彼、沙刃木一哉は仮面ライダーに変身してミラーワールドに入り烏賊形のモンスター『バクラーケン』と戦っている。
「はっ!!」
戦っていると、光弾が飛んできてモンスターに命中する。
彼が振り向くと、そこには緑の機械の様な風貌をした戦士がいた。
「貴様、何者だ。」
「私は仮面ライダーゾルダ、それよりも貴様まだモンスターと契約していないのか。」
「なんだと。」
「契約していないのではライダーはおろかモンスターとも録に戦えないぞ。」
ゾルダはそう言って銃型召喚器マグナバイザーの銃口をバクラーケンに向けアドベントカードを一枚挿入する。
『FINAL VENT』
ゾルダの手前にバッファロー型契約モンスターマグナギガが現れ、マグナギガの背中にマグナバイザーを押し込み、バクラーケンに必殺技エンドオブワールドを放ち、バクラーケンは無数の弾丸を受けて爆散する。
「ほらマグナギガ、餌だ。」
マグナギガはゾルダにそう言われると、バクラーケンから出てきたエネルギー球を捕食する。
「次会った時が貴様の最期だ。」
ゾルダは一哉の方を向き、そう言い残し去って行った。
ゾルダが去った後、一哉も元の世界に戻る。
「契約.....か。」
一哉はそう言って三枚の契約カードを見つめる。本来なら仮面ライダーは一人につき契約カードは一枚なのだが何故か一哉のカードデッキには契約カードが三枚入っていたのだ。
「早くモンスター見つけて契約しないと願いを叶えられないな。」
一哉はそう言ってその場を去る。
次の日 一哉は学校から帰る途中、キィィンという嫌な音を感じ、窓ガラスにカードデッキを翳し、ベルトを出現させる。
「変身‼」
ベルトにカードデッキを填め込み、一哉は仮面ライダーに変身する。
一哉は窓ガラスの中に入り、専用バイクライドシューターに乗り、ミラーワールドに舞い降りる。
「そこか!?」
一哉が向かった先には狼型のモンスターマッドウルフがいた。
「狼か、俺にはもってこいのモンスターだな。」
一哉はそう言ってマッドウルフに契約カードの内の一枚を向ける。すると契約カードにはマッドウルフが浮かび上がり、カードデッキには狼の紋章が浮き出て、仮面は狼を模した風貌に変わる。
「契約完了だな。」
一哉がそう言っていると、今度はカラス型モンスターレイブブラックと、ワニ型モンスターデンジャダイラーが現れる。
「更に二体か、丁度いい。」
一哉は更に契約カードを二枚取り出し、レイブブラックとデンジャダイラーと契約を結び、契約にはレイブブラックをデンジャダイラーが浮かび上がり、肩はカラスの翼を彷彿とさせる形状に変わり、胸部はワニの鱗の様な形状に変わる。
「これで三体揃ったな。」
一哉がそう言っていると、三体の蜂型モンスターバズスティンガーホーネット、ワプス、ビーが現れる。
「早速試させて貰おう。」
一哉はそう言ってカードデッキから一枚のカードを取り出し召喚器マッドバイザーに装填する。
『SWORD VENT』
一哉は召喚されたマッドウルフの尾を模した大鉈マッドスラッシャーを片手に掴みバズスティンガーHに斬りかかる。
「止めだ。」
一哉はマッドスラッシャーを消し、カードを装填する。
『FINAL VENT』
突如マッドウルフが現れ、一哉はマッドウルフの顔位置までジャンプし、マッドウルフの咆哮と共に必殺技のマッドハウリングバイトを繰り出す。
バズスティンガーHは回転のかかったキックを喰らい、爆散し、エネルギー球になる。
「ほら餌だ。」
マッドウルフはエネルギー球を捕食し、去って行く。
一哉は狙いをバズスティンガーWに変え、カードを装填する。
『SWORD VENT』
一哉召喚されたレイブブラックの頭部を模した大鎌レイブサイズを両手に掴み、バズスティンガーWに斬りかかる。
一哉はカードを装填する。
『FINAL VENT』
突如レイブブラックが現れ、一哉レイブブラックの上に乗り、瞬時にバズスティンガーWの背後に回り込み、必殺技のシャドーアサシネイトを繰り出す。
バズスティンガーWは、レイブサイズに斬り裂かれ爆散し、エネルギー球に変わる。
「ほら、お前も食え。」
レイブブラックはエネルギー球を捕食し、去っていく。
「残るはお前だけだ。」
一哉はカードを装填し、バズスティンガーBに向かって行く。
『SWING VENT』
『GUARD VENT』
一哉は右手にイビルダイラーの尾を模したメイスイビルクラッシャーを、左手にデンジャダイラーの上顎を模した盾デンジャディフェンダーを装備し、バズスティンガーBの矢をデンジャディフェンダーで防ぎながら、イビルクラッシャーで殴りかかる。
「終わりだ。」
一哉はデンジャクラッシャーとデンジャディフェンダーを消し、カードを装填する。
『FINAL VENT』
突如デンジャダイラーが現れ、デンジャダイラーは尾でバズスティンガーBを弾き飛ばし、一哉はバズスティンガーBに必殺技のデンジャハートブレイクを喰らわせる。
バズスティンガーBは強烈な蹴りを喰らい爆散し、エネルギー球になる。
「お前で最後だ。」
デンジャダイラーはエネルギー球を捕食して去って行き、一哉もミラーワールドから出る。
「モンスターと契約した様だな。」
一哉が声のした方を向くと、ガラス製のドアに神崎士郎がいた。
「あんたか。」
「お前に情報を持って来てやった。」
「情報だと。」
「来禅高校に行け、そこに行けば霊力を封印出来る奴がいる。そいつを利用すれば沢山の精霊の力が手に入る。お前の探しているあの精霊も見つかるだろう。」
一哉はその言葉に四糸乃の事を思い出す。
「そうか。情報ありがとな。」
「待て。」
一哉は去ろうとしたが、神崎士郎は呼び止める。
「今度はなんだ。」
「折角だからお前にライダーの名前を与えようと思ってな。」
「名前か、そう言えばまだ決まってなかったな。」
「仮面ライダー修羅、それが俺がお前に与える名だ。」
「そうか、だったら天音と四糸乃の為に修羅となってやろうじゃないか。」
一哉はそう言ってその場から立ち去る。