本当に感謝です。ありがとうございます。
まだForce組でないけど。
こんばんは、久保田ヴィヴィオです。
「……やっぱりパパが楽しそうな思いをしてる気がする!」
「うるさいです……静かにしてください……」
アースラの医務室では、ベッドに突っ伏したシュテルと、それを看病するヴィヴィオと。
「というか、シュテルちゃんも災難ね。なのはちゃんとフェイトちゃんの摸擬戦に付き合わされたんでしょ?」
医者としてシャマルがいた。もっとも、監視役というのもあるが。
「……途中からそちらのシグナムという方も乱入してきて地獄絵図だったのですが。というかその中になぜかヴィヴィオのつけていたデバイスが紛れていてびっくりしたのですが」
「あ、あはは……」
何をしてるんだろう、シグナムさんとナンバー。
「なんでそれを止めなかったのシャマルさん」
「私はその場にいなかったし……それに、いたとしても止められたと思う?」
脳裏に浮かぶ、デバイス片手に笑って敵へと突っ込む姿。そして、敵が特撮か何かのようにほいほいと飛んでいく。
そして最後に残ったのは満足げなシグナムさん。
「無理だね!なのはママみたいな強い人がいないと絶対に止まらない!」
「そうでしょ!?私、正直いって疑問なのよね。ヴォルケンリッターって能力できれいに分かれてるけど、これといって指揮官らしい人がいないのよ。私は参謀格だけど、あまりそういうことはしないし、シグナムはそれっぽいといえばそれっぽいんだけど……」
「……あれ、中身は戦い大好きな人すぎです。正直生きる時代を間違えてます」
「……そういわれたら、この艦の最年長って古代ベルカの遺産でもある私たちなんだけど」
言われてみれば、確かに。闇の書がいつからあったのかは知らないけど、確実にシグナムさんたちは年齢で言えばトップなのかも。
「年齢という意味でなら、いつの頃からかはわかりませんが、闇の書の中にいたので私たちも恐らくヴォルケンリッターと近い年齢かと」
「えっ。あ、そ、そうよね。前回の事件の時に闇の書の残滓に紛れてあなたたちマテリアルも現れたのだったわね。そういえば、他のマテリアルは何をしているのかしら?」
「知りません。まだ会えていないので」
シュテルがさらっと嘘をつく。こういうとき無表情な人って楽そうでうらやましい。
「とまあ、こんな感じで。目的は話してくれませんでした」
艦長室。そこではつい先ほどまでヴィヴィオたちと話していたシャマルと、報告を聞くリンディがいた。
「そう。わざわざごめんなさいね、こんなことを頼んじゃって」
「いえいえ。これくらいは。一応ヴォルケンリッターの参謀格ですからこういうところで働かないと……」
……はやてちゃんが主になってから、まともに参謀らしいことをした記憶はないけど。
だから私って影が薄いのでしょうか……
「マテリアルの目的は不明。しばらくはこれまで通り観察しましょう。敵対して目を離すようなことになったらもう一度出会うのは難しいでしょうしね」
「わかりました。皆に伝えておきます」
「ところで、ヴィヴィオちゃんに協力している理由は話してくれたの?」
「それなんですが……」
「じゃあ、なんでヴィヴィオちゃんに協力してるの?前は闇の書の復活がどうとかいってたけど」
「なんとなく、です」
「な、なんとなく……」
これには苦笑いするしかありません。なんとなく。ごまかしているといえばごまかしているのでしょう。
ですが、下手に突っ込んで関係を悪化させるのはダメですし。このまま通しておきましょう。今は。
「そうです。タカマチナノハが気分次第で砲撃するのと同じです」
「「それはない」」
「こんな感じでヴィヴィオちゃんも思わずつっこみを入れてました」
「い、いくらなんでもなのはさんはそんなことはしないわよ……」
でも、思い返してみれば、ボクさんの時も、ヴィヴィオちゃんの時も過去に飛んだ原因は未来のなのはさんでした。しかも、うっかりという。未来のなのはさんは割とそそっかしい気がします。
なんというか、流れに身を任している感じです。そんな未来なのはさんですが……しません、よね?
一方そのころ。
「……うーん、やっぱり砲撃した方がよかった気がする。ディバインバスターを最低限火力で当ててもいい?」
「プロボクサーのパンチ以上に威力がありそうなのでやめてください高町さん」
「……なのはさんの砲撃も気分次第?」
「バカ、何言ってんのよスバル!?見なさいよ、あの目!明らかにヤバいわよ、これぇ!!」
未来のとある居酒屋ではそんな会話が繰り広げられていたとか。