海鳴市での、なつやすみ   作:あおい安室

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お久しぶりです。
寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
そういうネタを書きたくなったので一本仕上げてきました。
是非お楽しみください。



一コマ編
冬な海鳴市の一コマ。


なんだかお久しぶりです。

海鳴市在住、子持ちの独身男性な僕です。

1月も終わり、2月に入った海鳴市ですが、現在。

 

「わー……雪いっぱいだねー、パパー」

 

「うん……うん……」

 

……どうしてこうなったレベルで雪積もってますです。朝起きて寒かったから外見たら一面銀世界とか何?

目測で3cmくらい積もってるんですが。幸い降る分はもう微々たる量だけど、

ここ、海鳴だよね?北海道とか雪国じゃないよね?幸い今日は会社も小学校も休みだから良いけど。

 

「……ドクターの仕業かな、これ」

 

『可能性はありますね。問い合わせておきます』

 

「なんでもかんでもドクターのせいにするのはかわいそうだとヴィヴィオは思います」

 

「ヴィヴィオ、自業自得って言葉知ってる?」

 

「……ドクターだから仕方なかったね!」

 

よし、ヴィヴィオの勉強になった。ドクターが珍しく役に立ったな。

 

『マスターを見て育つヴィヴィオちゃんが最近不安なナンバーでしたっと。あ、ドクター無関係でしたよ。単純に異常気象らしいです』

 

「……マジですか。そうか、異常気象なのか。地球大丈夫なのか……?」

 

『ロストロギアがポコポコ出てくる時点で手遅れですね!ちなみに、ドクターが実は雪見るのが初めてらしくて。むちゃくちゃはしゃいでるから、止めるの手伝って、と言う妹たちからの救援要請が来ております』

 

「そっとしておこうか!」

 

この寒い日にそういう苦労は勘弁して。

 

 

 

「……ナンバー。真面目に聞くけど寒さ対策の魔法無い?」

 

『無くは無いですよ。ただマスターの適正的に考えるとちょっと使うには燃費が悪かったり、見た目の都合で一般人にばれるので無理ですね。申し訳ない』

 

「だよねぇ……はあ。夕食の食材の買い出し忘れてた自分が情けない。おまけにすごく寒い……こたつとみかんが恋しい……」

 

そして。前述の通り買い出しを忘れてたのでヴィヴィオを家に残して一人買い出しに出かけてます。

交通手段はバイクしか持ってない上に、この雪だから使いようも無いと言うね。

はぁ。はき出した息が白いや。

 

『というかどこから持ってきたんですかあの段ボール一箱分のみかん。私がメンテナンスから帰ってきたらいつの間にかあって驚きましたよ』

 

「昔の友人から届いたんだよ。今はみかん農家やってるんだってさ」

 

『……高町家が謎なのは今に始まったことじゃないですけど、マスターも割と謎ですよね。交友関係広すぎですよ。この前鹿児島に出張に行ったときなんて、狐連れた美人さんと知り合いだったじゃないですか』

 

「あー、神咲さん?昔いろいろな学校に転校してた頃に会った人だね。あの人見た目変わって無かったなぁ。さすがに違うと思ったけどそれでも気になって、神咲さんの親戚ですかって声かけたら、まさかの本人でびっくりしたなぁ」

 

ホテルがたまたま地域で有名な神社に近くて、出張成功祈願にそこにお参りしようと思ったら、転げ落ちてきてびっくりした。しかもほぼ怪我無し。なんだあの人。

 

「あの人とはナンバーと出会うほんの少し前に会ったんだよ。昔巫女さんやってたんだよなぁ。その頃からあの狐がかわいくて……ん?待てよ?狐の寿命ってそんなに長かったっけ?そういえばこの前会ったときと昔で外見が変わってないような……となるとあの狐ってまさか化け狐?」

 

『その辺にしましょう!収拾がつきません!私たちはマジカルだけで十分ですよ!レッツゴー陰陽師したらもうどうしようにもなくなります!今日も元気にリリカルマジカルですよ!!とらいあんぐるな世界はゴメンですよ!』

 

「りょ、了解ー……」

 

ナンバー、最近たまにだけど様子がおかしくなるんだよなぁ……経年劣化かな?

 

 

 

「……何してるんですか恭也さん」

 

「ん?帰ってきたか。おまえの家の所もヴィヴィオに許可を貰って雪かきしたんだが……だめだったか?」

 

家に帰ってきたら庭に大きな雪山が!

で、家の屋根とか周辺の道路の雪が消えてるんですが。そしてスコップ片手の恭也さんがいた。

そのスコップうちのやつなんですが。別に良いんですけど。

 

「というかなんでいるんですか?ついに忍さんから家を追い出されました?」

 

「何故そうなる……?」

 

あきれられた。なんだ、違うのか。

 

「高町家って年中修行してないと落ち着かないように見えるんで、ついに月村さんが怒ったのかなぁ、と」

 

「失礼な。これでも結婚後は週三に減らしたぞ」

 

『ギルティですね。そんなんだから膝壊すんですよ』

 

「ん?膝?特に怪我はしてないが……」

 

「あー。ナンバー最近調子悪いんですよ。で、結局の所なんでいるんです?」

 

「この雪で市内の交通機関も麻痺していているだろう?おまけに歩きづらい。いつ大きな事故が起きるかもわからん。それで父さんと協力して雪かきしてるんだ」

 

『本音は修行ですねわかります!さすがは戦闘民族高町家!』

 

「おまえの時計はやかましいな……まあ、修行にはなってるな」

 

ダメだこの人なんとかしないと。

 

「あ、ナンバーやかましいならたたき割ります?僕はかまいませんけど」

 

『やめてください死んでしまいます!私はヴィヴィオの花嫁姿を見るまで死にません!』

 

ヴィヴィオの花嫁姿って。何年先なんだか。

 

「そういえば、おまえは結婚しないのか?ヴィヴィオという娘もいるんだろう?」

 

「やめてください。本当にやめてください。いい相手がいないんですし、僕の周りの状況的に厳しいですよ。仲の良い女性ならいますけど、あくまで友人ですし。というか……親しくなりすぎてそういう対象として見れる女性が全くいません」

 

「……強く生きろ」

 

恭也さんに励まされた。冗談抜きで僕が結婚するのは無理な気がする。

僕の親しい女性って大体複雑な事情抱えてるし。おまけに恋愛対象としては見れないし。

……前途多難だな、僕。

 

ちなみに、恭也さんの作った雪山ですが。

 

「わぁー、おっきいねー。テレビでやってたかまくらみたいだね、パパ」

 

「……ふむ。かまくら、か」

 

ヴィヴィオの注文で恭也さんの手でかまくらに改造されました。

かまくらを速攻で仕上げる恭也さんの姿にどん引きです。

 




ちなみに神崎さんは皆さんのご想像通りの人、とだけ言っておきます。
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