あれから5年の月日が経った。
というのも、月への移住計画は5年前に決まったばかりらしい。
そして、俺も成長した。
何せ5年も経ったのだ。
変わらない筈がない。
一部を覗いて、まあ、その話は置いとこう。
人妖大戦への準備は着々と進んでいる。
まあ、参戦するのは俺一人だけだが。
俺だげが囮になって皆は月へ行く。
シンプルだけどこれが一番被害は少ない。
永林「ごめんなさい、待ったかしら」
ナオ「いや、俺も今ついたとこ」
そう、俺は永林と待ち合わせをしていた。
会話だけ聞けば恋人みたいだが。
しかし、永林も成長したな~。
特に胸が。
5年前も凄かったが、さらに凄くなった。
けしからん。
通行人「え、永林さんが誰かとデートしている!?」
まあ、そう思われるだろうな。
イケメンではないからそう間違われると、男として普通に嬉しい。
ナオ「いや、そんなわけないじゃん。ほら、永林さんも何か言って、、」
永林「///」
見間違いだ。
いや、見間違いでも嬉しいが、今そんな反応すると
通行人「やっぱり付き合ってるんじゃないですか!?」
周りの人が本気にする。
騒ぎを聞きつけ野次馬が増えてきて面倒だなあ。
そう思いながら俺は能力を使い野次馬の視線を外した。
正確にはツクヨミの方に視線を引き寄せた。
ナオ「ほら、急ぐぞ。」
永林「あ、ちょっと。」
ツクヨミ「いや~、大変だったね。」
見てたんなら助けろよ。
そのあるか無いかわからん胸を揉みまくるぞこら!
ツクヨミ「いや、君の思考、駄々漏れだからね?」
先ほど話した5年前と変わらない一部の人です。
いやはや、永林と比べたら天と地程の差だね、こりゃ。
いや、月とスッポンか。
そう考えてると突然意識が途切れた。
ツクヨミがいきなり俺の頭を吹き飛ばしやがった。
ツクヨミ「うん。身体の方は大丈夫だね♪」
ナオ「大丈夫じゃねーよ!死んだはボケ!」
会話を聞いてれば分かると思うが、不老不死になりました。
実は2年前くらいに永林の新薬の実験体になって不老不死になった。
あれ?お前あの薬はどうしたの?と思ってる人もいると思う。
あの薬は失敗作だったらしい。
永林は俺が不老不死になることを反対していた。
だけど俺が「生きて永林とまた会いたい!」と言うと真っ赤になりながらOKしてくれた。
まさか、俺に惚れてる?と思ったけどその事については考えてない。
どう考えたって釣り合わない。
と、色々考えてると唐突にツクヨミが聞いてきた。
ツクヨミ「最近、妖怪達がいやに大人しいんだよね。」
ここはナオ達が住んでいる都市から北の方に約100㎞進んだ所。
そこにはおびただしい程の数の妖怪が潜んでいた。
何故、人間はこの数の妖怪に気づかなかったのか?
それは、彼女の能力のせいだろう。
髪の毛の色は黒に近い赤色。
顔はややつり目だが、美人の部類に入るであろう。
だが、彼女からは形容しがたい程の不気味な雰囲気に包まれていた。
彼女達妖怪は油断していたのかもしれない。
何故そう言いきれるのか。
それは、彼女達妖怪の進んでる方向がそれていたからである。
彼女は気づいたが、すでに遅かった。
気づいた瞬間、大気が爆ぜた。
妖怪達の半分が重症をおったが、すでに傷は塞がっていた。
人間なら話は違うが相手は妖怪である。
人間と比べていては話にならない。
ナオ「ああ、やっぱり死なないか。」
声の聞こえた方に目を向けると、人間がいた。
そして、人間は大声で叫んだ。
ナオ「人妖大戦の開幕だぁ!」