ルッソというソルジャー ~B-CCFF7~   作:モイト

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主役はFFTA2、FFT獅子戦争に登場したルッソ・クレメンズ。

彼がもしCCFF7の過去の世界へ飛んだら――――――というIFストーリー。
セフィロス、ジェネシス、アンジール。
そしてそこに、彼(ルッソ)が居たとしたら・・・?


ルッソというソルジャー#01 ~B-CCFF7~

「・・・ジェネシス? そうか、そうだよな・・・」

 

声に出して言いながら、頷くルッソ。

何も、自分の知っているクラウドと、出会えるという訳じゃない。

現実を見なければ。

自分は、ここに書いてある「ジェネシス」という人と任務に向かう事になるのだ。

 

一握りの戦士、まさに一流だけがなれる・・・ソルジャー・クラス1st。

凄い人であることに変わりはない。

 

気を引き締めなくては。

そう思い、その日は眠りについた――――――。

 

 

 

 

 

 

任務当日。

ソルジャーフロアには、騎士剣<セクエンス>を背負ったルッソと―――――

 

赤い革のコートに身を包んだ男。 「ジェネシス」の姿があった。

 

「お・・・おはようございます」

 

ルッソがかしこまって挨拶する。

 

「やぁ」

 

赤い革コートの男・ジェネシスの表情が少しだけ柔らかくなった気がした。

 

「約束のない明日であろうと、君の立つ場所に必ず舞い戻ろう」

 

「・・・えっ?」

唐突にジェネシスは、詩のようなものを口にした。

戸惑うルッソ。

 

「今回の任務だが・・・怪我などせずに、無事に戻って来よう・・・と言いたかったんだ。

 お前は、クラス2ndか。いい目をしている・・・・・・」

 

そう言って、ルッソの顔を覗き込むジェネシス。

ルッソは、そんなジェネシスを、少し不気味に感じた。

 

「そ、それはどうも・・・ありがとう、ございます!」

 

敬礼するルッソ。

それを見たジェネシスは、可笑しそうに笑った。

 

「ハハハ――――、中々面白いやつだな、お前は」

 

「え、えっと・・・ありがとう、ございます?」

 

「お前、名は何というんだ?クラス2nd」

 

「ルッソ――――ルッソ・クレメンズです!」

 

ジェネシスの問いに、元気よく答えるルッソ。

 

「そうか、ルッソか・・・」

 

そう言うと、ジェネシスは何かを思い出したように顔を上げた。

 

「そういえば今回の任務の詳細に、お前の名前が書いてあった気がする」

 

「そ、そうですか・・・」

 

そりゃあ書いてあるだろう。

ルッソもその任務通知に載っていたからこそ、ジェネシスの名を知っているのだ。

 

「まあ、いいさ。今、知ることが出来たんだからな」

 

「そ、そうですね」

 

ジェネシスの調子に、ルッソが合わせる。

 

「さて。そろそろ任務地へ向かうとしようか」

 

今回の任務は、モンスターの討伐。

孤島に住むモンスターが、大量の魔晄を浴びて、暴走しているという事らしい。

 

まずソルジャー3rdと2ndを派遣したそうだが、あっけなくやられてしまったそうだ。

 

そこで今回、1stであるジェネシスと、そのついでとしてルッソが、

派遣されることになったのだろう。

 

「君よ 飛び立つのか――――」

 

ソルジャー派遣用のヘリの中でも、ジェネシスはずっと詩を口にしていた。

 

変わった人だな、とルッソは思っていた。

でも、悪い人には見えなかった。

 

 

目的地に着いた。

孤島に住む魔物は、ターゲットとされているモンスター以外も、

それなりに手強い相手だった。

 

しかし、ジェネシスの見事な剣裁きで、すべて倒された。

 

そして残るはターゲットのモンスター・・・

魔晄を吸い過ぎて変色したアーリマンだった。

 

「ふ、不格好なやつだな」

 

ジェネシスが呟いた。

 

その時、ルッソは内心、思っていることがあった。

 

それは、今回の任務先での事だ。

 

自分―――ルッソは、まるで活躍できていなかった。

 

そこで、意を決して彼は言った。

 

「ジェネシスさん、ここはオレに任せてください!!」

 

「・・・ルッソ?」

 

大地を蹴り上げ飛び上がり、背の剣セクエンスを構え、

アーリマン目掛けて振り下ろす。

 

重い一撃。

アーリマンは、地に伏した。

 

「や、やった!」

 

「やるな・・・ルッソ。感心したよ」

 

ジェネシスが手を叩いて、ルッソを祝福した。

 

「い、いやぁ・・・ジェネシスさんに比べれば、まだまだですよ」

 

「ルッソ。敬語は使わなくていい」

 

「・・・え?」

 

「どいつもこいつもかしこまっていて、息苦しい」

 

そう言ったジェネシスは、心底嫌そうな顔をした。

 

「お前だけは、そうならないでくれ。ルッソ」

 

「は、はい!・・・じゃなくて、うん。 わかったよ」

 

 

任務は終わった。

オレ達はヘリに乗って神羅ビルへ帰還した。

 

その数日後、ある事が分かった。

 

 

ジェネシスが、ルッソを1stに推薦してくれた事。

そして、もう一つは―――――

 

 

 

ルッソが、ソルジャー・クラス1stになった事だった。




間違いで一話分が飛んでました、すみません。
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