ひと夏の遭遇   作:乱数調整

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大激怒

「砕け散れ!!」

 

僕は叫ぶ。喉も張り裂けんとばかりに。

二年前の時とは違うんだ。

時間はかかった。だが、僕はもう弱くない。

あの時とは、違う。

 

 

 

 

《二年前━神の遊戯》

 

 

「死の先で、お前達は何を見る?」

 

天からの問。それから虐殺が始まった。

 

 

虐殺が降ってきた。

 

ディアボロ3万

カゲキ5万

サドンデス2千

スプリッツァー5千

シャドウドラゴン8万

 

ここまではいい。まぁ、爆絶級と揶揄られる僕にとってはそこまで脅威ではない、もちろんウチのメンバーが居れば、だけど。

 

チョウ風に言って「ヤバかった」のは後の2人

 

冥界の王と世界を閉ざす者。

 

この2人だ。

 

冥界の王は多数の追尾エネルギー弾を。

世界を閉ざす者はエネルギーの砲撃を。

それぞれ降らせた。

 

追尾エネルギー弾は一撃で魚の群れを壊滅にして、

エネルギーの砲撃は鯨や鮫をも殺した。

ただ殴るだけでも化け物を殺せる。

 

そんな2人が。

 

そこに物量が加わったら?

阿鼻叫喚の完成だ。

リラがいなければ全滅だっただろう。

だって2人は、いや、あの二柱はリラの【治癒の祈り】に興味を持って帰っていった。

 

もはや死そのものと言ってもいい。

アアルは、それで死んだのだから。

ただの遊戯で、アアルは死んだ。

弓使いの彼女はもういない。

だから僕は、この世界に喧嘩を売ってやる。

そう決めてやって来た。

だってそうでもしないで

どうしてやっていける?

 

 

 

「…アル……」

 

僕は呟いた。かつての仲間の名前を。【世界を閉ざす者】に葬られた仲間の、今いる高校生と同じあだ名を持つ、仲間だった人の。

 

「ん?んんん!?お前もか!!お前も恋人を探しているのか!?なら俺の気持ちを分かってくれようぞ!!私の切なさを、憎しみを、苛立ちを、愛を!!」

 

「同じに…するな…!!」

 

再びエナジーバースト。何体のアクアドラゴンを屠ったかは分からない。数えていない。けどっ…

 

「数が多いっ…」

 

「会えないのは悲しいなぁ?辛いなぁ?苦しいなぁ?俺もそうだ。今もそうだ。おお、我が愛しのジュリよ。お前は今どこにいるんだい?俺も不死となって共に永遠を歩もうぞ…」

 

あるだけの力を込めたエナジーバーストでアクアドラゴンを吹き飛ばし、肉迫。

 

「ダラダラと喋るな。未来への想いは、重い。」

 

ストライクショットだ。

 

 

【ニヌファブシ】

 

 

初めに触れた敵の種族に大ダメージを与え、その後の一定期間敵へのダメージがその種族だけだが上がる。

 

「うぉぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

嵐のような連撃。

肉を抉り、砕き、散らし、踏み潰した。

そして、

 

「これで消えろ。」

 

【エナジーバースト】

 

デーモンの体に、風穴を開けた。

 

「これは僕からの宣戦布告。神様にでも喧嘩を売ってやる。」

 

「とかカッコつけやがって、終わりだとでも思ったか?」

 

ミシミシと、奴の肉体が元に戻っていく。

 

「なっ…!?」

 

「驚いたか?じゃあついでに死ね。」

 

奴の右手からエネルギー砲が繰り出された。

 

これが死か。アアル、僕もそっちに行くみたいだから、待っててくれ。

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