豊穣の女主人で働いている店員
ついにニートをやめた
○アイズ・ヴァレンシュタイン
ロキファミリアの団員
○レフィーヤ・ウィリディス
ロキファミリアの団員
漆原に惚れている
○ティオナ・ヒリュテ
ロキファミリアの団員
○ティオネ・ヒリュテ
ロキファミリアの団員
○リヴェリア・リヨス・アールヴ
ロキファミリアの副団長
○フィン・ディムナ
ロキファミリアの団長
○ボールス
リヴィラの偉い人(多分)
○ルルネ
ヘルメスファミリアの団員
その瞳はアイズたちの動向を見張っていた。この瞳がレフィーヤ、ルルネの順番で最後にアイズに目線を向けたとき、止まる。
「……強いな」
あれは手間がかかりそうだ。そう思っているとルルネがバックから宝玉を取り出す。その宝玉をアイズが視界にいれた瞬間、アイズは崩れ落ちていく。アイズたちを見下ろしている人間?は懐からとある物を取り出す。それは草苗だった。
「………出ろ」
人間?が草笛を吹く。草笛からなる音はリヴィラの上空を渡った。
「何してるの?」
「!?………誰だお前は?」
この人間?に声をかけたのは先程、宿から出て外を散歩していた漆原だった。漆原の視界に入った人間?は女性の声をした黒い鎧を装備している男だった。男は漆原に向かって走り、首を掴もうとする。
「ちょっと触らないでよ」
漆原が男の腕を払うとパシンっと音が鳴り響く。その瞬間、遠方から何かが崩れる音と、悲鳴、そして破鐘の咆哮が聞こえ、思わず振り返る。漆原が振り返った方向にいたのは空高く首を伸ばす、無数の食人花のモンスターだった。
「……あれって確か、あ……いない」
漆原はさっきの男のことを思い出しすぐさま振り返るとそこにはもう誰もいなかった。
★★★
「なにモンスターの侵入を許してやがる!?見張りは何やってんだ!」
ボールスの怒号が響き渡る。
食人花は高い障壁を乗り越えてリヴィラの様々の場所から吠声をあげる。水晶の柱を破壊して、一輪の食人花が広場に到達した。
『ーーーーーアアッッ!!』
しかし食人花は到達した瞬間、急いでここまできた漆原によって殴られる。漆原は怪物祭のときより、力を使ったため食人花の花部はもげてしまう。この光景の異変に気付いているのはフィンだけだった。
(……彼は本当に何者なんだ。……ティオネの報告ではこの食人花はLevel5のティオネとティオナの素手での打撃はまったくといっていいほど効いていなかったはず………彼はもしかしたらLevel6なのか?)
「フィン、どうする?」
「………リヴェリア、敵は魔力に反応する。できる限り大規模な魔法で付近のモンスターを集めろ!ボールス、五人一組で小隊を作らせるんだ!」
フィンは驚愕の光景のあまり食人花はそっちのけで漆原の考察をしてしまっていた。しかしリヴェリアの問いかけによって現実に戻される。そしてすぐにリヴェリアとボールスに指示を出す。
「わかった」
「お、おう!?」
リヴェリアとボールスはすぐに返事をして各々、行動に移る。漆原は次々とやってくる食人花を見つて愉快そうに口を開く。
「…ちょっと犯人扱いされてイライラしてたし、ちょうどいいかな♪それにこの前はレフィーヤに譲ってあげたから今回は僕がやっちゃおうっと!」
漆原はすぐに行動する。遠くにいる食人花には熱線を放ち、無数の食人花に風穴を開けていく。近くにいるのは無理やり食人花の花部を掴み無理やりもいでいく。その姿はまるで食人花から見たら悪魔のような姿だったがボールスたちの瞳には勇ましい少年に映ったことだろう。そんな漆原を見たボールスは思いっきり叫ぶ。
「てめぇぇぇら!!このガキに負けるなァァァァ!!ここは俺様たちの街だァァァァ!!!!」
「おおぉぉぉぉ!!!」
「……うるさいなぁ」
この後も漆原は食人花の花部をもいでいく。その様子には一緒に食人花を倒していたティオナたちも引き気味である。しかしそんなティオナたちを驚愕させるモンスターが現れた。
「なにあれ、蛸!?」
「あいつ、50階層の ……?」
「うわぁ、なにあれ?」
各所で食人花との戦闘が続く中で、突如出現したモンスター。そのモンスターの風貌は、巨大な蛸と似た形をしていた。十本以上の足は食人花のモンスターからなり、それぞれの足が意思を持っているんじゃないかと疑うくらいうねっている。複数の足の付け根より上は極彩色の体、女体を象った上半身が存在していた。当目から確認できるのは、海辺ににひそむと言われている半人半蛸のようだ。
都市中央部、水晶広場に向かってくる超大型級のモンスターに、ティオナとティオネ、そして漆原は走り出す。
お読みいただきありがとうございました。
いつものことですが文字数が少ないです。
あとタイトルが思いつかないです。