絶対設定の解釈でミスがあるでしょうね、これ。
申し訳ないですが直すのはちょっと後回しになりそうです。
こうして僕は魔法少女マジカルなのはちゃんと会った訳だ。
あれは本当に驚いた。ちなみにあの魔力弾リフティングは後日僕も挑戦したけど、結構難しかった。集中力が結構いるし、弾道計算も難しい。
高町さんマジですごい。
さて、次は8/8。高町家に初めて行った日だ。
「えーっと。こっちでいいんだっけ?」
『ですね。高町家に行くのでしょう?』
翌日。僕は高町ちゃんから、「魔法について話しあいたい」と言われて高町ちゃんの家に向かっていた。それとこの際だから家にも招待したいって。
また大きい家じゃないよね?本人曰わくそんなことはないらしいけど……
「ねえ、どうして落ち込んでるの?」
「高町ちゃんは一度常識を勉強してみるべきだと思う」
「えっ?」
案の定大きかった。確かに月村ちゃんの家よりは小さそうだけど、普通より大きいよ?
しかも道場まであるとか。普通はないからね?
ちなみに今日は高町ちゃん以外の家族はみんな仕事や学校らしい。お疲れ様です。
「えっと……とりあえずお互いのデバイスを紹介しよっか。これが私のデバイス、レイジングハートだよ」
そういって高町ちゃんは赤い宝石のネックレスを見せてきた。
如何にも魔法使いっぽいな。僕のとは大違いだ。
『初めまして。インテリジェントデバイスのレイジングハートです。これからよろしくお願いします』
「よろしくレイジングハート。それでこっちが僕のデバイス、ナンバーだよ」
そう言って僕も同じように腕時計を見せる。
高町ちゃんは腕時計がデバイスとは思ってなかったみたいで少し驚いていた。
『私はナンバー。最新鋭のインテリジェントデバイスですよっと。コンゴトモヨロシクです』
「よろしくね、ナンバー。それにしてもお互いインテリジェントデバイスなんだね。フェイトちゃんもインテリジェントデバイスだったし、結構多いのかな?」
「フェイトちゃん?聞いたことがない名前だけど……知り合い?」
「知り合いじゃなくて、友達だよ。ちょっと前に会った私と同じくらいの魔法使いの女の子なんだ」
「へぇー。高町ちゃんの相棒みたいな感じ?」
「うーん……どっちかっていうとライバルかな?」
つまり敵役、と。気になるな。いずれ会えたらいいなぁ。
「ところで、質問なんだけど、高町ちゃんはなんで魔法使いになったの?」
「あー……ちょっと長くなるんだけどいい?」
「いいよ。時間はたっぷりあるし」
「わかった。まず最初はね……」
そして、高町ちゃんはどうして魔法使いになったのかという経緯を話し始め、ついでにフェイトちゃんとの出会いに関しても話してくれた。
話してくれたんだけど……
「なるほどね……で、それどこのアニメ?それとも漫画?」
「信じてくれないの!?」
「……半信半疑っていうか、内容がねぇ?」
『例のフェレットのユーノさんが実は魔法使いの化けた姿で、彼からレイジングハートを託されたということ。
そして海鳴市にばらまかれた危険な宝石、ジュエルシードを高町さんとそのユーノさんで集めることになったこと。
そして、違う目的でジュエルシードを集めているというフェイトさんと会った。
ここまででも十分ファンタジー冒険物、あるいは子供が大好きな魔法少女物でいけるでしょうね』
「でもでも!本当にあったことなんだもん!!」
そう言われてもなぁ。にわかに信じがたい。魔法使いが言うのもなんだけど。
「でも、そこからもっとおかしくなってるよね。
次元を越える戦艦に乗ってやってきた時空管理局の登場で、ファンタジーがどこかに消えちゃってるし。
そして、ジュエルシードを集める内に明かされた、真の黒幕であるフェイトちゃんのお母さんを倒すために住んでいる城に乗り込んだら、ゴーレムがいっぱい。
それを倒しつつ進んでなんとかフェイトちゃんのお母さんは倒せたけど、入ったら二度と出てこれない空間に入って消えた、と」
『そしてフェイトさんは形はどうであれ罪を犯した訳なので、逮捕されてミッドチルダという別の次元の街にいる、と。
フェイトさんにとって思いっきりビターエンドじゃないですか。幸せ魔法少女物語があら不思議。フェイトさんが家族を失う悲劇の物語に早変わりじゃないですか』
「そ、それはそうなんだけど……」
『というか不自然な点いくつかありますよね。フェイトさん絡み。
お母さんから虐待されてるとか言ってましたけど、その理由結局なんなんですか』
「にゃっ!?そ、それはちょっと複雑な事情だから私が言ってもいいのかちょっとわからないし……」
何があったのか僕も気になるんだけど。
「うーん、どうしたら信じてもらえるんだろ……」
「そう言われても証拠がないしなぁ……レイジングハートに同意されてもちょっと信じがたい……」
第一、話の規模も大きすぎるしなぁ。一歩間違ったら地球壊滅してたんじゃないのか。
『ふむ。一つ聞きたいのですが、逮捕されたフェイトさんは今ミッドチルダで裁判中なのでしょうか?』
「え?多分……そうなんじゃないかなぁ」
『そうですか。ならちょっと待ってくださいね。裁判が行われているのなら情報は出回っていると思われます。なので私の製作者に問い合わせて調べてもらいますね』
「え、ナンバー?ナンバーってまさかドクターとの通話機能持ってたの?……ナンバー?」
……急に返事してくれなくなっちゃった。
「多分、今通話中だから話せないんじゃないかな。その間にナンバーとの出会いを聞いてもいい?」
「別にいいけど。僕とナンバーとの出会いはそんなに特別なことはなくて……」
今度は僕とナンバーの出会いの話を始めた。
そして結果は……
「話もだけどドクターさんがすっごく胡散臭いの」
「なんでさ」
『才能があるというのは恐らく魔法を使うために必要なリンカーコアの有無とその大きさのことでしょう。
ですが……流石にインテリジェントデバイスをポン、と渡されるというのはちょっと』
レイジングハートまで言うか。
『はい。インテリジェントデバイス自体も高価な物ですし』
「え、ナンバーって高いデバイスだったんだ。でも高町ちゃんも手に入れた経緯は似たような物だろうに」
「ち、違うよ!?私の場合はユーノくんよりも、リンカーコアが大きくて魔法の才能があったからだし……
ねぇ、まさかとは思うけど、君ってドクターさんに知らない内にどこか改造されてたりとかしない?」
「高町ちゃんは僕を仮面ライダーにでもしたいのか」
嫌いじゃないけど僕はスパイダーマンの方がいいぞ。
『外見と能力を近づけるだけならそういうヒーローになるのは一部可能ですね。只今通話終わりました』
ナンバーがまた喋り出した。
「あ、お帰りナンバー。で、結果は?」
『……信じ難い事に事実です。
ミッドチルダで確かに裁判が行われております。
被告の名前はフェイト•テスタロッサでフェイトさんと合ってますし、事件の概要も高町さんの話とほぼ同じです。
事件の写真のデータももらいましたが……背景が海鳴市と一致してますね。
外部協力者として高町さんの写真もありましたし。
高町さんの言っていたことは100%事実です』
嘘ォ!?
「ほら!私の話、嘘じゃないでしょ?」
「うー……ナンバーが言うなら認めるよ」
マジで魔法少女マジカルなのはやってたんだ。
なんというか、恐れいりました。後でサインでももらっておこうかな?
『後……いえ、これは言わない方がいいのでしょうか?』
「どうしたの?」
『あー……その、フェイトさんなんですが。将来が私二重の意味で心配です』
「えっ、どういうことなの?もしかして……フェイトちゃん死刑になっちゃうの!?」
『いえ、その点は大丈夫です。心配というのは……
私の製作者ことドクターがフェイトさんにどういう訳か興味を持ちました』
「ええっ!?フェ、フェイトちゃん逃げてぇ!!」
ドクターのことそんなに信じられないか高町さん。
『で、もう一つは……バリアジャケットのデザインがちょっとアウトです』
「バリアジャケット?何それ」
「えっ、知らないの!?えっと……その、魔法少女が変身した後に着る服のことだよ」
なるほど。
……ナンバー、なんでそれを教えてくれなかったのか後でお話ね。
『断るっ!!……まあそれはともかく。マスターも見てくださいよこれ』
そういってナンバーは空中に一枚の写真を投影した。
海の上を高町ちゃんらしい少女と、例のフェイトちゃんらしき少女が飛んでいる写真だけど……
「わあ、懐かしいなぁ。海の上でフェイトちゃんがジュエルシードを暴走させてた時のかな。
あの時は大変だったなぁ……どうしたの?」
「……ああ、うん。大体理解した」
これはヤバいね、うん。なんでほぼスク水みたいな奴の上にマントなんだろう。
まだ見ぬフェイトちゃん。色々と大丈夫なんですか……?
フェイトさんってなんか変なところで抜けてるイメージがあります。
次回は……ゲボ子、出る。かも。かも。かも。
2018年2月9日、地味に改稿。ナンバーの口調の手直しが難しい。