俺らはチーム鉄華団   作:かじもこ

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1話 何?アグニカカイエルを知らないだと?

 マクギリスの革命に参加し、アリアンロッド艦隊のラスタルの手によって解散した鉄華団。その中で、多くの命が失われた。団長のオルガを始め、エースの三日月、明宏、シノなど。

 

 そんな命を落としてしまった彼らだったが、新しい世界へ生まれ変わっても、彼らは戦場に居た。

 

 しかし、戦場にいる三日月、明宏、シノの3人はこれまでとは違う機体に乗っていた。

 

 三日月はガンダムSEEDに出てくるソードストライクをそのまま未改造で使用している。

 

 明宏は、ガンダムXに出てくるガンダムレオパルドを胸部のガトリング外す代わりに、各部にスラスターを増設し、両腕にガトリングを装備し、茶色に塗り直したガンダムレオパルドリベイクに。

 

 シノは未改造のヅダをピンク色に塗り直したと真流星号に乗っていた。当然、土星エンジンは改良していないため、加速しすぎると本当の流星になってしまう欠陥がある。

 

 

 舞台は砂漠。三日月達が戦闘をする中、オルガが指示を出していた。

 

 そう、これは殺し合いではなく『ガンプラバトル』である。

 

『ミカ、シノの援護に迎え!あいつのエンジンがそろそろやばい!』

 

『分かった。こいつを片付けたらすぐに向かう』

 

『シノ!速度落とせ!また爆散するぞ!』

 

『そんなこと言ってもよぉ〜』

 

『あ、明宏!お前、またガトリングガンで格闘したな!急いで後退しろ!』

 

『お、おう!』

 

『ミカ!急いでくれ・・・、いや、もう援護は必要ない』

 

 そして数分後、戦闘は制限時間となり数の差でオルガ達の敗北となった。

 

 オルガは戦闘に出ていた三日月と明宏、シノとマネージャーのラフタ、ハッシュ、ビスケットを連れて、顧問のマクギリスの元へと向かった。

 

「言いたい事は山ほどある。先に良い点から。オルガくんの指示と三日月の活躍は素晴らしいものだった。この調子で続けてくれたまえ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「そうかな?いつも通りしただけだよ」

 

「それに比べて、シノ。あれほどヅダを使うなと言ったではないか!あの機体のエンジンは欠陥があるから未改造では危険なのだ!」

 

「いや〜、だってかっこいいじゃねーか」

 

「あと、明宏。ガトリングガンで格闘するなと何度言えば分かるのだ。ガトリングガンで格闘をすると銃身が曲がり、修理が大変なのだぞ。少しはビスケットくんとハッシュくんの苦労も考えてくれ」

 

「お、おう。気をつけます」

 

「まったく、鉄華団にいた頃が懐かしく思える。あの頃の勢いはどこへ行ってしまったのか。練習試合5連敗とは悔しくないのかね?しかも三日月に負担をかけ過ぎだ。このままでは地区大会1回戦突破も危ういぞ」

 

 そう。三日月のソードストライクはシノと明宏が離脱した事により3対1を強いられ、しかもそのストライクは三日月が作った素組みであるため、出来はお世辞にはとてもいいとは言えず、三日月の腕でなんとかカバーしている状況であった。

 

 そう、今はチームトライファイターズが優勝して1年後の話。ルールが少々改正され、地区大会は3対3の団体戦に変わりはないが、全国大会では団体戦だけでなく、個人戦。そして教員の部がある。個人戦と教員の部は全国大会に出場した各チームから、1人ずつ出場させるというものである。そして、優勝すれば世界大会、大人の部への参加権を得ることが出来る。

 

 チーム鉄華団は反省会を終え重い足取りの中、学校の部室へと戻った。

 

 部室へ着くとオルガが唐突に口を開く。

 

「なあ、みんな聞いてくれ。俺はマクギリスに恩返しがしたい!前の世界では散々な目にあったが、今は違う。俺たちのことを考え、俺たちにガンプラバトル部を作る機会をくれた。バトルシステムも買ってくれた。部活のためにいろんなとこへ行って練習試合をお願いしてる。ここまでしてくれたんだから、俺たちはマクギリスに教員の部として全国大会に出場させたい!」

 

 するとその話を聞いて、ラフタが反論する。

 

「ちょっと待って!確かに恩返しはしたいけど、流石にそれは無理があるよ。だって同じリーグにあの『ガンプラ学園』がいるんだよ!」

 

 ガンプラ学園。学生ながらも世界大会に通用する腕を持つものが集まる学校であり、その成績は輝かしいものばかりである。

 

「俺は別にどうでもいいよ」

 

「三日月さんが大丈夫なら俺もいけます!」

 

「でもちょっとそれは厳しいんじゃねーか?」

 

「そうだ。だが聞いて欲しい!去年、奴らは全国大会の決勝でとある廃部寸前のチームに敗北した。だから俺らにも可能性はある」

 

 そこで明宏が口を開く。

 

「だが奴らは腕だけじゃなくて、とてつもないガンプラを揃えていた。だが俺たちのは素組みと素人改造と欠陥機しかないぞ」

 

「おい!なんだよ俺の流星号が欠陥機って!」

 

「それについては問題ない。この時のためにビスケットとハッシュに用意してもらってたんだからな」

 

 するとビスケットとハッシュは8つのガンプラを並べた。しかしそのうちの3つはフレームしかなかったが、そのガンプラはどれも見慣れたものばかりであった。

 

 バルバトス第5形態

 

 バルバトス第6形態

 

 グレイズ改

 

 紫電改(流星号)

 

 辟邪

 

 ガンダムフレーム×3

 

 みんなが驚く中、ビスケットが解説を入れる。

 

「まずはこの機体は全てフレームを忠実に再現して、しかもフレームはプラスチックだけど装甲には本物の鉄を使ってるんだ。プラフスキー粒子はプラスチックに反応するから、フレームをプラスチックにすればあとは問題なく動かせるよ。あと塗料も僕とハッシュが考えた特殊なものを使ってるからナノラミネートアーマーを完全に再現してるよ。これでビームに怯えずに、存分に戦えるよ」

 

「なんでバルバトスは2つもあるの?」

 

「三日月はトップをするから特化装備にしたんだよ。地形は試合前に発表されるから、それに特化した方を選ぶ。そうすれば毎回同じ機体を使って整備の負担も増やさずに済むからだよ」

 

「なるほど、でも残りの3つは何にするの?」

 

「残りはマクギリス先生が使うバエル、明宏が使うグシオンリベイクフルシティ、シノが使うフラウロスにする予定だよ。三日月のバルバトスも全国大会に出る頃までにはルプスとルプスレクスにしておく予定だよ」

 

「ふーん。じゃあさあ、使い勝手を試してもいい?」

 

 するとビスケットは悩んだ様子でオルガに聞く。

 

「どうするオルガ?」

 

「機体に慣らしとく必要もあるしな。ハッシュ!お前も補欠になるから辟邪で相手してやれ」

 

 すると久しぶりのバトルにテンションが上がるハッシュは目を輝かせて臨んだ。

 

「はい!頑張ります!」

 

「じゃあ始めるよ。制限時間は無し。ダメージレベルは最低で」

 

 ステージは宇宙のため三日月は第5形態を選んだ。

 

 ガンプラバトルシステムが起動して辺りが粒子に包まれる。

 

 2人はGPベースにガンプラを置き、発信準備を整える。

 

「三日月・オーガス。ガンダムバルバトス」

 

「ハッシュ・ミディ。辟邪」

 

『出る!』

 

 

 

 

 

 

 

 その頃マクギリスは、職員室で同僚のカルタといちゃいちゃしていた。

 

 つづく

 

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