駄天使がオラリオに行くのは間違っているだろうか   作:梅無し

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○漆原半蔵
豊穣の女主人で働いている店員
ついにニートをやめた
○アイズ・ヴァレンシュタイン
ロキファミリアの団員
○レフィーヤ・ウィリディス
ロキファミリアの団員
漆原に惚れている
○ティオナ・ヒリュテ
ロキファミリアの団員
○ティオネ・ヒリュテ
ロキファミリアの団員
○リヴェリア・リヨス・アールヴ
ロキファミリアの副団長
○フィン・ディムナ
ロキファミリアの団長
○ボールス
リヴィラの偉い人(多分)





レフィーヤはポンコツですが活躍はします

 

 

 

 

 

 

「どこから現れた、と問いただしたいところだが……始末する方が先だな」

「あぁ、そうだね」

「うわー、でかいなぁ」

「何でてめぇらはそんな冷静なんだ!?ちったあ慌てろ!」

 

ボールスの悲鳴が響き渡る横で、リヴェリアとフィンと漆原は女体型を見上げた。レフィーヤとルルネを抱えて逃げ込んできたアイズの後に、食人花の足を侵入させ、女体型を広場に到達した。

 

「50階層のモンスターも、あの胎児のせいでこんな風に……?」

 

レフィーヤは女体のモンスターを見つめながら言う。漆原は知らないがこの女体型はレフィーヤたちが見た、50階層の女体型よりも個体が上回っていた。高さはあまり変わらない6Mだったが、横幅は10M以上はある。

 

「着いたー」

「あー、間近で見るともっと気色悪いわねぇ」

 

ティオナとティオネが頭上から広場に到着する。到着するなりティオナは漆原を見つめながら言う。

 

「漆原くん、本当に速いねー。同じタイミングで走り出したのにこんなに差がつけられちゃうなんて!」

「今はそんなことどうでもいいからあれをなんとかした方がいいんじゃない?」

 

漆原は女体型を指差しながら言う。ティオナは「それもそうだね」と元気そうに答える。女体型はアイズが視界にはいると食人花の足が一斉に地面を離れてアイズに突撃する。アイズはすぐさまレフィーヤに気絶しているルルネに預けて、巻き込まないように逆方向へ走る。すると食人花の足はアイズが先程までいた場所を通り過ぎて、広場の水晶を破壊した。

 

「狙いはアイズか!」

「発動している魔法に反応しているのかな」

 

アイズを追う足の二本をティオナが踊りかかり食人花の首を大双刃で切断する。

花部を失った足はティオネを弾き飛ばす。

 

「痛ったぁー!?力めちゃくちゃ強くなってるんだけどー!?しかも首落としたのに動くのー!?」

「ありゃあもう足の一本に過ぎないでしょうが、そりゃ動くわよ!」

 

ティオネは食人花の足の攻撃を避けながら叫ぶ。

 

「レフィーヤ、以前行った連携を覚えているな?あれをやるぞ」

「わ、わかりました!」

 

近づいてきたリヴェリアにレフィーヤは頷く。二人は別方向に走り出し、女体型の前後に回った。

 

「……こんだけ足があるとめんどくさいなぁ。全部、吹き飛ばそうかな……」

 

食人花の足を無理やり引っ張ってもぎ取っている漆原は熱線の最大出力で女体型を一気に倒そうと考えるが残念ながらそれは叶わない。いつもの熱線なら先ほども使ったが最大出力となると話が違う。簡単にいうと目立ってしまうのだ。漆原の得意技である熱線は詠唱する必要がない。この世界では魔法には詠唱があるのが普通である。そんななか詠唱もせずあの女体型を熱線で消滅させればただでさえフィンから怪しいと思われているのにさらに怪しくなってしまい、もしかしたらオラリオの神々に目をつけられてしまう。噂とはいつの時代も恐ろしいものである。そのため漆原にはどうすることもできない。今はただ食人花の足をもぎ取ることしかできないのだ。

リヴェリアは女体型の方を向き杖を水平に構え、詠唱を始める。

 

「【誇り高き戦士よ、森の射手隊よ】」

「【押し寄せる略奪者を前に弓を取れ。同胞の声に応え、矢を番えよ」】

『!!』

 

リヴェリアの莫大な魔力に反応し、女体型が体と上半身を振り向かせた。迫り来る女体型にリヴェリアは逃げずに詠唱を続けていく。

 

「【帯びよ炎、森の灯火。撃ち放て、妖精の火矢を】」

『ッッ!!』

 

食人花の足はすぐにリヴェリアへと向かっていく。距離が20Mを切ったところでリヴェリアは魔法円の中心から真横へ跳び、食人花の足の突撃を回避する。リヴェリアが詠唱をやめたため魔法円は消失する。

 

「【雨の如く降りそそぎ、蛮族どもを焼き払え」】

 

女体型が震える。女体型が振り返るとそこには広場の西側最奥、たった一人で山吹色の魔法円を展開するレフィーヤの姿があった。囮であったリヴェリアの詠唱と重ねていたレフィーヤの玉音の声が、最後の詠唱文を唱える。

 

「総員、退避だ!」

「でけえのが来るぞぉっ!?」

「へー、やるじゃん」

 

フィンとボールスが呼びかけするなか、漆原はリヴェリアとレフィーヤの連携を素直に褒める。この場にレフィーヤがいればどんなに喜んだかは言うまでもない。女体型を残し誰もいなくなった広大な視界へ、レフィーヤは砲撃を繰り出した。

 

「【ヒュゼレイド・ファラーリカ】!!」

『ーーーーーーーーーーーーアアァァッ!!』

 

炎矢が雨が女体型に降りそそぐ。女体型の触手や、体皮、足が爆砕しながら弾け飛んでいく。火の矢の一斉射撃は十秒以上も続いた。女体型は絶叫を空に打ち上げた。

 

「たたみかけさせてもらおうか」

「お供します、団長!」

「ーーせぇーのッ!」

 

火の矢の砲撃終了からすぐに、フィン、ティオネ、ティオナが女体型に近づく。

三人は女体型の体に嵐のように傷を刻み込んでいく。食人花の足が何本も上半身なら脱落し、その体皮ごと弾け飛ぶ。

 

『アァァァァァァァァ!!』

 

女体型はフィン達の猛攻から逃げるように後ろへと傾けていく。そして次の瞬間、極彩色の上半身を下半身から切り離した。

 

「逃げた!?」

「あいつ、湖に飛び込む気!?」

 

女体型の上半身は広場を越えそうになるがすぐに広場の中心へと戻される。なぜそうなったかというと、転がってきた女体型の上半身を漆原がまるでサッカーボールを蹴るかのように蹴り飛ばしたからである。

 

「逃すわけないじゃん」

「あんなデカブツ蹴り飛ばすとかどういう脚力してんだあのガキ!?」

 

漆原の脚力にボールスは絶叫する。漆原によって広場の中央に戻された女体型は腕の力で身体を起こそうとするがそれを許すフィン達ではない。女体型の最後はあっけなくフィン達に倒されるのであった。

 

「…………さてと次はあの赤髪かな」

 

まだ物足りたいと思う漆原の次のターゲットは先程、漆原の視界にチラッとはいった、アイズと戦っている赤髪の女であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




まぁ、漆原くんは原作かアニメかは忘れましたが初期は結構の戦闘狂だったのでこの話の最後のセリフも言うのかなぁ?本当に不安になります。




………タイトルが思いつかない。

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