リアルでのごたごたが片付いた瞬間に風邪にかかってしまいました。
……よし、主人公。君も風邪ひけ。
……あー。ごめんね。どうもこの時期の僕は風邪っぽくて。
原因には心当たりはあるんだけど。ちょっとお薬注文しないと……
「全く!旅行に行って帰ってきたとたんに病気にかかるとか、なのはといいアンタといいなにやってんのよ」
「う、うるさい……頭痛いからもうちょっと静かにしてよ……」
ナンバーにはぐらかされた翌日。
僕は風邪で寝込んでいた。記憶が抜けてるイベントの次は風邪とか不幸か。やってられない。
ちなみに夏目家の人に聞いたところ、僕は記憶が抜けてる期間はウーノさんに連れられて旅行に行っていたらしい。本当だろうか。
ナンバーは相変わらず話してくれないし。全く、ひねくれてるデバイスには困ったものだ。
で、今はなのはちゃんにアリサちゃん、すずかちゃんの3人がお見舞いに来てくれてる。
ありがたい……のだろうか。
「友達には知られたくないな、これ……」
「どうして?あ、これお見舞いの本だよ。ツボ押しの本。前にフリーマーケットで買った奴なんだけどね」
すずかちゃん、本ならなんでも読むんだね。
「あー……あのね、普通は男の子の家に女の子だけで三人もお見舞いが来るってことはないんだよ?」
「へえ。なら私たちが来てあげたことに感謝しなさいよ」
「やだ」
「なんでよ」
新聞投げるな、痛い。これでも優しい方なのかもしれないけど。
「あ、あはは……でもアリサちゃんもしっかり心配してくれたんだよ?」
「そうだったんだ……ん、なのはちゃん?」
はて?何かあったような気がする。気のせいだろうか。
「……テレビは45度の角度で叩くと治る」
「にゃぁぁ!?」
「「?」」
なんでなのはちゃん慌てるんだ。ってそういえば昨日……
「え、えっと、大丈夫なの?」
意識を取り戻したばかりの僕の近くになのはちゃんがいたような……
その前に何か声が……
『テレビは45度の角度で叩くと治る様にマスターの記憶も頭を45度の角度で叩くと治ります!』
「なんかすごくなのはちゃんをしばきたくなったんだけど」
「任せなさい。大体わかったわ」
「わ、わかってないわかってないぃ!!」
さて、後でお仕置きタイムだよ、ナンバー。
三人が帰った後夏目家の人からも看病されつつ。なのはちゃんのお土産をおいしくいただいたところで今日はもう眠ることにする。
コンコンッ。
そんな時だ。ベランダの窓がノックされたので、開けることにする。
いや、普通は開けないんだけど、風邪で思考能力が低下してるもんで。
「……よう。風邪ひいたって聞いたけど大丈夫か?」
「うぇぃ?なんでヴィータちゃん?というか何その格好」
ミニスカサンタって何さ。今夏。
「……はやてに贈り物するならって着せられた」
「はやてちゃんェ……」
脳裏にサムズアップしつつ目がキランと光るはやてちゃんが浮かんだ。やりすぎやで八神。
はやてちゃんも結構おふざけがすぎると思うのは僕だけでしょうか。
「というか、ここ二階だよ。どうやって上がってきたの?」
「魔法に決まってるだろ?アタシの家からここまでずーっと上空飛んできた。というかさすがにこの格好をあんまり人に見られたくねぇ」
明日のニュースにサンタが空を飛んでいたという記事が出ないことを祈る。
「ん?人に見られたくないのに僕にはいいの?」
「あー?まあな。おまえは友達だし」
「……ありがとね、ヴィータちゃん」
「へへ、おうよ」
ちなみに贈り物は某ミルクコーヒーの二人で分けれるアイスだった。いや、僕風邪ひいてるんだけど。
半分ヴィータちゃんにあげた。喜ぶ姿がかわいくてついなでた僕は悪くない。