こんばんは、ヴィヴィオです。
シュテルと買い物にいった帰りのこと。
「ばか、な……私が負けるとは……」
「あの程度の敵、私にとっては雑魚当然です」
桃色の髪の剣士こと、シグナムさんに突然襲われました。
話をしようとしても、聞いてくれる様子はまるでなく。闇の書の糧になれだとか言ってきました。
どうしようにもなくてこまっていたところ、シュテルが撃退してくれました。
シュテルってデバイスも戦い方もなのはママに似てるかも。でもなんだか魔法が熱かった。
ドクターが魔力を電気とかに変換できる人がいるって言ってたけど、シュテルは魔力を炎に変えることができる人なのかな。
少し珍しいかも。
「それではとどめです……ディザスターヒートッ!!」
「ぐあぁぁぁぁ!!!」
そして、シュテルの砲撃魔法が炸裂し。
シグナムさんは跡形もなく消えた。
「「……あれ?」」
消えた?なんで?ま、まさか……
「シュテル……なのはママに似てるからって人を砲撃魔法で殺すところまで似なくてもいいよ……」
「待ってください。殺してはいませんから。ですからジリジリと下がらないでください。お願いですから」
「それは闇の書の残滓だろう。いくらシュテルでも、あのヴォルケンリッターをあっさりと倒せるとは思えん」
「でしょうね。手応えがありませんでした」
家に帰ってきて、ディアーチェに相談する。
すると、さっき戦っていたシグナムさんは闇の書の残滓ではないかとのこと。
「ディアーチェ、闇の書の残滓って何?」
「む、ヴィヴィオは知らんか。闇の書が記録した魔導師の姿と能力を模した粗悪品だ。魔力収集を目的に戦っているようだが、気にするな。連中は無視して構わん。能力は本物よりも遥かに低下している、いわば雑魚だ」
「ざ、雑魚って……」
言い方が酷くないかな?
「やつらも我らと同じように魔力でできた存在だ。倒せば当然消滅するし、生きているわけでもない」
「そういわれると安心するけど、結局のところなんでそんなものがいるの?」
「以前も我らと同じようにこの世界に現れていた。今回も同様だろう。だが……好機だ」
「好機?」
「奴等とは必ずしも戦わなければならないわけではない。が、我らと敵対している連中は闇の書の残滓を好ましくは思っておらん。十中八九駆除しようとするだろう」
「でしょうね。放置すれば無関係な人間を襲う可能性もあるでしょう」
ディアーチェの言葉にシュテルが補足します。
「ええっ!?じゃ、じゃあすぐに倒しに行かないと!」
「たわけ。そんなことをしても我らにメリットはないわ。むしろ魔力の浪費で無駄にしかならん。それに倒そうとする連中がおるといっただろう。我らと敵対する連中……子鴉どもだ」
子鴉……誰だっけ?
「ヤガミハヤテですね。つまり、タカマチナノハたちです」
「あ、そっか。なのはママたちならきっととめてくれるよね」
「そうです。ですので闇の書の残滓に関しては心配する必要はありません」
だよね。なのはママたちってスッゴク強いし。心配しなくてもきっと大丈夫だよ。
「……む、なのはママ、だと?ヴィヴィオ、どういう意味だ」
「あ、ディアーチェにも説明しないとね」
そして、私はディアーチェにも私が平行世界の未来からきたことを話すことになるのでした。
……え、レヴィがどうしてるのかって?
「むにゅう……おうさま、それはぼくの……」
二度寝してた。
「威力を下げまして、と……はあっ!!」
「あっつうぅぅ!!」
もちろんシュテルからお仕置きされましたとさ。