ルッソというソルジャー ~B-CCFF7~   作:モイト

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主役はFFTA2、FFT獅子戦争に登場したルッソ・クレメンズ。

彼がもしCCFF7の過去の世界へ飛んだら――――――というIFストーリー。
セフィロス、ジェネシス、アンジール。
そしてそこに、彼(ルッソ)が居たとしたら・・・?


ルッソというソルジャー#02 ~B-CCFF7~

<今回、試験的にルッソ視点で文を書いております>

 

 

オレは、晴れてソルジャー・クラス1stになったのだった。

 

そんな事があってから数日経ったある日。

ルッソはジェネシスに呼び出され、トレーニングルームへやって来た。

 

そこにはジェネシスを含めた男が3人、立っていた。

 

「ジェネシス。彼らは、一体・・・?」

 

オレは恐る恐る聞いてみた。

 

「やぁ少年。ルッソというそうだな」

 

ガタイのいい、一人の男性が近づいてきた。

 

「私の名前はアンジール。ジェネシスと同じ、ソルジャー・クラス1stだ」

 

「えっ!?ソルジャー・クラス1stだって!?」

 

オレは驚いた。

そのアンジールって人の言葉で気が付いたんだ。

 

一番奥に居る男の正体に。

 

 

「あ、あんた・・・まさか、英雄の!?」

 

美しい銀髪、端整な顔立ち―――間違いない。

 

「英雄の、セフィロス・・・じゃないか?」

 

「フッ、その通り。 英雄かどうかは、保証しないがな」

 

セフィロスはオレを見て笑っていた。

 

そして、オレの後ろから、ジェネシスが歩いてきた。

 

「惜しみない祝福とともに 君は女神に愛された」

 

いつものように、詩をうたいながら。

 

「――――世界を癒す 英雄として」

 

ジェネシスはルッソに、拍手を送った。

 

「え、英雄!?お、オレが!? いやいや、そんな・・・」

 

「ハッハッハ、そんなに焦らなくてもいいだろう。今ジェネシスが言ったのはLOVELESSの一部だ」

 

アンジールが豪快に笑った。

 

「ルッソ。 お前は、英雄になりたくないのか?」

 

ジェネシスが訊ねてきた。

 

「英雄なんて、そんな凄い者になるつもりは無いよ」

 

オレは正直に答えた。

その答えが気に入らなかったのだろうか、ジェネシスは複雑な顔をした。

 

「俺は・・・なれるものなら、英雄になりたい」

 

ジェネシスはそう言った。

 

「そっか。ジェネシスは英雄になりたいんだ・・・」

 

オレが呟く。

 

「さて、ジェネシス。新しい1stの歓迎会は、こんな程度で終わりじゃないだろう?」

 

セフィロスが、にやりと笑った。

 

その左手は長刀――――正宗を構えている。

 

まさか、勝負させる気じゃないだろうな!?

オレはそう思って焦り出した。

 

そんな時だ。 オレは一つ疑問に思った事があった。

 

「・・・待ってくれ。ソルジャー・クラス1stは―――――」

 

まさか・・・まさか、そんな。

 

「オレを入れて、この4人だけ・・・・・・?」

 

「ん? そうだが、どうかしたのか?」

 

アンジールが不思議そうな顔でオレを見ている。

 

「クラウドは――――クラウド、っていうソルジャーは、知らない?」

 

「うぅん・・・ちょっと分からんな。2ndか?それとも3rdか?」

 

首を傾げてアンジールが聞いてくる。

 

――――――しまった。

 

この時代は、まだクラウドはクラス1stになっていないんだ・・・。

 

いや、待てよ・・・?

 

もしかしたら、この世界にはそもそもクラウドが居ないんじゃ―――――

 

「いや、やっぱりいいです。大丈夫です、気にしないでください」

 

「そうか?」

 

アンジールは心配そうに聞いてくる。 この人、なんだか優しそうだ。

 

「はい。オレの勘違いだったみたいです」

 

「そうか。なら・・・始めるとするか」

 

そう言ったセフィロスは、楽しそうに長刀<正宗>を構える。

 

「ちょちょちょ、ちょっと!始めるって何を!?」

 

「決まってるだろう?『歓迎祭』さ」

 

「まさか戦うつもりじゃないでしょうね!?」

 

後ずさるオレ。

 

「『トレーニング』さ。ここはトレーニングルームなのだから・・・な」

 

「えぇっ、そんなぁ!セフィロスと戦うなんて!!」

 

「ならばまずジェネシス、お前が相手をしてやったらどうだ?」

 

アンジールが、ジェネシスに呼びかけた。

 

「そうだな、フフ・・・新人君も恐れをなしてしまったようだし」

 

相変わらずセフィロスは笑っていた。

 

「――――いいだろう」

 

そう言い、ジェネシスが手を剣にかざした。

 

剣が赤く光り、その剣を切っ先はルッソに向けられている。

 

「ジェネシス。オレ、あんたには感謝してる・・・」

 

オレが、騎士剣セクエンスを手にかけながら話す。

 

「1stに推薦してくれて・・・おかげで、オレはジェネシスと同じ1stになれた」

 

セクエンスを胸の前で構える。 臨戦態勢だ。

 

「でもな、ジェネシス――――――」

 

オレが、地を駆ける――――――。

 

「オレは1stになったんだ!本気で行くぜ・・・ジェネシス!!」

 

「ふ――――」

 

そんなオレを、ジェネシスは笑った。

 

「お前が本気で来なければ、勝負にならないだろ?」

 

火花を散らして、ジェネシスの剣とオレのセクエンスがぶつかる。

 

 

この間の任務での剣裁き―――――

彼は、只者じゃなかった。

 

超が付くほどの、一流の戦士なのだろう。

 

「はあぁぁぁ――――!!」

 

「てやああぁっ!!」

 

オレの本気の攻撃を、難なく弾き返すジェネシス。

 

やっぱりオレは、本当の意味で、1stには、なれていないんだと思う。

 

こんなに凄まじい強さ、オレには―――――

 

――――待てよ。

 

ジェネシスとの打ち合いに、体がついていけている・・・!?

 

そっか、オレも知らない間に、強くなってたんだ。

 

かかさずトレーニングしててよかった、ホントに。

 

 

 

ジェネシス、アンジール、そしてセフィロスとの戦い、もといおふざけは、

夜遅くまで続いた。

 

その日はヘトヘトになって、眠りについたんだったっけ。

 

こうしてオレは、他の1st達にも、1stであることを認められた。

そんな、一日だった。




間違いで一話分が飛んでました、すみません。
ジェネシス、アンジール、セフィロスとの顔合わせです。
時系列的にはCCFF7より過去なので、ここからオリジナルの展開が
広がっていく予定です。
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