氷室京介(ひむろきょうすけ) 17歳
主人公。成績は英語と体育以外は並程度。見た目がいかついせいかあまり友達がいない。とあるバンドでボーカルを務めていた人に似ている。
やばいやばい、高校生活を振り返ってのレポートを出し忘れてしまった。平塚先生が激おこだろうなぁなんて考えながら嫌々職員室の扉をノックする。
「失礼しまーす。」
ノックすると同時に扉を開くとどうも先客がいたらしい。平塚先生に怒られるなんてかわいそーに。 アレ? あいつ誰だっけ? 確かえーとそう!同じクラスのヒキタニくん、だったかな?平塚先生が激おこなのでしばらく眺めていると急にヒキタニくんの頰を先生の鋭いストレートが掠めた。ひゃー怖い。ヒキタニくんが先生を引きつけているうちにさっさと帰ろう。ありがとうヒキタニくん!
「すいませーん平塚センセー、レポート出しに来ましたー。ここに置いときまーす。」
そうして先生の机にレポートを置く。よし!あとは逃げるだけだ!
「氷室か、レポートはいいのだが遅刻の件について話がある。少し待っていてくれ。」
うわあ面倒だ、帰るか。
「マジすか、じゃあそっちの話が終わる頃にまた来ますね。」
こうしてこのまま逃げて今日はばっくれよう。
「この前みたいに勝手に帰ったら…分かってるな?」
はい終わったーだめだこりゃ。今日の先生はマジだ。仕方ないけどまだ死にたくないし今日はちゃんと待つか。そうして先生は椅子に座ると胸ポケットからセブンスターを取り出し、葉っぱを詰めてライターで火をつける。おっさん臭いとは口が裂けても言えないね!
「でだ、比企ヶ谷。君は部活やってなかったよな?」
「はい」
あ、ヒキタニじゃなくてヒキガヤくんなのね。
「…友達とかはいるか?」
「びょ、平等を重んじるのが俺のモットーなので、特に親しい人間は作らないことにしてるんですよ、俺は!」
これは友達いませんね。間違いない。
「つまり、いないということだな?」
うん、どストレートだね先生。
「た、端的に言えば。」
「そうか!やはりいないか!私の見立て通りだな。君の腐った目を見ればそれくらいすぐにわかったぞ!」
やめたげて!
「…彼女とか、いるのか?」
「今は、いないですけど。」
今、のアクセントが強かった気がするが気のせいだろう。
「そうか…」
なんか急に先生が生暖かい目でヒキガヤくんを見つめる。ドラえもんかな?
「よし、こうしよう。レポートは書き直せ。」
「はい」
ドンマイ!
「だが、君の心無い言葉や態度が私の心を傷つけたことは確かだ。女性に年齢の話をするなと教わらなかったのか?なので、君達には奉仕活動を命じる。罪には罰を与えないとな。」
なるほど。ヒキガヤくんは先生に年齢の話をしちゃったわけか。そりゃ激おこなわけだ。というか奉仕活動って一体何をやらせるんですかね…?危険な香りがするぜ!…待てよ?君達?
「ついてきたまえ。」
そう言って先生はタバコを灰皿で揉み消すと扉へ向かって歩き出した。君達って言ったのは聞き間違いだよね?俺は無関係なはず…多分…
「おい君達、早くしろ。」
ですよねー。ここで逃げても面倒なことになるだろうと思いここは仕方なく付いて行くことにした。
実際に書いてみると文を書く大変さが分かりました(泣)