東方 追想遊戯伝   作:一生送信中@

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遅くなってすみません
言い訳はよくないのでしないですが 色々ありました
よろしければ見てください


第3話 Bパート 仲良しに憧れて、お姉ちゃんと里に

 畳の間で、僕は紫さんと幻想郷について教えられることとなった。

 全体的には難しいかもしれないとの事で、どんな人たちがいてどんな場所なのかを簡略的に教えてくれた。

 

理解しやすい内容で幻想郷(ここ)の話は進んでいった。

誰もが存在を明確に出来ない妖怪や、幽霊、そしてその正体を知っている人間などがこの世界にいる。

全体のバランスをとっている世界が、この幻想郷という場所。

普通なら、もう少し下にある人間が居る里の近くで僕は、出てくるはずだった。それ以外は異例の扱いとされていた。

その事で、今日はよく聞かれる此処に来る前の状況。それがもしかしたらここへ来るカギ(・・)だったのだろう。紫は幾つか簡単な質問形式で推測を述べた。が、探っても答えは出ることはなかった。

理由は簡単だった。僕自身が別の場所から来たと言いたくなかったのと答えてどう行動されてしまうか怖かったからだ。

質問に対する僕の答えはすべて「それとはなんか違う気が……」っと、ごまかして終わるかたちになった(した)

 

ちょうど会話が終わった時だった。

一段落して間をおいて、紫が自身の胸元に手を当てる。

 

「私だけ挨拶してなかったわね。ごめんなさい。八雲紫(やくもゆかり)よ遅くなって申し訳ないけれど、よろしくね」

 

あ、ちゃんとしなきゃ!

 少し落ち着いて挨拶され、こちらも挨拶はしていたので返す形で頭をさげた。

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

その光景を見ていた幽々子は、何か面白かったのか知らないがすこし笑っていた。

 

「幽々子様失礼します」

 

障子を通して妖夢の声が聞こえる。

反応するように声をかけ障子は開く。

 

「幽々子様、鍛錬が終わりました。もう少ししたら下界で買い物に行ってまいりますが……あれ!?紫様!いらいらしてたんですか?いつのまに」

 

「お邪魔してるわ。ついさっきよ」

 

 障子を閉め中を見渡した時、紫の姿が見え少し驚くように止まる。

簡単な挨拶が二人の間で終わった時には、幽々子へ先ほどの話の続きを始める。

 

「買い物に行ってきますが、何か用事や、買っておいてほしいものはありましたか?」

 

 少し悩むようにして考えるがそこまで欲しいようなものはなかったようだ。

首を横に数度振る。

 

「うーん、無いわねぇ。ありがとう」

 

「わかりました……では準備してきます……あ、それと後でお茶を持ってきますね。失礼します」

 

もう一度障子を開け廊下へと一歩出たところで止められる。

 

「ありがとう妖夢。あ、そうだわ!ちょっといいかしら?」

 

「はい?」

 

「ほしいものはないのだけどぉ、海君も連れて行ってもらえるかしら?」

 

「いいですけど……どうしてですか?」

 

疑問にこちらへと少し視線を向ける。

僕はニコニコと笑顔で妖夢お姉ちゃんのほうへと顔を作る。なんだかんだと、話しやすく色々と頼みやすいので、僕にとっては連れて行ってもらえると嬉しかった。

 

「見てみたいんですって、人里が」

 

僕の方へ見ながら少し考えをまとめる。

漬け込むように僕は一押ししてみるように声を張る。

 

「お姉ちゃん!僕!下に行ってみたいです!」

 

 それでも少し悩んでから頷く様にして、僕の方へと視線を落とす。何だか嬉しそうに見える笑顔には、ちょっとだけ罪悪感が生まれつつあった。

 本当に素直過ぎるんだよねぇ……。

 

「じゃぁ、一緒に行きましょうか」

 

「少し離れちゃうけど、私が送ってあげましょうか?」

 

「ありがとうございます紫様!お願いします」

 

そう言い残して妖夢は自分の準備をするために、止まった足を動かしどこかへ向かった。

 

「紫、今日はやさしいのね」

 

「失礼ね、私は優しいわよ?」

 

「ふふ」

 

にこやかにしながら二人の会話が進み始めていく中、僕は気になることができた。紫さんが来た時だ。どうやっても、部屋に入ってきた時の記憶になかった。

一瞬で目の前に現れた様に見え、障子の音も無くただスカートが少し大きく動いていた。いったいどうやって来たのかは検討つかないけど、何かしらの事ができるんだろうな……聞いてみたい!

 

二人の会話が少し収まったところで僕は聞いてみる事にした。

 

「紫さんって!さっきどうやってここに出てきたんですか!?僕気になってきました!」

 

 二人は驚いたように一度目を少し大きく開くがなんとなく理解してくれたようだった。幽々子お姉さんから口を開いて紫さんへとバトンを渡す感じで言葉が通る。

 

「気になるのね?まぁ、今日の紫はすぐにスキマから下りてきたから、わかりにくかったわよね」

 

 先ほどから嬉しそうに喋っている幽々子に対して、ちょっと表情を変わりながらも会話を進める紫は、変わらぬ口調で会話をしてゆく。

 

「それじゃぁ……私がスキマから下りないように聞こえるからやめなさい」

 

「違ったかしら」

 

少し悩むようにして顎に指先を添える形で、考えている幽々子。それを見ながら表情が穏やかになる紫は、面白そうに会話を進んでゆく

 

「いつもは、ちゃんと降りているわよ?まぁ、たまに降りてないときもあるけど」

 

「そうだったわね」

 

 実際、知ってたと、言わんばかりの会話がとても穏やかに聞こえる。

 でも先ほど言っていたスキマから下りるとは言ったい何のことだったんだか……二人が少し楽しそうに会話が膨れていくと戻ってくるまでに時間がかかりそうだった……。

 

「お待たせしました!はい、遅くなりましたがお茶です……どうぞ」

 

「ありがとう、じゃぁそろそろ開きましょうか」

 

紫は右に腕を伸ばすと、先ほど妖夢が入ってきた障子に黒い底なしの穴が開く様にして現れる。

 

これはいったい……。

 この光景に唖然とし、状況をうまく整理する事に時間がかかった。

確かにすごく気にはなるのだけど、どこかで見たようなものを感じさせられる。ここに来る前、あの扉の中にもこんな感じで見えた気もするけど。

じっと見つめていると黒いスキマからは、複数の眼が開ききょろきょろと動き出す。異様な空間に謎の眼。確かに違って見えるが、どことなく似た物を感じた。

 

「海君。これがさっき聞いてた答えのスキマよ。もしかしたら、海君が通ったかもしれないスキマ?」

 

「え!?」

 

 言葉に反応するように紫さんの方へと、首を向けた。

 幽々子の冗談に流石に焦る様に、紫がかぶせるように喋る。

 

「幽々子!まるで私が白玉楼(ここ)に落とした犯人に仕立てないで貰える?」

 

「あら?」

 

「彼方ねぇ……」

 

 先ほどの妖夢が居なかった時のように、二人は少し楽し気に会話が進み始めた。

それを見ていた妖夢お姉ちゃんは横に来て小さく僕にをつぶやく。

 

「あのお二人は前から仲がいいんでとてもうらやましいんです。私も勇気さんとあそこまで仲良くなれればいいなって少し思ってます」

 

 え、それって。

 僕は、どうゆう事か確認すべく、妖夢お姉ちゃんのほうへと目を向けると、その言葉の印象が違って理解できた。

 どことなく二人の事を見てうらやましくなっていたのか、じっと見つめるように優しい瞳は、まっすぐと二人の姿を映していた。

 

「仲良くなって、皆で楽しく過ごせたら、もっと毎日が楽しい気がするんです」

 

 なるほど……ある意味家族みたいな関係なんだ。仲が良くて僕の中には少なからず、うらやましいと思いはじめていた。

確かにこんな感じに大人数で誰かと過ごせたら、一人になることもないのかもしれない。

 

「先は村の入り口に出るようになってるわ、行ってらっしゃい」

 

紫の言葉に反応するように妖夢はお辞儀をしスキマの中へと足を踏み込む。

 続こうと急いで同じようにお辞儀し中に入り込む。仲は広さはわからないが足元がある。

 何かを踏むようにして両足がスキマの中に入った時には、先ほど入った穴は閉じ始めた。その状況に慌てるように手を伸ばそうとした瞬間、その手は妖夢お姉ちゃんがつかむ。

 

「勇気さん、慌てなくても大丈夫ですよ」

 

言葉を言った瞬間だった。

妖夢の後ろで、眩しい光を入れながら先ほど開いていた同じ大きさで別の景色が広がり始める。

 

「これって……!」

 

 手を引かれるようにして隙間から二人は降りた。

 両足は、地面へと足が付く。前には太い木で何本も並ばせて囲いが広がってみえる。里の入り口を大きく広げて入りやすくなっている。入り口からのぞけば家がならび、人が多く歩いているのが見える。

 里の周りは自然が多く山も広がって見える。

 驚くよりも今までいた場所がマンションとかあった近代よりの物ばかりだったのに対して古すぎた。

 それゆえに感動するような衝撃が胸を突く。

 

「どうですか?」

 

「早く中に入ってみてみたいです!!」

 

 僕は包み隠すことなく探求心がむき出しの瞳でまっすぐと道を眺めていた。

 

「では行きましょうか?」

 

「うん!」

 

 妖夢お姉ちゃんの後ろをついて歩く様にして大通りを進んでいる。小道からものぞける教科書や時代劇のセットみたいな光景はどれも夢の様だった。

 次第に人の多い場所へと入っていき、妖夢は必要な物を少しずつ買いそろえていく。

 色んな物を見るのが楽しくつい気になって足を止めそうになったけど、ついに足を止めるほどに僕の目を引くものが立ちはだかる。

 

 「これって!」

 

 

「団子屋ですね」

 

 セットでも、CGでもない!マジモンの!団子屋!!

 どうなってるんだろう!どういう団子売ってるんだろう!この外で腰をかけて食べてみたい!とても強い興味と共に少しずつ中に入りそうになった。

 

「勇気さん。この団子屋で、少し休憩しましょうか?」

 

「本当!!」

 

 僕はその言葉で、興奮が最大までに達していた。

 妖夢お姉ちゃんについてきてよかったぁ。二人で団子屋さんに入り腰を下ろす。

ゆっくりとさっきまで気になってたものや、どこに行くのかを聞きながら僕はできたてのお団子を口に運びその時間を堪能した。

 

「後はどこ行くの?」

 

「後はですね、香霖堂と言って少し離れた森の中に行きます」

 

 森の中か、里から離れるけど……白玉楼から里にいくまで時間がかからなければ僕一人でも散歩しに来ようかなぁ。

 

「森の中って珍しい動物とかいるの?」

 

「うーんそうですね」

 

 少し考えてみるが苦笑いで答える。

 

「動物はたまに見ることがあるのですが、変わった動物はいないきがします。毛玉ならいるんですけど、危ないですからおすすめできないかなぁ」

 

 毛玉?何かの動物なのか聞き覚えの無い僕には毛の生えた丸い何かしか出てこなかった。

 団子を食べ終え、お姉ちゃんが気を使ってくれ、僕らは少し里を見て回る事にした。

 




読みやすいようにはできるだけ、したつもりではいますが
また自分で読んで 読みやすくでき様でしたら変更しようとは思っています
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