なお、この作品において天羽奏がガングニールの適合者として活動し始めるのは10歳の時からにしました
(旧2と3の統合話です)
―家の敷地内にあるツリーハウス内部―
1年が過ぎて、11月3日の誕生日を経過した6歳のある日、ハウス内にて自己製作した木製のテーブルにてカリカリ、カリカリとノートに何かを書き込んでいるレンカの姿があった
この1年したこと、奏と遊んで奏と遊んで奏と遊んで・・・
自身のステータス・・・奏の遊びに付き合わされていっつも全力でヘトヘトだったが最近は余裕がある
現在の健康状態・・・奏が寝静まった後にSF、アクション系の映画鑑賞の為睡眠不足あり
その他・・・少々高い適正率の為、念のため聖遺物について大雑把に確認。ただし、親の目がある為大した知識なし
此処最近の現状報告・・・数ヶ月前、一人で外で遊ぼうとしていた時にいつもの様に奏が付き纏っておりちょっとした行き違いにて、ツリーハウスから転落し左前腕部、複雑骨折・左前頭部、裂傷7針・数週間後に修復する。
その後、基礎代謝が普通の子供と比べて高くなっていることが判明
と言ってもある程度書いたところでペンを置く
ちなみに使っているペンは鉛筆である
上のほうは、何度も何度も噛んだような痕が幾つも刻まれている
「・・・はぁ、な~んか身体能力が《アイツ》に似てきているような気がするんだけどなぁ」
そういい、自分の手をグッパーグッパーしてみる
ハウス転落事故から異様に身体が可笑しく感じるようになっている
ノートにも書いてあるが、自身の基礎代謝や治癒能力が異様なのだ
母と一緒に医者から退院時に聞かされた時は唖然とし驚き、同時に自分の身体に恐怖した。
そのせいで暫く引きこもりになってしまったが・・・
「まぁ、今となっちゃOTONAという常識ブレイカーなんて存在がいると言うことで割り切ってみていたけど・・・」
よくよく考えてみれば今の自分のこの程度なんざ、些細なもんか・・・
特異災害対策機動部の司令なんかシンフォギア奏者に普通に太刀打ちできるしおまけにラスボスと殴りあえてるもんな・・・
ほんと、ぶっとんでいるわ
「しっかし、何時までものんきに入られないか・・・後、3年か」
3年後、たしか奏が12歳のときに長野県皆神山で聖遺物発掘チームがノイズに襲撃され奏が唯一の生存者になる
そしてノイズへの復讐を強く望み、シンフォギアの適合者になるべく制御薬「LiNKER」を過剰投与した結果、後天的な形で適合者となる年まであと3年・・・
「ハァ、間違いなく俺も含まれてんだよなぁ」
皆神山のノイズ襲撃はフィーネがある聖遺物を手に入れるために起こした事件だ
ただ、その事件での唯一の生き残りであった奏がどのようにして生き残ったかは俺は知らない・・・
「・・・奏を、死なせたくない」
だか、どうやって生き残る?
逝けば、ほぼ間違いなく俺は巻き込まれて死ぬ可能性がある
「・・・じゃあ、逝くのをやめるか?」
それなら、確かに俺は死ぬことはないだろう
それに奏は助かるだろう
少なからず彼女はガングニールの適合できる人間の一人で・・・
「いや、どのみち奏は死ぬ・・・でなければ、主人公である響にガングニールが受け継がれる事なく物語は・・・終わる?」
ならば奪うか?聖遺物を
「これも駄目だ、そんなことしたらG編で響が死ぬ。・・・あれ?」
待てよ?皆神山にある聖遺物は・・・1つだけ、なのか?
もし、もし1つだけでなく見つかってない、もしくは反応を感知出来なかった、というのがあったら?
「それを使えばどうにかなるか?」
生憎、此方は聖遺物の適合率はある方
それに男が使えないという描写はなかったはず・・・
そして俺は少なくともこの世界には遺物なはず、イレギュラーなんて事があり得る
「部の悪い賭けにかけてみるか・・・」
・・・よし、ならやることは色々あるはず
何とか成るようように準備しておくか・・・
あれから何度かインターネットや資料をあさってみたりしたが、長野県皆神山周辺にて伝わる逸話や伝承をメインに探すが規制が引かれているのか全くもって収穫なし
「・・・ハァ、こんなんでどうにかなるんかな?いや、どうにかしなきゃいけないんだよな」
どうにかして何か掴めればいいが・・・
とりあえず、方向性を変えるか
まずは、地形の把握とか逃げ道の確保やらなんやら・・・
今の時代、ほんとに色々と技術面が発達していて助かったりするもんだわ
「おかげでこっちの方の計画は進んでいくよなぁ・・・」
「逃げ道の確保とかできれば今度は必要になる道具とかか・・・」
一応色々と書き記したノートとかは必ず所持。
当日の服は動きやすい格好にグリップがしっかりとした靴
バックとかは引っかかったりしないように適したものに・・・
そういえば確か今年って特異災害対策機動部の二課設立だったけ?
なら風鳴弦十郎が二代目司令になる年か・・・
「・・・あれ?という事は」
交代の理由ってイチイバルの紛失だったな
「間に合わず、何もできず・・・か」
計画実行まで後、残り3年・・・
7年目、レンカ7歳。奏10歳。
特に大した計画の進展なし
「あ、姉ちゃんガングニールって言うシンフォギアの奏者に選ばれたぞ」
「ダニィ!!?」
「だからレンカも一緒に特異さいが、が、がい、ええぃ長ったらしい名前だぁ!」
「・・・もしかして特異災害対策機動部二課?」
「おう、それだ」
「・・・で、それがどうしたの(なんかいやな予感が)」
「あたしも関係者になるからそっちで生活する事になるから二課に移るんだ」
「あ、そうなんだ・・・いってら」
「いや、レンカも一緒に行くぞ?家に誰もいなくなるから暫く」
「ファ!?」
姉、天羽奏、特異災害対策機動部二課にてシンフォギア奏者になる
ついでに俺も二課に来年より移動
計画実行まで、残り2年・・・
8年目、レンカ8歳。奏11歳。
二課にきてから暫くしてトレーニングルームを使うようになり、また、同時にアル事をし始めて数ヵ月後・・・
そんなある日の二課トレーニングルーム前
「あ、レンカ!」
「ん?姉さ、ムグ!?!」
いつもの日課であるトレーニングを終え、シャワールームで汗を流し終え家に帰ろうと通りかかったトレーニングルームの入り口から汗を流している姉・天羽奏が出てきていきなり抱きしめられた
と言うか飛び掛ってきたよこの人・・・
「ようやく会えてよかったよ~、此処最近なかなか会えなくて困ってたんだよ」
「ムグググ・・・ごめん、姉さん。ちょっと離してくれると助かる」
さすがに鍛えているとはいえ、此処最近また跳ね上がってきた身体能力をもってしても8歳児に11歳の女の子を飛び掛られた格好のまま支えるの少しきついです
しぶしぶ「えぇ~、しゃーないなぁ」と言いつつ離れてくれるかと思いきや、唯下りただけで抱きしめたままである
「此処最近何してたんだ?いつも会おうとすると弦十郎さんと話してたり何かやってたりしてるって聞いてたけど?」
「此処最近?まぁ・・・映画借りにきたり、軽くトレーニングしてただけだが?」
「そうかぁ~?なんかあやしいな」
嘘は言ってない、が実は特異災害対策機動部二課・二代目司令の風鳴弦十郎さんとは仲がいいのだ
主に映画鑑賞とかで話が進むし、時々だが暇なときにトレーニングに付き合ってくれる
おかげで、この不思議ボディの魔改造がいい感じである
「まぁいいか!それより紹介したい友達がいるんだ」
「友達?」
「ああ!ちょっと呼んでくるから待っててくれよ?レンカ」
「あ、うん」
そう言ってトレーニングルームに戻っていく姉さん
・・・そうして暫く待っているがなかなか来ない
「・・・帰るか?」
ルーム内からは何か言い争っている二人分の声が聞こえているがまだかかりそうである
ときたまドタドタと聞こえてくる
「う~ん、どうするか」
「お、レンカじゃないか」
また暫く待ってみたが未だ出てこないがなんとなく待っていると先程まで一緒にいた風鳴弦十郎さんに声をかけられた
「残ってるとは珍しいな、どうかしたのか?」
「いえ、姉がなんか紹介したい友人がいるから待っててと言われたんで」
「ほう、それで?」
「いまだ出てきません、なんかドタバタしてるようですが」
「あー、なんとなく分かった。少し待っていてくれるかレンカ」
「あ、はい」
そう言って弦十郎さんも入っていく
しばらくまたドタバタしたかと思うと奏さんを連れて弦十郎さんが出てきた
・・・蒼髪の少女を担いで
「どっから拐ってきた!?」
「「いや、拐ってないぞ‼?」」
「じゃあ、誰?」
「風鳴翼、さっき私が紹介したい友達がいるって言っただろ?」
「あ、じゃあこの人が・・・」
って、未だピクリとも動かないその人・風鳴翼さん
「まったく動いてないけど大丈夫なのか?」
「ん?ああ、大丈夫。こいつ、人見知りだから」
「そ、そう人見知りなんだ・・・」
ハッハッハッと笑いながらその友達の足を叩いてビクビクさせてる姉、奏と同じように笑う弦十郎さん
それを見て、顔を引きつらせて苦笑するレンカ
しかし、後にレンカは語る・・・
この時さっさと移動するか、もしくは彼女の前に行きさっさと挨拶をすればよかったとよ・・・
「あ、そうだ・・・」
「ん?」
笑っていた姉・奏は突然ポツリと笑うとそのままニヤリと顔を笑わせる
奏がこのような顔をする時は必ずある人物に対して良くない企みを企てている時である
そのある人物は・・・
「・・・やべ、マジヤッバ」
俺事レンカである
「俺、用事あっかムグゥ!?」
「ムフフ~」
いきなり又抱き着かれて視界が閉ざされあるモノが顔面に押し付けられている為思わず固まってしまう
こういう時の奏は尋常でない速さで動いてくる為、必ず此方の初動は遅れる
しかも今回は+オマケ付である・・・
ウブなレンカにとってみれば刺激が強すぎるものである・・・
ちなみに抱きついてからゆっくりと奏が翼を担いでいる弦十郎の方へ移動しているのを知らないレンカであり、また、奏は弦十郎とアイコンタクトで会話しそれにのるノリのいい弦十郎さんである
「・・・ムグ、くはっ」
「フッフッフッどうだ姉チャンの抱擁は?」
「いきなり過ぎてビビルわ、ブラコン奏が!」
「そう私天羽奏は、レンカ大好きなブラコン奏君なのだ!!」
悪びれもせず否定もせず肯定し暴露する奏さん
それに対し「Oh My God・・・」とやけにいい発音で嘆き落ち込むレンカ
それらを見て思わず苦笑いの弦十郎さん
そして相変わらず担がれたままビクビクしており顔を隠している翼さん
・・・なんとなくカオスであると思うレンカ
「とそんな事は置いておき、では!!」
「ハッ!?ちょまっ、待った!!」
「またない!!てりゃ!」
「ま、マジで何を!?」
ものすごくいい笑顔で何かしでかした
抱き着かれているままで奏が下がった為おもわず両手を見えないまま前へ伸ばし何とかしようとする、するが・・・
むにゅん
「・・・ひゃ!?」
っと、誰かの声と共に何かやわらかいモノを両手で触れてしまっていることに気付き、ブルブル震えながら奏の顔を見る
ニヤニヤと笑っている
続いていつの間にか奏の肩越しに見える弦十郎さんの顔も見る
此方も奏と同じように笑っている
そして最後に・・・弦十郎のその肩に担がれている蒼い髪の少女
ブルブルと震えており俺の手は・・・うん何も言うまい
そして弦十郎の肩から降り立つ顔が真っ赤な蒼髪の少女・・・
同時に姉・奏から解放され少しよろよろと下がるレンカ少年
・・・同時に大きく息を吸い込み
「きゃああああああ!!!/ぎゃあああああああ!!?」
あらん限りの声量で叫ぶ二人
「こ、この変態がぁ! Imyteus……」
友達で親友の弟と言えど見知らぬ男(子供だが)にいきなりお尻を触られブチキレてシンフォギアを纏う翼
一方、どういう形であれ触ってしまったレンカはと言うと・・・
「ピギャァァァァァァァア!!?(涙)」
翼がシンフォギアを纏い始めた為叫びながら逃げ出す。
無論、なりふり構わず全力全開で
「そこに直れ!この天羽々斬で叩き切ってやるぅぅう!!!(涙)」
「ピギャァァァァァァァア!!?(涙)」
逃げるレンカにシンフォギア『天羽々斬』を纏って叩き切らんと追いかける翼・・・
その姿はまるでどこか別の世界の――荒ぶる神々が世界を跋扈し、生きる為には神さえ喰らう者達『ゴッドイーター』が存在し生きる世界にて、希少なコアを保持するが故にゴッドイーターに見つかれば、死に物狂いで逃げる荒神と血眼になって追いかけ捕食しようとするゴッドイーターの姿に似ていたとか・・・
ちなみに、シンフォギア天羽々斬の奏者である風鳴翼の適合率がこの出来事で上昇した為に後日、二課のある人物が面白がって奏者二人がトレーニング後のシャワー中にレンカが遭遇すると言う企みを企て、見事的中する。
その後、何度か繰り返されるという事に・・・
ちなみに、翼は毎回ぶち切れそして何故か奏も真っ赤になりながらも全力でレンカを追いかけて行く様子から二課の人達は「ああ、あの奏ちゃんでも義弟であるレンカ君に対して羞恥心はあるんだな・・・」と毎回和み見ながら思っていたそうだ
それを後に聞いたレンカは「いや、思うなら助けてくれよ・・・」と半分諦め、ついでに奏のガングニールとの適合率は少しずつだが上昇している事を聞いて、呆れた顔で思いながらケロッとした顔で毎回逃げ切っていた
本文でレンカが奏の事をさん付けや姉さん呼ばわりと統一性がないのは、無意識に自分とは違う、架空の人物であり又、近い内に自分が死ぬもしくは奏が原作のように「ツヴァイウィング」のコンサートで死ぬと思っている為割り切ろうとして割り切れないでズルズルと生きてきてしまいこんな感じに・・・と思っています
それと、最後の方はやりすぎでしたでしょうか・・・
気が付いたら勝手にキャラが動いてましたんでw
最後に、奏と翼のファンの方これを読まれて不快を感じてしまわれたらすいません
今後もこのような話になる事があるかもしれませんので、それでもよろしいと言うのであれば又読んで頂ければうれしいと思います