってらっしゃい気をつけてな」

 

 

 

「いってらっしゃい、二人とも」

 

 

 

そう言ってリビングで映画を見て寛いでいる両親

 

 

 

「いや、姉ちゃん俺どっちかと言うと遊ぶより映画みたい」

 

 

 

「いいや、レンカは姉ちゃんと遊ぶんだ!!」

 

 

 

そういって赤髪の少女《姉ちゃん》はそのまま俺の手をつかんで走り出す・・・が

 

 

 

「って、うぉたちょ!?」

 

 

 

いきなり走り出した為引っ張られるもんだからバランスを崩してしまう

 

ちなみ自分は5歳なので身体が力一杯8歳児に引っ張られると・・・

 

 

 

「「ぎゃ!?」」

 

 

 

案の定こけてしまった

 

 

 

「大丈夫か二人とも?」

 

 

 

「気をつけなさいよ?レンカ、奏」

 

 

 

「あはは、だいじょうぶだいじょうぶ!!いくぞレンカ!」

 

 

 

「あ~もうわかったよ。行くから手はなして姉さん」

 

 

 

「いいや、このままいくぞレンカ!!」

 

 

 

「なんでぇえ!?」

 

 

 

そんな二人を笑顔で見つめる《天羽夫婦》で俺の両親

 

そして俺の手つかんで引っ張っていく赤髪の少女で俺の姉さん《天羽奏》

 

4年前に俺を見つけて拾ってのは《奏》であり

 

引き取ったのは奏の両親である《天羽夫妻》だった

 

ちなみに話が戻るが、俺を検査したのはあの櫻井了子だったという事とその検査結果が『聖遺物との適合率がある程度普通の一般市民より高い』と言うことだったらしい

 

この事を天羽夫妻から聞いた時は、正直マジで怖かった

 

何せ第一期『戦姫絶唱シンフォギア』のラスボスでもある存在だ

 

正直、恐怖を感じない等あり得ない

 

まぁ、検査結果が少し適合率が高い程度と言っていたけど実際本当にそれだけなのかは不明である

 

そもそも、なぜ彼女が検査を行ったのかが疑問だ

 

何せこっちは唯の一般人で当時は赤ん坊だぞ?

 

偶々運が良かったと考えるよな?

 

普通なら・・・

 

・・・いや、普通じゃなかったわラスボスだったわ

 

や、でも・・・・・

 

 

 

 

 

とな感じでひたすら考えて考えていたんだけど・・・

 

当時、俺という新たな家族もとい義弟ができたことで狂喜乱舞していた奏に振り回されるせいでそれどころでなく、気が付けば・・・

 

 

 

 

 

 

 

ま ぁ 、 い い わ ! ど う に か な る で し ょ ‼

 

 

 

 

 

 

 

という楽観的というか思考放棄と言いますか・・・

 

ようは現実放棄するはめになりました

 

本当、そん時は考えられるような余裕はなく暇さえあれば突撃してくる姉の対応に忙しかった・・・

 

本当、マジで・・・

 

後から養子縁組してくれた両親からは、弟が欲しかったらしく、そんなときに俺が弟になったから嬉しかったらしい・・・と奏の様子を教えてくれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、その様子は今も相変わらずなんだけどね?

 

・・・充実しているからいいけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、ちなみに俺の姿なんだがGOD EATERのアニメの方の主人公・空木レンカと瓜二つ

 

と言うかそのまんまだったわ

 

初めて鏡を見た時は本当に驚き同時に喜びもした

 

何せGOD EATERの主役もとい主人公でゲームの方でもキャラをレンカにしていたほどだからな

 

まぁ、これはわかった理由の1つにしかならないんだけど、この世界にくる前にアニメで見ていたしゲームでも使っていたんだけど・・・

 

何でいまだに鮮明に覚えているんだろう?

 

普通なら4年も過ぎれば殆ど忘れるんだろうけど、思いだそうとすれば直ぐに思い出せる

 

しかも、かなりの量なはずなのに時間はかかった

 

としても本の数秒しかたってない(実際に計ってみたら、そうだったし)

 

不思議なもんだな・・・

 

 

 

 

 

 






主人公設定
名前
 天羽蓮華(レンカ)

基本的にGOD EATER(アニメ)の主人公である空木レンカと同じ姿
成長していくにつれ、自分がGEのレンカと同じ姿と気付く。
ちなみに気付いたのは5歳の頃
天羽奏とは3歳離れで、1歳の頃に4歳の奏に見つけられ救助、その後に天羽夫妻に引き取られる
とある《因子》をいつの間にか身体に宿している
それが何時からなのかは本人は知らず、また周りも誰も知らない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。