魔法科高校の劣等生 俺と幼馴染と幼馴染と   作:ミルクチョコ

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リーナとエリカがヒロインの小説が少ない…だと…?



と、言うことで書きました


転生前 プロローグ

「…………え?」

 

「すいません!すいません!すいません!」

 

俺は今、目の前にいる銀髪の少女を上から見下ろし、その少女は俺に対し土下座を繰り返している。ふと回りを見ても俺とこの少女以外は何もなく真っ白なのでとても不思議な絵面になっている。

 

さて、これだけ言ってもいったい何を言ってるのか全くわからないと思うので俺がこんな場所に来た理由を教えよう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

「ああ~…良い映画だった」

 

俺は今、本日公開された映画『魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』を見に行っていた。まあ、一日で同じ映画を四回も見たため結構目が痛かったりするのだが。

 

「ていうか今の時間は…うわっ!やべえ門限過ぎてる!」

 

現在の時刻は夜の21時48分。俺の門限は18時30分なので思いっきり門限オーバーである。まあ、今は両親ともに出張中なので家に誰もいないからなんとかセーフ?である。

 

「母さんたちが居なくて良かったわ。ま、早く帰るかな」

 

そう独り言を言って俺は耳にイヤホンをして家までの道を歩きだした。音はかなり大きくしてるので外の音は完璧にシャットアウト、自分の世界に入ったのである。

 

その状態で歩き続けると目の前でこっちに向かって必死に手を降っている人影が見えた。よく見るとあまりこの辺りでは見ない銀髪の少女が見えた。

 

「可愛いな…」

 

自分の耳には聞こえないが俺はハッキリとそう口に出した。その言葉が聞こえたのかその美人さんは少し顔を赤らめて下を向いた。だがバッと顔を上げてまたこちらを見ると今度は指を上に向ける。何かと思い上を見上げると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

W☆A☆O!親方!上から大量のバナナの皮が!……え?

 

 

 

呆然としているとバナナの皮はそのスピードを止めることなく俺の方へと落ちてくる。そのまま動きが固まった俺を無視するように皮は落ちてきて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

「本当にすみません!」

 

今の状態に至るわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

「ええっと…取り敢えず落ち着いて?ね?」

 

「でもぉ…でもお!!」

 

「よし、まず深呼吸しようか!はい!」

 

そう言うと目の前の少女は俺が言ったように深呼吸をする。二、三回すると落ち着いたのかまだ少し涙を流しながらも俺に話しかける。

 

「あの…本当にすみません。私があの時ちゃんと下界の方を見ていれば貴方はこんなことにならなかったのに…」

 

「いや、大丈夫だ…じゃない。え?どういうこと?」

 

そう言うと少女は少し驚いた顔をして俺に聞く。

 

「本当に…覚えてないんですか?」

 

「ああ、なんか映画を見終わって帰ろうとしたらお前を見つけて、そしたら空からバナナの皮が大量に落ちてきてさ。」

 

そこまで言うと少女は表情を暗くして俺に言う。

 

「あの…今から言うことに驚かないでくださいね?」

 

「え、何が?まあ分かったけど」

 

そう言うと少女は深呼吸をして俺に言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴方は2017年6月17日21時59分、空から大量のバナナの皮が落ちてきたことにより窒息死しました」

 

 

 

 

……え

 

 

………え?

 

 

 

 

 

 

 

 

「はああああああああああああああああ!!??」

 

 

何もない空間で俺の叫び声が響き渡った。いやだっておかしいでしょ!?死因が窒息死、しかもバナナの皮だあ!?どんな人生送ってたらこんな死に方するんだよ!!

 

「いや、だって…バナナの皮って…ええ!?」

 

「本当にすみません!貴方が死んでしまったのは私のせいなんです!!」

 

「あ、そうなんだ…ちょっと待って今なんて言った?」

 

聞き捨てならない言葉が聞こえたので結構真剣な表情で詰め寄る。

 

「だから…貴方が死んでしまったのは神である私のせいなんです」

 

………はい?

 

「………ごめん俺の聞き間違いかもしれないからもう一回言ってくれないかな?」

 

この子今自分のこと女神って言った?いや、まさかそんな事ある訳がない。回りの景色を見たら確かに「自分神様なんですよ!」って言われても違和感無さそうだけどそんなわけ…

 

「私神様なんですよ!」

 

「……………へぇ…」

 

「あっ!信じてませんねその顔は?」

 

「いや、普通いきなり自分のこと神様だとか言われてもな…そう言うなら何か神様らしいことしてみてよ」

 

目の前の自称神様にそう言うと神様は俺に質問してきた。

 

「それじゃあ、何か欲しいものはありますか?なんでも出して見せますよ!」

 

「欲しいもの、か…そうだ、生前に俺が使ってた携帯とか出せる?」

 

俺がそう聞くと自称女神の手のひらが光に包まれる。少しすると光が消えて手のひらにあるものが見えてきた。それは確かに俺が生前使っていた携帯だった。

 

「これですよね?」

 

「……マジか」

 

俺は後何回驚けば良いんだ?そう考えながら神様の手から携帯を取ると電源をつけたり消したりしてみる。携帯の状態は確かに生前と同じであった。驚きながら神様を見ると「えっへん」と言いながら胸を張っていた。俺だって思春期男子なんだ。その凶器を揺らさないでほしい。

 

「私の事、やっと信じてくれましたか?」

 

「ああ…こんな物見せられちゃったら信じないわけないだろう」

 

そう言うと神様は喜び楽しそうな表情になる。だがふと何かを思い出したように暗い表情になる。喜怒哀楽が凄いね。

 

「それで…貴方が死んでしまった理由なんですが…」

 

そうだった。俺死んだんだよな。

 

「実は私が今日お腹が空いてバナナを食べたとき、誤って皮を天界から地上に落としてしまったんです。それを追いかけたらその落下地点に貴方がいてそれで………」

 

「OK、理解した」

 

なるほど、自分が死んだ原因はよく理解できた。だが今俺が気になっているのは別の話だ。

 

「それで?俺はこの後どうなるの女神様?」

 

そう、俺はこの後母さんや父さんから聞いたように天国にいく、もしくは地獄にいくのか。それか異世界に転生したりするのか。

 

「ああ、それに関しては貴方には三つの選択肢があるんです。」

 

「三つか、説明してくれ」

 

「分かりました。それではまず一つ目、これは貴方もよく知っている通り天国、または地獄にいく選択です。とはいってもどちらに行くかは閻魔大王が決めるので選択権は無いでしょう」

 

よし、一つ目は無いな。次だ。

 

「二つ目ですがこれは少し特別です。私たち神の使いとして私たちに協力することです。内容は大まかに言うと地獄で悪さをした者を捕まえたり、様々な世界に転生した者のサポートをしたりなどがあります。そのような行いをする者を私たちは《天使》と呼んでいます。」

 

あ、天使ってそういう役割なの?

 

「そして三つ目。これは前例が片手で数えるくらいしかありません。別の世界で新しい生を受けると言うことです。さらにこの選択には三つの特典を付けることが出来ます。以上、三つが貴方に与えられた選択です。」

 

「なるほどな。三つ目で頼むわ」

 

「早いですね、本当に良いんですか?」

 

「ああ、それ以外の選択肢などないっ」

 

特典が付く時点で決定だよまったく。

 

「分かりました。それでは特典の方を聞いても良いですか?」

 

「ああ。特典か…」

 

あれだな、実際に聞かれるとなに答えれば良いか分からなくなるな。よくある特典といえば身体能力を上げたりってのが多いけど……あ、そうだ。

 

「まあ取り敢えず身体能力の強化を」

 

「はい、分かりました」

 

「二つ目に貧乏すぎず裕福すぎない家庭で転生させてくれ」

 

「裕福じゃなくて良いんですか?」

 

「いや、平凡に暮らしたいし」

 

そう、いくら異世界で勇者として活躍したい!というような考えがあっても死んでしまっては意味がないのだ。ならば平凡な世界でゆっくり凄そうじゃないか。

 

「分かりました。それでは最後の特典は?」

 

これは最初から決まっていた。

 

「可愛い幼馴染を二人くれ」

 

「可愛い幼馴染ですね?分かりまし……はい?」

 

女神様に「何言ってるんだコイツ?」というような目で見られた。

 

「いや、自分昔から幼馴染が欲しかったんだよ…」

 

「そうなんですか……」

 

どうせ新しい世界で新しい人生を歩むならこれくらいはやったって良いだろう?生前は恋愛関係では録な事が無かったのだから。

 

「はい、分かりました!以上で宜しいですか?」

 

「ああ、ありがとう。女神様」

 

俺がそう言うと自分の体が光に包まれていく。お、ついに転生か!?

 

「貴方には今から別の世界へと転生、新しい世界で新しい人生を生きてもらいます。特典の方もしっかり送っておくきます」

 

そこまで言われると俺の体が足元から消えていく。

 

「それでは頑張ってくださいね」

 

その言葉と笑顔を見て俺の意識は静かに無くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

「行きましたか…」

 

女神は彼が転生したのを見るとそう呟いた。既にその場所には女神以外に誰もおらずどこを見渡しても真っ白な世界が続いていた。

 

「頑張ってくださいね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白石大樹さん」

 

 

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