ちょっと登場人物について調べていたら長引きました。
改訂:タイトル間違えるとか何やってるんだ自分!!
こうして私と君は出会ったんだ。あの時は結局本名が聞けなかったのがちょっと残念かな。
……え?医者にはナンバーは伝えているはずだから医者に聞けば良かった?
あっ……と、とりあえずそれは置いておいて。次の日の話をしよっか。
「おはよう、ボクくん。よく眠れた?」
「病院のベッドはなかなか快適だったよ。まああんまり経験しないに越したことは無いけどね」
翌日。朝食を済ませてちょうど良い時間になったところで、私はボクくんの病室を訪ねた。
第一発見者だからか病室を訪ねる許可はあっさり下りた。
「それで、フェイトちゃんは何しに来たの?」
「うん。今日はちょっと君のことで私の知り合いを呼んでるんだ。もうちょっとしたら来ると思うんだけど……」
ちょうどその時。病室のドアがノックされて一人の女性が入ってきた。
「やっほー。久しぶりだねフェイトちゃん。元気だった?」
「お久しぶりですエイミィさん」
「エイミィ?変わった名前だね。フェイトちゃんと同じ外人さん?」
「あはは。地球出身の人ならやっぱりそう思うのかな?」
「え、ボクくん地球出身だったの!?」
「うん。言ってなかったっけ?あ、後ナンバーとお医者さんからここが異世界だってことも聞いてるよ。世界というか、時空は広いって言うのかなぁ。魔法は使ってみるもんだね」
聞いてないよ。他の世界出身だってことしか聞いてないよ。
軽々しくそんなことを言ってるけど、ボクくんが私の友達の白い魔導師……なのはと同じ第97管理外世界出身ということだ。私からしてみれば時空は狭いよ。
「おっと、忘れるところだった。君にはこれを渡しに来たんだ」
エイミィさんはそう言って一枚の書類を手渡した。転送ポート使用許可書、とあった。
「……」
「?どうかした?」
「文字が読めない」
あっ。そういえばそうだったね。あの書類はミッドチルダで一番普及している言語で書かれているけど、管理外世界の人がそれを必ず知ってるとは限らないからね……あれ?
「じゃあなんで普通に私たちと話せてるの?」
『私が翻訳魔法を常時かけているからですよ。ええい、マスター。書類を私に見せてください。すぐに翻訳して投影します』
「ありがとね、ナンバー。えーと?転送ポートの使用許可書?何これ?」
ナンバー、と呼ばれた腕時計型デバイスを書類に向けると、すぐに文字盤から空中に書類が投影された。
よく見ると地球の言葉で書かれてる。
「ええええ!?な、何そのハイスペックデバイス!?インテリジェントデバイスだって聞いてたけど私のよりも普通に性能良さそう!?」
『はっはーん。管理局の型落ちデバイスに遅れは取りませんよ!私は後10年は最先端の性能を誇ってみせる最高のデバイスですからね!耐久性もストレージには劣りませんし記録してある魔法も一番多いと自負しておりまっ、ってあいたぁ!?』
「はーい。調子に乗らないの」
あ、またナンバーいじめてる。ほどほどにした方が良いんじゃ……
「えーっと、改めて説明するよ。君は第97管理外世界出身ってことでいいんだよね?次元漂流者っていうやつで君のことを処理して、転送ポートの使用許可証も取ったから。明日の夕方には地球に帰れるよ」
「ありがとうございます、エイミィさん」
「まあ、私も管理局員だからこれくらいはね。でも記憶はどうするの?」
「ナンバーがどうにかするって言ってました」
『テレビは45度の角度で叩くと治る様にマスターの記憶も頭を45度の角度で叩くと治ります!』
あ、ナンバーが床にたたきつけられて宙を舞った。
「そ、それでね?明日は夕方まで自由時間だからもし良かったら私が案内するからミッドチルダを観光しないかな?なーんて思ってるんだけどどう?私の職場の人で全然休まない人がいて、その子も誘うつもりなんだけど」
休まない人?……誰だろう。
「いいんですか?こちらこそよろしくお願いします。ちょっと異世界だから興味もあったんですよ」
「わかった。フェイトちゃんも明日暇でしょ?一緒に行かない?」
「わかりました。準備をしておきます」
こうして私とボクくんは明日ミッドチルダを観光することになった。
……実は内心私も楽しみだったりする。
Q:フェイトちゃん裁判中じゃないの?出歩いて良いの?
A:どこぞのドクターが暇つぶしで手を回したので裁判はほぼ終了しております