ヴィヴィがひらがなにできないことをついつい忘れていました。
こんばんは、ヴィヴィオです。
ナンバーをボコボコにしつつ、なんとか弁解をして。
「えっと。つまりヴィヴィオちゃんが私を勝手にママって呼んでるだけで、別に私の子供じゃない……ってことであってる?」
なんとか、誤解を解くことができました。
「うん、そうだよ。あ、でもママって呼んで?って言いだしたのはなのはママだよ」
「えええ?じゅ、ジュエルシードのこと含めて何やってるんだろ未来の私……」
『あとそれに乗っかってフェイトさんも同じことを言いだしたのでフェイトママという呼び方も存在します』
「未来のフェイトちゃんも何やってるの!?」
「管理局の執務官って言ってた」
「そういう意味じゃないよ……」
あきれるなのはママ。事実なんだけどなぁ。
『付け加えるとヴィヴィオさん、アリサさんとずずかさんもママと呼んでいますよ』
「あ、アリサちゃんとすずかちゃんも!?二人ともどうしてヴィヴィオちゃんにママって呼ばせるんだろう……」
『いえ、それにたいしてのマスターの反応をヴィヴィオさんが面白がって始めただけです』
あ、それ言っちゃダメ!
「……ふーん……ヴィヴィオちゃん、ちょっとお話いい?」
ナンバーの馬鹿ぁ!なのはママのお話恐ろしいってことわかってるはずなのに!!
「……ふっ」
シュテルも見てないで助けて!!
一方その頃、地球。
「はははは!!素晴らしい!その一言に尽きる!まさか、もう一人の未来のヴィヴィオくんまでやってくるとは!ますます面白くなってきたじゃないか!!」
海鳴市、スカリエッティのラボ。
そこには狂喜乱舞するドクターの姿があった。
なぜなら。
「ど、ドクターって過去でも相変わらずなんだね……」
「そもそもヴィヴィオさん、なぜ普通にあのジェイルスカリエッティと会話できるのですか。それになぜ警戒しないんですか……」
ドクターのラボには二人の少女がいたからである。
二人の少女の名前は『高町』ヴィヴィオと、アインハルト・ストラトス。
「でも、なんでこっちのビビオはタカマチなの?クボタじゃないの?」
「それはたぶんその頃にボクさんに私が会ってないからだと思うよ、シュテル。だから私はミッドチルダに今もいるし」
「……ふぅ、笑い疲れた。高町ヴィヴィオくんだったかな?なるほど。私たちが出会っていた久保田ヴィヴィオくんは地球にいると言っていたがそれが違いか?」
「たぶんそうじゃないかと」
二人は、少なくとも『久保田』ヴィヴィオとは別の次元の未来からやってきた。
というのも、『高町』ヴィヴィオの記憶とドクターの聞いた『久保田』ヴィヴィオの記憶の差違が多いからだ。
苗字、育った場所、JS事件時の行動、それからの生活。
なにもかもが違う。
そこから『高町』ヴィヴィオは最低でも『久保田』ヴィヴィオとは別の次元の未来からやってきたことが判明したのだ。
「ねえ、アインハルトちゃん、だったかしら?ヴィヴィオちゃんってどこの次元でもこんな感じに豪胆な子なの?」
「さ、さぁ……以前からあまり驚くことがないなー、とは思っていましたがまさかここまでとは思いませんでした」
「ヴィヴィオは壮絶な運命をたどることを強いられているとでも言うのか?」
そして、別の次元からやってきたヴィヴィオに興味津々なレヴィとドクターに対して、アインハルトと共に少し離れたところで苦労人オーラを漂わせているのはキリエとディアーチェ。
ぶっちゃけ現時点での良心枠である。
「ところで、どうして貴様らはこの時代にやってきた?」
「それが私たちにもよくわからないんです。気がついたときはこの時代にいたんです。ヴィヴィオさんは『どうせドクターの実験とかその辺だからきっと大丈夫』とか『過去の世界を探検しよう』とか普通に言い出したので、本当に驚きました」
「ヴィヴィオはどこに行ってもヴィヴィオなのだな……」
「ディアーチェ、後でお話する?なのはママ直伝だからすごいよ」
「いつの間にやってきた貴様!?というか、やめろ!そこはかとなく嫌な予感がするぞ!!」
……訂正。ヴィヴィオはどこに行ってもヴィヴィオだが、怖さには個人差があるようだ。