はるやすみ編ではありませんが、こんな話はいかがでしょうか。
……正直元ネタのあるはるやすみ編がきついです。トーマとかforce組の口調がわからないし、交遊関係もわからない。
誰か助けて。
食べ物の会話がなかったことに柏餅食べてて気づいたので急遽追加。あと感想にもあったヒロインらしさを本気で描いたらああなるという例。
それと、一応いっておきますが、ヒロインズと友達以上の関係になることは、ないです。
あっても書かないです。
甘すぎて書いてるこっちが死ぬ。
こんばんは、ボクです。今日はこどもの日。
こどもの成長を願う日ということですが、男の子向けなイベントな気がします。
しかし、そんなことは。
「パパ、今日はこどもの日だって!ヴィヴィオ、鯉のぼり見てみたい!」
我が家のヴィヴィオには無関係なのでした。
「鯉のぼりかぁ。うちにあったかな、ナンバー」
『ないですね。申し訳ないですが。注文しておきましょうか?』
「んー……あ、そうだ」
あそこならあるかも。
「ええ、ありますよ?」
訪れたのは、開店の少し前の翠屋。桃子さんに連絡したら、お店に来るよう言われた。
いつぞやのひな祭りの日同様にあるんじゃないかなーと思ってたけど、本当にあったとは。
「もしよかったら、それ貸してもらえませんか?ヴィヴィオが見たがってるんです」
「お願いします、桃子お姉さん!」
「あらあら。そうね……二人ともちょっと待ってくれる
?士郎さん、少し提案があるんだけど」
そういって桃子さんは士郎さんを呼びに行った。
それから数十分後。
「いらっしゃいませ。3名様ですね?2番テーブルへどうぞ」
翠屋で働く僕と。
「お待たせしました、こどもの日セットです!」
ヴィヴィオがいたのです。
なぜかというと。
「いらっしゃ……ってなんだ、バニングスさんか」
「なんだとは何よ、なんだとは。というか、外に鯉のぼりがあったんだけど。しかも、結構高いところに。あれどうやって取り付けたの?」
「士郎さんがひょひょいっと飛んで取り付けた」
「オーケー、いつもの高町家ね」
翠屋に鯉のぼりを取り付ける代わりに、急遽休むことになった店員の代役として僕とヴィヴィオが働くことになったのです。
こどもの日用のケーキとかも作ったから、稼ぎ時なんだとか。
商魂たくましいな、桃子さん。
「というか、懐かしいわねその格好。あなたがその格好するのは何年ぶりかしらね」
今の僕の格好は翠屋の店員服だ。昔翠屋で働いていた時とは違って大人用だけど。
正直懐かしい。
「さてねぇ。もう昔過ぎて覚えてないよ」
「ちょっと、まだ二十代でしょ?まだそういうには早いわよ、人生の先輩さん?」
「先輩かぁ。バニングスさんにそう呼ばれるとなんか意外だなぁ。さて、と。お嬢様、ご注文はどうしますか?」
「ボクにそう呼ばれても違和感しかないわ。出直してきなさい」
バニングスさんが厳しい。ま、付け焼き刃だし仕方ないかな。
「後でその辺みっちり叩き込んであげるわ」
「え」
「あら、いいですねそれ。アリサちゃん、お願いね?」
「え」
「……間接が痛い」
閉店後。わざわざ出直してきたバニングスさんに礼儀作法を叩き込まれた。
面白そうにそれを眺めてた桃子さん。ヴィヴィオもいました。
止めてよ。
「もう、それくらいで根をあげるなんて運動しなさすぎじゃないの、あなた?」
「面目ない……って。なんでいるのさバニングスさん」
「え、私これに興味があるもの」
そういって手に持った袋からニラのようなものを取り出す。
それはしょうぶ。しょうぶ湯用にってわざわざ桃子さんがバイト代としてケーキと一緒にくれたのだ。
なんでも知り合いからおすそわけされたものらしい。本当、高町家は知り合いが多いなぁ。
「興味があるのはいいんだけど、普通に男の人の家にこようとしないでよ」
「勝手知ったる元八神家だし、ヴィヴィオもいるじゃないの」
「だからって……家に許可は取ってるの?」
「当然。それにそろそろ、ヴィヴィオと一緒にお風呂に入りたくないんじゃないの?」
「……いや、それは元々なんだけど」
昔はせがまれてたけど、一回入ったこっきり。いくらなんでもこどもとはいえ、女の子とお風呂に入りたくない。
恥ずかしい。
「なら、あなたの代わりに私がヴィヴィオとお風呂に入るわよ。いいでしょ、ヴィヴィオ?」
「私はいいよー、アリサママ」
「だから私はママじゃないっての!」
「きゃーっ!」
バニングスさんに抱えられてきゃっきゃっ騒ぐヴィヴィオ。
見ていてほほえましい。
「……本当、僕もこどもじゃなくなったなぁ」
「当然じゃない。それに、私だってもう二十歳なんだから、お酒だって飲めるんだから。今度付き合いなさい」
「はいはい。お嬢様の仰せのままに」
「ん、よろしい」
……僕たちは大人になるけれど。僕とバニングスさんの関係は変わることはなさそうだ。
「パパー、お風呂出たよー」
「そう。バニングスさんは?」
「もう少し入ってるって。ところで、アリサさんを本当のヴィヴィオのママにはしないの?」
『あ、それ状況を見て黙ってたナンバーちゃんも気になりますね!』
「……できるわけないって。みんなとの関係は今くらいがちょうどいいし。それに今以上に踏み込んだ関係というのも、正直なれる自信がないし……」
『……普通、こども持ちとはいえ男の友人の家ほいほい入ってお風呂には入りませんけどね』
ナンバー、うるさい。
「パパのへたれー」
「ぐふっ!」
その後、お風呂を出たバニングスさんと当たり前のように晩御飯を食べ、食後のデザートに柏餅とかこどもの日フードを食べます。
いや、おかしいんだけど。
「……本当に許可とってるの、バニングスさん?」
「ちまき苦っ……んぐっ。しつこいわね。許可とってるわよ。それとも何?こんな美人と一緒に食事できるのが嫌なの?」
「そ、そういうわけじゃないけど……」
どうしよう。ヴィヴィオとああいう話をした後だから話すだけでちょっと緊張する。
柏餅の甘さで現実逃避っと。
「ところでアリサさん。アリサさんは本当のママになるの?」
「ふぐうっ!!」
の、喉つまった!というかヴィヴィオ、何聞いてるの!?
「え?つまりボクと結婚しろって?……好感度が足りないわね、出直しなさい」
「ゲホッ!ああ、死ぬかと思った……」
『マスター、聞かなかったふりは見苦しいですよ』
うるさいナンバー。鍋で煮込むぞ。
「あ、好感度が足りないってことは……いずれママになるかもしれないってこと!?やったねパパ!脈あるよ!」
「ヴィヴィオ。そういうこと本人の前で言わないで。というか、そういうことどこで覚えてきたのか」
「……すずかあたりじゃない?」
……月村さんが目元暗くして笑ってる姿が見えた。いや、まさか……
「というかバニングスさん、好感度の話って……マジなの?」
「さぁて、どうだか?ま、本気で落としたいなら頑張りなさいな、男の子?」
そういってニヤリと笑いながら、次の柏餅を頬張るバニングスさん。
『ツンデレのデレ来ましたなー。というか柏餅頬張ってもしまらねぇ。そこはお酒でも飲むべき!』
「う、うるさいわよナンバー!外に捨てるわよ!!」
……うん、いつも通りだ。多分冗談なんだろうな、好感度云々。
……冗談、だよね?