魔法教師はやト!   作:沖彦也

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一ヶ月空きましたがお待たせしました。
隼人VSタカミチ戦です。
今回は菲の試合もあります。

よろしくお願いします。


第五十四話「到達者の戦い。紅蓮鬼vs不動明王」

 武舞台の修理が終わり、いよいよAブロック第二試合が始まろうとしていた。

 

『さぁ迅速な修理で武舞台が戻りました。麻帆良大学土木建築研究会の皆様ありがとうございます』

 

 和美が修理担当のスタッフに手を振る。

 

 会場もその素早い建て直しに拍手を送った。

 

『では、さっそくAブロック第二試合に参りましょう。選手入場です!』

 

 和美のアナウンスで、隼人とタカミチが武舞台に上がる。

 

 今日の隼人の衣装は真紅の道着だった。腰には木刀を差している。

 

 一方のタカミチはいつものスーツだ。トレードマークのメガネが太陽光で光る。

 

 解説席の茶々丸が選手の紹介をする。

 

『さぁ今回の優勝候補と名高い両選手が入場しました。煉城選手は麻帆良学園女子中等部3-A担任であります。また、高畑選手も同じく3-Aの副担任であります。図らずも教師対決ということになりました』

 

 隣に座っている近右衛門は鷹揚に頷く。

 

『うむ。二人とも教師としても優秀じゃが、武道家としても申し分ない実力じゃ』

 

 観客席の千雨は呆れていた。

 

「なんでまたウチのクラス関係者なんだよ。どーなってやがる」

 

 周りでは「デスメガネ死ねー」だの「煉城先生がんばってー」だのと声援が聞こえる。

 

「お祭りで駆り出されたのかな?」

 

 千雨はやれやれと言ったように息を吐き、隼人を見た。

 

 隼人の顔は真剣そのものだった。決してお祭り気分で上がっている様子ではなかった。

 

 対するタカミチも真剣だった。これから戦うというより、殺しあうという雰囲気。

 

 両者の間には独特の緊張感が漂っていた。

 

「……っつ」

 

 思わず千雨は息をのんだ。

 

「一体、何なんだよ」

 

 千雨は少し不安になった。

 

 

 ★

 

 

 武舞台では隼人とタカミチが無言で対峙する。

 

 和美が合図をしようと動くが、先に隼人が口を開いた。

 

「和美。危険だから選手席まで下がれ」

 

「え? でも私、審判だし」

 

 和美は戸惑う。

 

 傍に漂う、さよも困惑した。

 

「隼人の言うとおりだ。朝倉君。下がってくれ。僕たちが全力で行くと君が危険だ」

 

 会場の集音マイクが二人の声を拾っていた。

 

 観客席もざわめく。

 

『おおっと。これはどういうことでしょうか』

 

 茶々丸は近右衛門に尋ねる。

 

『二人の言うとおりにした方がええ。和美ちゃん。選手席まで下がりなさい』

 

 近右衛門が和美に呼びかけた。

 

 流石に三人の人間に言われたら下がるしかなかった。

 

『わ、分かりました。では失礼しまして、選手席から開始の合図をしたいと思います』

 

 いそいそと選手席に向かう。

 

 明日菜達が迎えた。

 

「やっほ。お仕事ごくろうさん」

 

 明日菜のあいさつに手で答えると、マイクを握りなおす。

 

『では、改めまして。両者構え!』

 

 和美の合図で隼人は木刀を引き抜いて正眼に構える。

 

 タカミチは両手をポケットに入れて佇む。

 

『ファイト!』

 

 試合のゴングが鳴る。

 

 瞬間。会場に爆音が響いた。

 

 強烈な衝撃音が連続で鳴り響き、隼人が高速で木刀を振るう。

 

「がああああああああ」

 

 隼人は鬼の形相で見えない何かを弾いていた。

 

 対するタカミチは口元に笑みを湛えている。

 

「しっ」

 

 短く息を吐いて、隼人が動く。

 

「風の章【轟嵐旋風陣(ごうらんせんぷうじん)】!」

 

 武舞台に竜巻が起こり、タカミチが高々と吹き飛ぶ。

 

 その隙を逃さず、木刀を振り下ろした。

 

「風の章【斬懺空閃(ざんざんくうせん)】」

 

 巨大な風の刃がタカミチを襲う。

 

 だが、タカミチは空中で体勢を整えて襲いくる風の刃を迎撃した。

 

 迎撃の際に再び、爆音が鳴り響く。

 

 まるで何かを撃ちだしたような音だった。

 

 風の刃が砕けて消滅。タカミチが降り立つ。

 

 両者は距離を開けてにらみ合った。

 

 

 ★

 

 

『何が行われたのかサッパリわかりません』

 

 茶々丸が首を振る。

 

 近右衛門が顎のひげを撫でながら解説する。

 

『高畑選手の技は【居合拳】と呼ばれるものじゃ。高速で撃ちだした拳が拳圧を生んで、その衝撃を相手にぶつける技じゃ。技の出も早く、かつ特別な力を使わん技じゃから察知するのは著しく困難になる』

 

『ということは昨日の予選で、相手に触れずに次々と倒していたのは、この【居合拳】ですか?』

 

『その通りじゃ。どれだけ優れた武道家でも、あの居合拳を見切るのは難しい。予選出場者では見切るのは無理じゃろうな。だが、煉城選手は自身の経験則とカンを頼りに全てを捌いて、反撃したんじゃ』

 

 近右衛門の解説を聞いて茶々丸は納得したように言う。

 

『なるほど。煉城選手の力も凄い。ということですね』

 

 近右衛門は肯定するように頷いた。

 

『その通り。そして二人ともまだ準備運動じゃ。ここからは一切、口を挟めぬような戦いになるぞい。武道をかじる者ならば心して見るとええ』

 

 ★

 

 解説で盛り上がる観客を後目に隼人は言う。

 

「相変わらず、えげつない技だな。タカミチ」

 

「そういう隼人は、全盛期の力はどうしたんだい?」

 

 タカミチは不思議そうに尋ねた。

 

「持て余して、アリアドネーに封印してきた」

 

「なるほどね。それでも昔と違って、技のキレが増しているのが恐ろしい」

 

 タカミチはポケットから手を出す。

 

「では、準備運動は終わりだ。ここからが本番だよ」

 

 タカミチの右手が赤く。そして左手が青く。それぞれ光り輝く。

 

「右手に魔力。左手に気力。二極合一!」

 

 両手を合わせると、強烈な光が溢れる。

 

「へっ。久しぶりに見たな。究極技法【咸卦法(かんかほう)】」

 

 隼人は光を手で遮りながら言う。

 

 光が収まると、タカミチの体は白銀に光るオーラに包まれていた。

 

 タカミチは再びポケットに両手を入れる。

 

「こっちは準備完了だよ」

 

「ああ。じゃあ、こっちも往くぞ」

 

 隼人の周囲が渦巻き、大気が震える。

 

「がああああああああああああああああああ」

 

 鬼神のごとき雄叫びを上げた。

 

 そして隼人の姿が変わる。

 

 燃え盛る真紅の髪。

 

 立ち昇る気配は怒気、殺気、熱気、闘気が混ざり合った凄まじい気配。

 

 纏うオーラは炎のように揺らめき、高熱で周囲が燃え上がる。

 

 鬼のように鋭い眼光は焼け付くような波動を発していた。

 

 タカミチは【戦意焼却】に中てられて冷や汗を流す。

 

「究極技法【爆熱真紅】。いつみても凄まじい力だ」

 

 気を抜けば一瞬で飲まれて戦意を根こそぎ奪われる。

 

 隼人は木刀を軽く振って、切先をタカミチに向けた。

 

「叩き切るぜ」

 

 両者が動く。

 

 それは掻き消えるような速さ。

 

 互いが必殺の間合いに来る。

 

 爆音。

 

 斬撃。

 

 それが、無数に響き渡る。

 

「がああああああああああああ」

 

 隼人が鬼神の雄叫びで木刀を振り回す。そのたびに斬撃が発生して、爆熱を生む。会場全体を熱気で炙る。

 

「おおおおおおおおおおおおお」

 

 タカミチが裂帛の気合いで拳を振るう。そのたびに白銀の光が爆裂して、衝撃波が荒れ狂う。会場全体に割れるような振動が来る。

 

「「うううおおおおおおおおおおおおおおおお」」

 

 二人の攻撃で武舞台が砕け、燃え上がり、水しぶきを上げる。

 

 もはや周りのことなど気にせず、互いを打ち倒すためだけに技を繰り出していく。

 

 それは紅蓮の鬼と不動明王の戦い。

 

 タカミチの拳が隼人の顔面に入る。

 

 隼人の木刀がタカミチを切り裂く。

 

 血飛沫が舞い散り、骨が砕ける音が鳴る。

 

 一撃一撃が必殺の威力。

 

「ぬぐういいやあああああああああああ」

 

「おおおおおるううううあああああああ」

 

 互いの気合いで空が震える。

 

 繰り出した木刀と突き出した拳が打ち合い、両者は弾かれたように吹き飛び手すりに激突した。

 

「ぐうぅ」

 

「隙あり」

 

 隼人よりタカミチの方が先に立ち上がった。

 

 タカミチは跳躍すると、特大の圧力を発する。

 

「【豪殺・居合拳】!」

 

 極太の白銀光が拳から撃ちだされる。

 

 極大の拳圧。一瞬で隼人を飲み込み打ち砕く一撃だった。

 

 だが、隼人は笑みを浮かべる。

 

「これを待っていた!」

 

 隼人の手前に大きな魔法陣が展開した。

 

 襲いくる拳圧が、展開した魔法陣に直撃。

 

「喰らえ、【吸世の軍神】!」

 

 魔法陣で受け止めた拳圧を吸収する。

 

「があああああああああああ」

 

 拳圧を【爆熱真紅】で燃やして自身を強化。

 

 タカミチは驚愕しながら着地する。

 

「疾っ」

 

 隼人は短く息を吐くと、必殺の間合いに詰める。

 

「流派・花鳥風月 風の章奥義! 【疾風怒濤】おおおおおおおお」

 

 嵐のような斬撃を連続で繰り出して、タカミチを滅多打ちする。

 

「ぐわああああああああああ」

 

 隼人の猛攻にタカミチは悲鳴を上げた。

 

「チェストオオオオオオオ」

 

 上段に構えた木刀を、思い切り振り下ろす。

 

 タカミチの脳天に直撃させて叩き伏せた。

 

 武舞台は二人の戦いで崩壊していた。

 

 すなわち、水の上に叩きつけられて、タカミチは沈んだ。

 

 隼人は切り伏せた反動を使って跳躍。

 

 辛うじて残っていた、武舞台の破片に降り立つと、爆熱真紅を解除。刀を肩に乗せて宣言した。

 

「俺の勝ちだ」

 

 一瞬の静寂。

 

 その後、爆発したように会場が湧いた。

 

「試合終了。勝者、煉城選手!」

 

 和美のアナウンスと共に、激闘が終わりを告げた。

 

 

 ★

 

 

『と、とんでもない戦いだったああああああ』

 

 茶々丸も思わず気合いの入った声で叫ぶ。

 

『凄まじい攻防でした。学園長の言うとおり一切、口を挟めないもの凄い戦いでした。これが優勝候補同士の戦いなのか。私は昂奮を抑えられません』

 

 近右衛門は何度も頷いて言った。

 

『うむ。うむ。ええ戦いじゃった。勝負を分けたのは、あの吹き飛んだ時じゃな』

 

『というと?』

 

『高畑選手と煉城選手はお互いに実力を知っておる仲じゃ。そのためお互い、相手に勝つために隙を如何につくるかが重要じゃった。高畑選手は素早い技を繰り出して隙を作ろうとした。煉城選手もスピード重視の技を繰り出して攻防を繰り広げた。そしてその時は来た』

 

 茶々丸は先ほどの戦いを思い返して言う。

 

『たしか、先に隙が出来たのは煉城選手でしたね』

 

『その通りじゃ。本来ならばあの致命的な隙をついて高畑選手の必殺技が決まるはずじゃった。昔の煉城選手ならばあれを食らって負けていたじゃろう。だがしかし、煉城選手は相手の力を吸収する技を繰り出して、必殺技を防いでしまった』

 

『煉城選手の前に現れた、あの大きな円ですね』

 

『必殺技を防がれた高畑選手は、大技を放った時にできる技後硬直で隙が出来た。そこへ煉城選手が、吸収した力を加えてさらに自身を強化して、必殺の連撃を叩きこんだというわけじゃ』

 

 茶々丸は納得した。

 

『なるほど。つまり煉城選手の方が一枚上手だったということですね』

 

『うむ。どちらが勝ってもおかしくなかったが、最後は後の先を取った煉城選手じゃったな』

 

 解説を聞いて観客たちは大いに納得して拍手した。

 

 観客席の千雨も先ほどの戦いを見て、胸にこみ上げてくるものがあった。

 

「すげぇ……」

 

 千雨は思わずそう呟いた。

 

 隼人とタカミチが退場した。

 

『えーでは、また武舞台が壊れたので、修理をします。しばらくお待ちください』

 

 土木研究会のスタッフがいそいそと作業を始める。

 

 麻帆良武道祭はまだまだ盛り上がりを見せていた。

 

 

 ★

 

 

 隼人が選手席に戻ってくる。

 

 タカミチは医務室に運ばれていった。

 

「いやぁ勝った、勝った」

 

 隼人は笑いながらVサイン。

 

 先ほどの戦いが凄まじすぎて、高音は唖然としていた。

 

「お、その様子じゃ到達者クラスの戦いを見たのは初めてだな」

 

 びっくりした表情にニンマリと笑う。

 

 高音は食って掛かった。

 

「当たり前です! なんですかあの力は!」

 

「あれが世界の実力だ。立派な魔法使いになるなら、このレベルまで追いついて来い」

 

「無茶言わないでください。私は普通の人間なんです」

 

 高音は信じられない光景を見て混乱していた。

 

「ま、そのうち慣れる。それより、刹那と明日菜は?」

 

 二人を探して辺りを見回す。

 

「スタッフに呼ばれて更衣室に行きました」

 

「そうか。もう準備か。あいつらの試合はまだ先だろうに」

 

 隼人は不思議そうに首をかしげた。

 

 それから十分後。

 

『えーそれでは武舞台の修理も終わったので再開します』

 

 迅速な修理で武舞台が復活する。

 

「いやー鮮やかな仕事だったね」

 

 医務室から戻ってきたタカミチが拍手をした。

 

「結構強めにぶっ叩いたのにもう戻ってくるか。どんだけタフなんだよ」

 

 隼人は悔しそうに言う。

 

「頑丈さだけが取り柄だからねぇ」

 

 しれっと答えた。

 

 二人の超人を前にして、高音はもう突っ込む気にもなれなかった。

 

『さぁ! Bブロック第二試合です。入場してもらいましょう』

 

 菲が意気揚々と入場する。

 

「さぁ。腕が鳴るアル」

 

 黄色の拳法服に着替えて気合十分だった。

 

「彼女が相手なら、出し惜しみはなしだぜ」

 

 豪徳寺が静かに武舞台に上がる。特攻服がはためき、彼の自慢のリーゼントが気合で満ちていた。

 

 茶々丸が紹介する。

 

『古選手はご存知、中国武術研究会の中等部部長。その実力は申し分ありません。対する豪徳寺選手は我流の喧嘩殺法で予選を勝ち上がりました。噂では気力を飛ばすことが出来るとか』

 

 近右衛門が頷いた。

 

『うむ。うむ。若い気力に満ち溢れておる。楽しみじゃな』

 

 和美が合図する。

 

『両者構え!』

 

 二人が構える。

 

『ファイト!』

 

 試合のゴングが鳴った。

 

 

 ★

 

 

 豪徳寺が動く。

 

「全力全開でいくぜ。喰らえ! 【漢魂(おとこだま)】!」

 

 拳から気力弾を放った。

 

「ふっ」

 

 短く息を吐いて菲は回避。気力弾は観客席の手前で破裂して爆音を鳴らす。

 

「オラオラオラオラオラオラ」

 

 豪徳寺は連続で気力弾を放ってくる。

 

 それを菲は的確に捌いていく。

 

「くっ。ならば、これで!」

 

 豪徳寺は大きく構えた。

 

「おおおおおお【超漢魂】!」

 

 特大の弾丸が菲に飛来。直撃して爆発を起こす。

 

「へっどうだ!」

 

 彼は必殺の一撃を当てて勝ち誇った。

 

 だが、彼女は耐えていた。自身の体を硬い気で覆いノーダメージ。

 

「ば、ばかな!」

 

「気力を飛ばす。確かに凄いアル。私が気力を上手く使えるようになったのは、隼人先生に教えてもらったからアル。誰かに教わらず自己流でやった豪徳寺さんは凄いアル」

 

 菲の気力がさらに増す。体を覆う気が、力強い息吹に満ちて輝きを増す。

 

「今度は私の力を受け止めて欲しいアル!」

 

 轟々と唸りを上げて大気が震える。

 

 豪徳寺は一瞬だけ恐れた。だが、切り替えて受け止めるように手を広げる。

 

「上等! かかってこいや!」

 

「疾っ」

 

 鋭く息を吐いて菲の姿が掻き消える。

 

 撃音。

 

 次の瞬間、豪徳寺の体が鞠のように跳ねて観客席を飛び越して会場外に吹き飛んだ。

 

 菲は豪徳寺が立っていた場所にいた。踏み込んだ足が武舞台を砕き、撃ち当てた拳は煙を発していた。

 

「ふうううううううう」

 

 深く息を吐いて構えを解く。

 

 静かに手を合わせて一礼した。

 

「か、会場外アウトオオオオ! 試合終了!!」

 

 朝倉が手を振って試合終了を告げる。

 

 観客が拍手を送る。

 

 Bブロック第二試合はあっという間に終わった。

 

 隼人は豪徳寺が飛んでいった方向を眺める。

 

「ずいぶんとカッ飛んでいったな。容赦ない」

 

 さすがに苦笑いだった。

 

「まぁ豪徳寺君もタフだからね。とりあえず生きてはいると思うよ」

 

 タカミチも苦笑した。

 

 菲が戻ってくる。

 

「お疲れさん」

 

 隼人が手を振った。

 

 菲は振り返す。

 

「豪徳寺さん。強かったアル。きっともっと強くなるアル」

 

 うんうんと頷いて席に座った。

 

「お前も十分に強いよ。菲は一撃を重視した攻撃を主体に鍛えたほうが良いな」

 

 隼人は先ほどの戦いを見て、菲に今後の方針を告げた。

 

「分かったアル。一撃アルね。頑張って修行するアル」

 

 目指すべきスタイルが見つかり嬉しそうだった。

 

 

つづく

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