これにて年越し編は終了です。年明け編とかは絶対にありません(断言)
もう体力が尽きました(苦笑)
それでは、またどこかでお会いしましょう。
できれば夏くらいにまた会えるといいですね。
色々と考えてますし。
「と、いう訳で。ウーノのおかげで年越しそばの準備は済ませてある」
「……ドクター?あのですね。そんなの聞いてないからもうこっちでも作っちゃったんですが」
「ふむ?笑うしかないんじゃないか?」
「笑い事じゃないわぁ!!」
ところ戻って僕の家。
仕事が終わって合流してきたドクターから、ウーノさんが高町家で年越しそばを作ってくれているという報告が。
あと少ししたら届くらしいけどさぁ。
遅いっての。こっちもうできちゃったんだけど。
「ん、量が多くても問題ないッスよー?」
「まあ確かにウェンディとかいっぱい食べる人いるけどさぁ……作り方を教えたのが高町家の料理番こと桃子さんでしょ?比べられたら絶対負けるっての」
「え?同僚くんは所詮その程度でしょ?」
「ぶっ飛ばされたいかクアットロ」
いつの間にかそばにはクアットロがいた。トーレさんにやられまくってすでにボロボロだけど。
「ふふ、出来る物ならやってみなさいな?本気を出せば私、あなたには負けませんので」
……ナンバー?
『よし来たお任せを!シルクバインド、粘りけマシマシで!』
「ふきゃぁ!?」
ナンバーに指示してバインドをしかける。見事に命中。バランスを崩してクアットロは床に倒れ伏した。
「な、なんですかこれ、バインドなのにネバッとするんですが!?」
『ふふふ。マスターがスパイダーマンが好きなのを受けて、年々バインドの質を改良し、蜘蛛糸に近づけていたんですよ!しかも強度とかはかなり高めです!限定的ですがAAクラス並の魔導師レベルのバインドです!』
「馬鹿じゃないんですか!?そんなバインド作って何に使うんです!?」
「ウェブスイングとか?」
「知りませんよそんなものぉ!」
『もっと知識を満たしなさいな、妹ちゃん?さーて、そろそろクアットロちゃんの体を堪能しましょうか!地味にスタイルのいい眼鏡っ子!ふふふ、萌えますな!!』
「ひぃぃ!?」
「……帰ってきてたらクアットロお姉さんがパパにお仕置きされてた……」
あ、お帰りヴィヴィオ。
「ただいまー。どうせクアットロさんだから何かやらかしたんだろうけど。でもパパ、やりすぎちゃダメだよ?」
「ああ、大丈夫。後で水風呂にたたきこむだけだから」
「地味にえげつない!?魔王の友人だからってそんなところまで似なくていいじゃないですかぁ!」
「だったら少しは自重しようね。あ、そうだ。いいこと思いついた。今歌合戦の番組やってる?クアットロさんに何か熱唱してもらおっか」
「あんまり変わりませんよぉ!!」
最終的にドクターがクアットロの歌を聞いてみたいとか言い出して歌うことになった。
かなり恥ずかしいらしく顔真っ赤だったなぁ。写真撮ったし何かに使えそうだな。
それに対抗して一部のナンバーズも歌い出したのはまた別の話。
……チンクさんめっちゃすごかった。
「ん、そろそろかな。ちょっと出かけてくるよ。ほら、ヴィヴィオ、起きろー」
「んゆ……パパだけで行ってきて……ぐぅ。」
あちゃあ、まだまだ子供なヴィヴィオにはきついか。
「おや、どこに行くのかね?」
後3時間もすれば新年になる頃。出かけようとしてドクターに呼び止められた。
ナンバーズ?オットーさんとディードさんが原因で半分くらい酔いつぶれてる。どんだけ飲むんだこの二人。
体は酒で出来ているんじゃないだろうな。
「友人と除夜の鐘をつきに行ってくるんだよ」
「ほう、おもしろそうだな。私も行くとしよう」
「ごめんね、ドクター。さすがにドクター連れて行くと何が起こるか分からないから。後ナンバーズも酔いつぶれてるでしょ?」
「むっ……そうだな。来年は必ずつくとしよう。ナンバーズ一人あたり9回か」
「108回全部やるきなのかドクターェ……というか自分も計算にいれようよ……」
「遅い!」
「開口一番それ!?これでも急いできたんだけどなぁ……」
「まあまあ。アリサちゃんだって、もしかして事故にあったのかもしれないって心配してたんだよ?」
「ほほう?」
「ちょっとすずか、何バラしてるのよ!?」
海鳴から少し離れた場所にあるお寺。
バイクに乗って少し飛ばしてきたけど、予定より遅れたからしかたないのかもだけど。
……本当にかわらないよなぁ、アリサさんに月村さんって。
「それはともかく、本当に何してたの?」
「ヴィヴィオを寝かしつけた直後につかかってきた酔っ払いをノックアウトしてた」
「何やってんのよ……」
「ちなみにつっかかってきた酔っ払いは女性4人」
「へぇ?私たちを待たせておきながら自分は女をはべらせてたってわけ?」
「ボクくん。私だって怒るんだよ?」
うわ、二人が怖い!!
「いやいやいや!女性をはべらせるとか恐れ多いって。職場の上司が娘引き連れてやってきてただけだよ」
「部下の家におしかける上司ってなんなんだろう……」
「ちなみに社長さんだよ」
「なんでそんな人が押しかけてくるのよ!?」
「ちなみに娘さんは合計12人」
「えっ、何その人数」
そういえば、二人にはまだドクターのこと説明してないんだよな。これは時間がかかるパターンか……
その後、時間をかけて説明したらしぶしぶとアリサさんは納得してくれた。
月村さん?なんかいい笑顔のまんまだけど。
「ところで、どうしてこんなところまで来て除夜の鐘ついてるの?」
「あー、それ言ってなかったっけ。フェイトが地球にいた頃に、除夜の鐘を知って一度ついてみたい、とか言い出したのよ」
「フェイトさんが?なんか納得だね」
フェイトさんってああ見えて好奇心の塊っぽい節あるしね。
「それで、たまたまそれを聞いてたなのはのお父さんが、除夜の鐘をつけるお寺を教えてくれたの。それがここなんだ」
「今はなのはやフェイトはいないけど、ここに来るのはなんだか癖になっちゃったのよね。それが続いて今に至るって訳」
「なるほどなぁ……」
「さて、と。ほら、急ぐわよ。そろそろつく人用の券が配られる時間だから」
「そうだね。それじゃ、行こうかボクくん」
「ん、了解。やれやれ、今年も最後まで大変っぽいなぁ」
『それがマスターの運命ですからねー』
うっさいナンバー。
……こうして。無事に除夜の鐘をつくことはでき。
僕らの年明けは平穏なうちに終わった。
……まあ家帰ったら片付けが待ってるけどね!
おのれ酒飲み勢……
『ところで今ふと思ったんですが、なのはさんのお父さんがここを教えたんですよね?』
「そうだけど。というかなんか久しぶりね、ナンバー」
『ツンデレは黙らっしゃい』
「は?」
「アリサさん、今は抑えて。後で後で。ナンバー、続けて」
『それで、私思ったんですけど、ここって海鳴からそれなりに遠いですよね?もしかしてなのはさんのお父さん、年末にここに修行と題して走って来ていたのでは?』
「いやいや、ないでしょ。そんなことあってたまるか」
「「……」」
「なんで二人とも黙るの?」
「え、と、その。私のお義兄さん、つまりなのはちゃんのお兄さんを見てたら、本当にありえそうだなーって思ったから……」
『「えっ」』
「後「昔とは違って桃子がいるから年末は家が空けられないなぁ」とか言ってることがあるし。もしかして本当なんじゃないの、それ」
『「えっ」』
……恐るべし高町家。
「まあ今となってはそれを続けてるのは私くらいなんだけどねー」
「誰!?」
「だ、誰って……ボクくんも酷いなぁ」
『出たな、クアットロもどき!』
「クアットロって誰!?」
というかナンバー、似てない。この人メガネかけてるけど髪黒いし。
というか本当に誰だ。いきなり後ろに立ってたのは驚いたけど。
「ほら、高町美由希だよ。なのはのお姉さんの」
「えっ?……あっ!そうだ、そうだった!ほとんど会わないから忘れてた!!」
「相変わらず酷いね、ボクくん?悪気はないるだろうけどさぁ」
『……はっ、本編でほぼ作者に忘れられていた女が何を言っているのか』
「ぐふっ!!」
……実は年明けて作品読み返すまで存在をガチで忘れていたのは内緒である。