神喰絶唱シンフォギア   作:アドル・レンカ

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さ~てchapter10書けたし投稿するか・・・
と、その前に情報確認っと・・・ん!?
な、なな・・・評価付けて貰えて、いるだとぉお!?


と、とりあえず・・・chapter10、どうぞ( ゚д゚)ノ


CHAPTER-10

あれから直に僕は追っ手と交戦状態に―ならず、とりあえず移動することにした

幸い天気は移動している内に曇りだし、雨が降り出したおかげでレーダーに移っていた赤い点(追っ手)は移動速度を落とし、結果完全に逃れることに成功した

・・・なぜかレーダーにクリサンセマムを示すマーカーが何度か出現していたが、流石に頼る訳にはいかなかった為無視していたら出なくなったが・・・

たぶんいつか現れるよな、クリサンセマム?

・・・ともかく其れからというも暫く(移動)を続ける事になった――イザークさん曰く宛がある、と

そして完全に追っ手が来ない事を確認できた数ヵ月後、僕は新たに建てたイザークさん一家に暫く厄介になっていた・・・

理由は幾つか・・・

最初は行宛ても無くなってしまった為どうしようかと考えていた時にまず、イザークさんに暫くこの家にいないか?と誘われるが、あまり長居するつもりなく丁重に断っていたが、どいう訳か何時の間にか懐かれていたキャロルにも居て欲しいと言われ、なんやかんや相談しているうちに結局僕が折れることになり暫く厄介になる事になった

そしてもう一つ、移動拠点『クリサンセマム』のことだ

・・・マーカー消失からまったく音沙汰なしで一応持ってきていたデバイスを操作するも現在の武装の状態やらなんやら確認できるだけで手がかりがなくなってしまい完全にお手上げ状態になってしまった為、結局好意に甘える事になり居候を決めた

・・・一応、ヒモになるつもりはなく研究か何か手伝う事無いか模索した結果、実験器具の清掃や家事の手伝い等の雑用となった・・・

―ま、たまに錬金術の材料または実験材料集めに同行すれば何故か、神機用の回収素材が出てきてびびったが・・・

うん、なんでまた関係ないのが出てくるんだ?

 

 

そしてなんとなくイザークさんとキャロルたちと楽しく充実に暮らして―――1年が、過ぎたその日の夜はちょうどイザークさん達と邂逅した日だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日、いつもと同じように起きてパパに挨拶して、いつもはまだ寝ているであろうシュルク兄ちゃんを起こしに部屋に向かった

 

―ただし、この日は違っていた―

 

部屋に辿り着き扉をあけた先には寝ているであろうシュルク兄ちゃんは―

 

「・・・居ない?」

 

う~ん、すでに起きていた?

いやいや無いか・・・なにせ今日は大雪

いつものお兄ちゃんなら布団に包まって「・・・寒い、出た無い」なんて言って意地でも出てこない感じなハズ

・・・いつもの?(・・・・・)

そう言えば昨日、少し様子おかしかったような・・・

 

「どうしたんだい、キャロル」

 

「あ、パパ?お兄ちゃん居ないけど知らない?」

 

「う~ん、見ていないけど」

 

「確かに居ないね・・・うん?」

 

何かに気づいたのかパパは机に向かった

部屋の中はいつもと同じでパパの部屋と同じように散らかっていた

ただし―何時も(・・・・・・・)なら部屋の奥の台に設(・・・・・・・・・・)置してある筈の赤い剣(・・・・・・・・・・)神剣(・・)モナド(・・・)』―を除いて

 

・・・ない、モナドがない!?

 

「パパっ!?」

 

「あ~、大丈夫だよキャロル?彼ならいつもの場所に居るらしい、コレに書いてあるから」

 

そう言って慌てた私にパパは手に持った手紙(・・)を見せてくれた

その手紙にはこう書かれていた

 

 

―なんかやけに眼が早くから覚めたから何時もの所にいます―

                            ―Byシュルク―

 

 

 

「・・・ッ!ッ!?ッ!?!」

 

「あ、あははは・・・」

 

「・・・ちょっとお兄ちゃんのところに行ってくる」

 

「・・・ほ、ほどほどにね~」

 

・・・父親の声を背に部屋から出て行く少女の顔の表情が消え能面と化す

その少女(キャロル)の行く先は朝早くから出て行った哀れな子羊(お兄ちゃん)である

 

 

 

そして数分後・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

―ウワァァァァアアアア!?―

 

 

 

 

こうして哀れな子羊(お兄ちゃん)に少女《キャロル》の怒りが落ちた

ただし、何が落ちたかはわからない・・・その場に居合わせたモノ達のみぞ知る事である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほどの惨劇から帰宅後、直にみんなで朝食をとって暫くした後

キャロルが家事をやり始め、邪魔だということでイザークさんと一緒に外に出た頃―僕は話を切り出した

 

「・・・いきなりなんだが、そろそろ帰ろうかと思います」

 

「・・・ん?」

 

「いやだからそろそろ帰ろうかなって」

 

「それは、突然だね・・・いつだい?」

 

「ん・・・たぶんだが、大体4日から5日くらいかな・・・」

 

・・・今朝方、唐突にデバイスにクリサンセマムの所在を示すマーカーが点滅しだしていた

マーカーが消えるまでの―クリサンセマムがいなくなるまでのタイムリミットはデバイスに表示してあった為すぐ答えられた・・・

 

「・・・短いね」

 

「ええ、これ逃したら何時帰れるかわかりませんし・・・もしかしたら唐突に消えるかも知れません、マーカーもそうですが僕も」

 

一応、イザークには自分が未来から来た人間と伝えておいた

・・・何故か一発で信じられてしまった

ともかく、その為イザークからは追求はないが・・・

 

「その事はキャロルには・・・まだ伝えてない様子だね」

 

「・・・気付いたのが今朝方なんです」

 

 

「・・・それはまた唐突だね」

 

ホント唐突過ぎる・・・

 

「・・・んじゃ、ちょっと伝えてきますわ」

 

「あ、今日もまた集めに行くつもりだから護衛及びに手伝いよろしくねシュルク君」

 

「はい・・・うん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・そして、マーカーが出現してから3日目の朝が来た

 

マーカーが出現したその日、イザークさんに伝えた後頃合見てキャロルにも伝えた

そのとき、一悶着あったが・・・その日と翌日、キャロルの落ち込み具合は酷く家事や錬金術にも失敗して心、此処に在らず、といった様子だった

とりあえず、イザークさんに自分が帰ったときに念の為キャロルにも自分の秘密を教えてください、とお願いしておいた

まぁお願いしただけであってどのように説明するかは言ってないからどんな風に伝わるかはイザークさん次第なんだが・・・

・・・で3日目の朝、起きて朝食をとりに部屋から顔を出してみれば

 

「あ、おはようお兄ちゃん!」

 

「お、おお・・・おは、よう?」

 

「・・・?フフッおかしなお兄ちゃん」

 

何故か急にいつものキャロルに戻っていた

 

「???と、とりあえず顔洗ってきます・・・」

 

「は~い、もうすぐ御飯出来るからパパも呼んで戻ってきてね?」

 

「あ、ああわかった」

 

そう答えてドアノブに手をかけて開け隙間風が入って―直後、背筋に悪寒が走り身震いした―銀世界が広がった

 

「おおぅ、ま~た積もってやんの・・・」

 

銀世界―雪が積もり、辺りは積もった雪で乱反射する日差しで少し眩しく冬の冷気が身をさしてきた

 

「・・・さむっ!?」

 

と、とりあえず顔洗ってこよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・シュルクが開け顔を洗いにドアを開けたとき、室内で朝食の準備をしていたのはキャロルただ一人だった

そしてシュルクがドアを開けた時に感じた背筋を駆け抜けた悪寒は開けたドアからではなく室内から(・・・・・・・・)だった(・・・)

シュルクは気付かない、気が付かなかった・・・

彼の後姿を見つめたモノの瞳が―少し濁っていた事を・・・

 

 

「・・・フフフ・・・」

 

 

そしてその顔に薄い笑みを浮かべて笑って―

 

 

―・・・ジュゥ~~―

 

「あっ!?ああ、しまったぁ・・・」

 

―ていたのはホンの一瞬で、調理中の物が焦げる音で元に戻っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ビュウと吹いた風に思わず身を縮込ませた―

 

「ぅう、さっみぃ~」

 

・・・防寒具を―イザークさんからローブをキャロルからはマフラーを貰った―着込んでいても顔や手は剥き出しの為、冬の冷気が撫ぜて行き寒さに震えているシュルクは―僕は町の店の外にいた

 

朝食の後、三人で町に出かける事を―どうやら前日のときにディーンハイム一家で決めていたらしく―伝えられ、半強制的に―断ろうとしたキャロルに睨まれた為―出かけてきていた

・・・で出かけて町先で二手に分かれまた後で合流する流れになり、イザークさんはちょっと知り合いの元へ向かってしまった

そして僕とキャロルは・・・キャロルの買い物に付き合っていた

まぁ、買い物と言っても散策に近いが何店舗かは実験材料や日常品を買いに入ったり、時には出店を出している所で買い食いしたりして過していた

・・・と言っても、キャロルに荷物を持たせる訳にはいかず、僕が荷物持ちとしてだが―

だが、気になる事が唯一つあった・・・

キャロルのことだ、普段は買い物になると色々とうるさいのだ

まぁ、生活費がカツカツとは言わないが厳しい為なのだが・・・

―で、そのキャロルがなんと珍しく奮発しまくりである

 

―いや、マジで何があったキャロル!?―

 

そんな風に思った訳だが・・・理由は多分、と言うより僕のことだろう

・・・兄と慕っていたものが急に帰るなんて言い出したものだ

悩んだ末に、多分お別れ会みたいのでも開くのだろう・・・

その為に普段節約していたのを解除して豪華なものにしよう、と言うことだろうか・・・

 

 

―で、そんな中ある店の前にたどり着いた僕はキャロルに店の外で待つように言われていた

 

 

 

そして、さらに時間は過ぎ余りの寒さにガタガタと身体を震わせ周りの此方を見る目が物珍しさから同情へそして憐れむものに変わり何時しか温かいモノを戴いて、温まっているころになって漸くキャロルは出てきた

 

「やぁ、終わったかなキャロル?」

 

「うん!!」

 

「所で何買ったの?」

 

「えへへ、内緒!」

 

「そ、そうか・・・」

 

「ムフフ~」

 

おぉう、良い笑顔ですねぇ・・・

ちきしょう・・・こっちは寒かったんだぞ?

まぁ、此処の人達が良い人で暖かいモノ恵んで下さったから良かったけど・・・

 

「では向かいましょう?」

 

「うん、パパ、もう着いてるかな?」

 

・・・なんかどこかで道草食ってそう

 

「例えば、そうだな・・・そこの人だかりのできたバザーで店主との交渉に熱中していたり・・・とか・・・」

 

「アハハ、そりゃ無いよ今日に限って・・・」

 

なんて言いながら人だかりを良く見れば何故か何処か聞き覚えのある声が聞こえてきた・・・

 

 

 

―・・・店主、コレとコレ、それとアレを。合計でその金額?いやいや待ってくれ、それは可笑しい・・・―

 

 

 

 

「おい、マジか・・・」

 

「・・・」

 

呆然と口をあける(・・)と顔を顰めて手を当てるキャロル

そして―

 

 

 

 

 

 

 

この後、何故か笑顔で空を飛びドロップキックで横から父親を吹き飛ばしマウントをとって笑い怒りという訳の判らん珍技を発揮して説教をするキャロルがいた

・・・普段はこれに道具屋等で僕も混じっているがそれは荷物持ちの為、そして二の舞を避ける為、僕は遠巻きに苦笑いを浮かべてみているしかなかった・・・

 

 

 

―だがそこには小さくも暖かな幸せがあった―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―チラホラ降っていた雪は何時の間にか止み、雲からは星が見え月が太陽の光を反射し夜空を薄く照らす―

 

―そんな夜の中、一台の馬車が雪が積もり暗銀世界となった平野を猛然と走り続ける―

 

―そしてその後を5、6人のフードを被った人達が馬に跨り追い駆けていた―

 

 

「シュルク君、どうなっている!!?」

 

走る馬に鞭を打ち真剣な顔で前を睨み続けるイザークは二台の方に居る―かつて助けに入り命を救われ、そして暫くの間共に過ごし家族同然ともいえる少年―シュルクに叫ぶ

 

「依然として追い駆けてきてます!!」

 

そしてシュルクは―僕は怯えて抱きついてきているキャロルを抱きしめながら未だしつこく追い駆けてくる―錬金術師を異端者と扱う協会―者達を見続ける

・・・と言うかコイツ等何処まで追ってくるんだよ、つーかコイツ等アレか?一年前の関係者か?

もしそうならしつこ過ぎるわ

・・・と言うか―

 

「あいつ等何言ってんかワカンネェ・・・」

 

馬車は爆走してるは馬の嘶きも風が切る音もそうだが全てが前から後ろへ流れるもんで聞こえん

と言うか何故こんな、今更ながらに来たんだこいつ等は―

 

 

 

 

 

 

 

 

―事の始まりはあの日のイザーク達に帰ることを伝えた日から4日目の昼を過ぎた頃だった

この日いつもと変わらずに(今日明日で僕が帰ること以外は)一日を過ごしていた

イザークは工房で何時もと変わらず錬金術での実験を―キャロルは家事を片付け、僕と一緒に錬金術について試行錯誤(と言っても素人でありかじった程度の僕にはただキャロルからの意見に答えたりするだけだが)をして各々に過ごしていた

そんな中、いきなり扉が跳ね開けられた

中に入ってきたのは幾度か見た事のある人―よく買い物などで顔を見せてくれていた人でどうやらイザークさんと親しい人物だった

だがその様子が余りにもおかしく、その表情からただ事ではないと感じ取ったイザークさんが駆け寄りろうとした途端彼は叫んだ・・・

 

―教会のやつ等が今日の夜当たりに来る、今すぐ逃げる準備をしろ!!―

 

と・・・

それからはもう、ドタバタし過ぎだった・・・

まず情報についてだが、彼は常に情報屋から仕入れていたらしく直にその事に気が付く事が出来たらしく、大急ぎで此方へ飛んできたらしい

そして町の方だが、出来るだけ足止めをして時間を稼ぐとか・・・

何故そこまでしてくれるか聞くと、なんとも当たり前のようにこう答えてくれた

 

―何度も何度もイザークやキャロルちゃん、シュルク君には助けてもらっているんだ。なら今度は此方の番さ!それに・・・いや、何でもない、町の皆も皆助けられていたんだ君たちお人好しにね?だから唯それだけだよ―

 

・・・うん、なんて人のいい町なんだよ此処は・・・

でもだから皆あんなに明るく、そして暖かい町だったのかと、思うことが出来た

ちなみにこの人物、馬に当と馬車を此処へ来るときに持ってきていたらしい

なんちゅう準備のいい人だ・・・

そのお陰か家にあった必要な物は全て積み込み終わり逃げる準備は奴等が来る前に済み、捕まる事無く逃げ出すことに成功した

知らせに来てくれた人も時間稼ぎに街に行ってしまわれたが・・・どうか無事でありますように、そう祈る

・・・まぁ、祈る神なんぞ存在するかどうか怪しいが

 

 

 

そして現在、相も変わらず追い駆けてくる協会から逃げ続けており、そろそろマジでどうにかしないと不味いか、と思い始め手にしたモナドを起動させた頃だった―

 

「―ぬぉ!?」

 

相変わらずふぶいていた吹雪が一段と勢力を増してきたのだ

慌てて雪が入り込んでこないように空けていた荷台を閉める・・・

 

「ちょ、これ大丈夫かイザーク!?」

 

「な、何とか大丈夫だ!!」

 

・・・呼び捨てになってしまったのは仕方が無いです

そしてそんな強い吹雪の中を走ること暫く―

 

「っむ!?」

 

「今度は何ですかッ!!?」

 

驚きの声を上げるイザークさんを振り返れば―

 

「・・・ファ!?」

 

―吹雪を抜けていた

そして先ほど閉めた荷台を空けて見れば―

 

「オイオイ、嘘だろぉ・・・」

 

あの激しかった吹雪が大型トルネードのように渦を巻いて、そこに存在していた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―雪が、吹雪が吹き荒れる中、黒いフードの集団が炎や雷、氷の、土塊等のが飛び交う中その中心にて赤い剣が描く光の軌跡が乱舞していた―

 

―飛び交うそれらはお互いを狙うモノではなくそれどころか赤い剣を―光を発する赤い剣持ち主である金髪の少年を狙ったものだった―

 

―光を発する赤い剣の少年は迫り来る錬金術を避けて―時には赤い剣で切り払い一人一人切り伏せていくが何故か斬られた者達は決して死んでなく意識を失っていた―

 

―しかし、多勢に無勢である―

 

―その均等はやがて避け切れなく当たり出したりし始めた事により、終わりを迎えた―

 

 

―ドチャッと言う音と共に、終わりを知らせた―

 

 

―金髪の少年が地面にうつ伏せに倒れ込み雨水が泥と一緒に飛び跳ね―

 

―少年の手に持っていた赤い剣は手から離れ光を失う―

 

―少年の体には幾つもの傷が刻まれていた―

 

―そしてその少年を、遠巻きに囲いながらじりじりと近寄りつつあるのは、なぜか全員が全員、疲労困憊の体である黒いフードを被った集団だった―

 

―少年の周囲を狭めながら近寄る黒いフードの集団にはある目的があった―

 

―黒フードの集団は錬金術師の組織であり『パヴァリア光明結社』と呼ばれる者達の組織であった―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―そして、その集団は組織からある使命を受けていた―

 

―1つは人材確保の為、錬金術に理解を持ち尚且つ錬金術に携わっている人間であり―

 

―また、人類の悲願である理想の世界、バラルの呪詛なき世界を形成する事に賛同する者を勧誘する事―

 

―・・・まぁ協力してくれれば自分の好きな事してても良いよ?と言う事も含まれているが為、フリーダムな組織でもある―

 

―・・・と言うか統制局長が基本、全裸でいるが為フリーダム過ぎている気がしなくも無いが―

 

閑話休題(ところで話を戻し)、なぜ彼らが全員が全員、全力疾走したが如くになっているかと言うと―

 

―同組織のある幹部―男装した麗人から与えられた任務(命令)による二次災害だった―

 

―その任務というのはある錬金術師と共にいる一人の少年を確保、連行してくると言う任務だった―

 

―初めそれを聞いた結社の者達は―ああ、その者も錬金術師に関わりある、もしくはこの方にとって何かしらの関係者であるのですね―と思っていた―

 

―だが、すぐに異変に気付く―

 

―男装した麗人の目が薄らと濁った光を少し灯していた事に―

 

―そして思った―

 

―・・・これ、下手したら我等不味いんじゃね?、と―

 

―その為、怖くて聞くのもそこに居るのも嫌であったがしっかりと目標の情報を聞き出し―

 

―確保、と言う為に―

 

―時には関係ない惚気話を聞きながらも―

 

―万全の準備を行い目標である少年の確保へ向かった―

 

―いつの間にか使命と任務が逆転していたが・・・―

 

―そして向かった先で目的地である問題が発生した―

 

―なんと、錬金術師と目標である少年を協会の狗共が異端者として祭り上げようとしていると―

 

―そして、その話を聞いた町の者たちは錬金術師に親しい者が危険を知らせ逃がしに行かせ、自分達は一切協力しないと―

 

―町の者達曰くどのような過程で行っているかを詳しく説明されている為、協会の言う事が逆に鬱さん臭いと―

 

―その為、町の協力を受けれなかった協会の狗共は己達だけで向かったと言う事らしい―

 

―その際、町の人達に怪我人が出てしまったらしい―

 

―その話を聞いた彼らは思った―

 

 

―この協会の馬鹿共ぉ!?なに余計な邪魔してんだぁあ!!?―

 

 

―そして、同時に―

 

 

―危険を知らせてくれた錬金術師に親しい者よ有難うぅ!!そして少しでも錬金術師に理解をしてくださった町の皆様、真に有難う御座いますぅ!!―

 

―とりあえず怪我した者達の治療を無償で行い―

 

―後を追い、たどり着いた先には無残にも燃え盛る家があった―

 

―どうやら協会の者がやったらしく、すぐさま周辺を捜査、生存者を見つけた―

 

―自分たちの素性を明かし、この者にも治療して聞き出すと既に少年は錬金術師と共に逃げ出していた後らしく教会が後を追ったと言う―

 

―情報に感謝し、後を追おうとすると何と協会の者が数人出てきた―

 

―どうやら、待ち伏せの様だが此方としては構っている暇なんぞなく―

 

―すぐさま無力化、縛り上げて取り合えず本部に送り届ける(・・・・・・・・)

 

―どうも既に逃げ出して時間がたった後らしい―

 

―今からでは間に合わないとの事で結社が開発したテレポートジェムを用いて追い駆ける事に―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―・・・吹雪の中を探す―ことは無く直に見つかった―

 

―5、6人の協会の狗共に追い駆けられている馬車を見つける―

 

―何れにせよ、このままでは捕まるのは時間の問題―

 

―と言う訳で、部下に指示を出し追いかけれない様に分断、閉じ込め方向性を反転逆走させ、はい、さようなら~―

 

―本当は始末しても良かったが処理めんどい、それに何故奴等に其処までする必要は無い―

 

―そして障害をまず一つ取り除いた・・・―

 

―そして接触を図る為馬車へ近寄っていく―

 

―そして、内部の人物と邂逅―

 

―・・・情報どおり少年はいた。そして今、ある一派・・・と言うか所属する我が派党において有名になっている錬金術師の親子もいた―

 

―彼にある人物が接触をしたい―いや我が結社『パヴァリア光明結社』に来て頂きたいと―

 

―・・・むぅ、断られてしまった上に例の錬金術師一家は彼を置いて逃げてしまったか―

 

―いや、彼が逃げる様叫んだ為、違うか―

 

―まぁ、ともかく・・・―

 

―・・・本来大人が子供に暴力を―それも数による物はするべき事ではないが彼を無力化してお連れするしかあるまい―

 

―・・・些か不本意であるが実力を持って行使する―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―そして、漸く彼は倒れた―

 

―体が動いている為、まだ生きている・・・どうやら気絶に持ち込まれたらしい―

 

―錬金術師の被害は・・・重傷者及びに死傷者は0、倒れているのは気絶させられた者で負傷者の全てが打撲や切り傷といった軽症の者・・・―

 

―後は彼を―少年を連れて行くだけ・・・か―

 

―後方で指示を出していた集団のトップはそう判断し、彼に近寄っていった―

 

―そして、残り10メートルといったところで異変に気付いた―

 

―何故か誰も彼も少年から10メートル離れている―

 

―そして少年が持っていた赤い剣が―

 

―・・・なかった―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ひきなさい、さもなければ光の過剰余力から生まれた焔が貴方がたを焼き尽くします・・・―

 

 

 

 

 

―突如、何処からと無く女性の声があたりに響き、同時に天から光が―

 

―途轍もない光が少年に降り注いだ―

 

―そして、その光の中で彼は見た・・・―

 

―天から降り注ぐ光の中に―

 

―見たことの無い服装の―

 

―少年が持っていた剣と同じ色の服に身を包んだ女性が―

 

―空中に存在し―

 

―形状は違うにも―

 

―少年と同じような形状の剣を持った女性がいたの―

 

 

 

 

 

 

―彼に手を出さないでください、そうすれば此方からは何もしません―

 

 

 

 

―部下から指示を仰ぐ声が聞こえ、そして―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―それか後日―

 

―『パヴァリア光明結社』にその集団はいた―

 

―そして集団のトップ―隊長を勤めていた男は丁度―

 

―任務を与えてきた幹部―男装の麗人の前にて今回の報告を行っていた―

 

―かの女性から頼まれた伝言を目の前にいる彼女に伝える為に―

 

―そして数刻後、その男性は部屋を後にした―

 

―部屋に残された男装の麗人は―

 

―窓から外を眺めながら―

 

―伝えられた言葉を考えていた―

 

―・・・―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―雪が積もった雪原、其処に降り立つお兄ちゃん―

 

―そして馬車は走り出しお兄ちゃんを置いてどんどん進んで―

 

―パパに何度もワタシ(オレ)は悲痛な声を上げ馬車を停める様言うが―

 

―パパは涙を流しながら何かを堪えて馬車を走らせる事しか出来なくて―

 

―囲まれて戦い始めて離れていくお兄ちゃんを見続ける事しか出来なく―

 

―やがては見えなくなって―

 

―ずっと見続けて泣き続けて―

 

―そして、お兄ちゃんのいる方角に天から光が降り注ぐのが見える―

 

―その中に女性が見えた―

 

 

 

―そして、今度はパパだ―

 

ワタシ(オレ)の目の前でパパは―

 

―異端者として―

 

―祭り上げられて―

 

―燃え盛る家の中で―

 

―消えていった―

 

―ただ、笑顔をワタシ(オレ)に見せながら―

 

 

 

 

 

―そして何時も、終わりはコレだ―

 

 

 

―パパは言う―

 

―『生きて、生きて世界を知るんだ』と・・・―

 

 

 

―お兄ちゃんは言う―

 

―『()が大事にしている命令が3つある』―

 

―『死ぬな、死にそうになったら逃げろ、そんで持って隠れろ』―

 

―『そして何時か覆せってね?』―

 

―『ん?3つどころか4つ?細かい事は気にするな、禿げるぞ?』―

 

―『ぬぐぅぉおお・・・い、痛い・・・な、殴ること無いじゃんかキャロル』―

 

―『え?剥げるは女性に対して失礼だ?・・・わ、わかりました。以後気を付けます・・・』―

 

―『・・・あ、最後にもう一つ』―

 

―『今の4つがダメなら・・・そうだな』―

 

―そう言ってお兄ちゃんは太陽を見ながら最後の言葉を言う―

 

 

 

―・・・生きることから逃げるな、だ―

 

 

 

―故に、オレは―

 

―パパとお兄ちゃんが言っていたように、生きる!―

 

―たとえどんな手を使ってでも!―

 

―生きて、生きて!生きて!!―

 

―生きて、世界を識る!!―

 

 

 

 

 

 

 

――『あ、何度も言っておくけど記憶を使った錬金術や記憶を消費して使う何かしらは禁止だからな?』――

 

―ファッ!?―

 

――『もし、その類のを使っていたのが分かったらその時点で・・・』――

 

 

 

――『お し り ペ ン ペ ン だ か ん な ? 』――

 

 

 

―う、うるさい!?人んの夢の中まで出てきて勝手にしゃべるなお兄ちゃんめ!!?―

 

 

―・・・お、おしりペンペン?―

 

―・・・ン、やば・・・想像しちまったぞオイ・・・どうしてくれるんだお兄ちゃんめ・・・―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―クリサンセマム・ラボトリ区画・医療室―

 

ベットに横たわる少年の隣には一人の女性が付き添っていた

その女性は赤い髪にライトグリーンの逆三角形のクリスタルが付いた髪飾りをつけてローブを羽織っていた

暫くその場に留まり静かに少年を見つめた後、撫でるように頬に手を添えて静かに席を立ち―

 

 

 

―姿を粒子に変え、その場から姿を消した―

 

 

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