IS DESTINY ~蒼白の騎士~   作:ELS@花園メルン

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すみません、今回は投稿が遅い上に短いです


卒業と配属

「はぁっ!」

 

「チィ!」

 

 

イチカはゴムナイフをシンに向けて振るうがシンはそれを逃れようと体を捻り躱した。

今現在、士官学校では、ザフト軍入隊へ向けた最終調整として卒業試験が行われていた。

 

筆記試験においては、イチカたちは上位10人の中に入っており、更にシンはトップの成績をとっていた。

実技試験の射撃試験では、シンは惜しくも2位、トップをレイがとっていた。

そして、現在ナイフ格闘試験が行われており、イチカとシンが戦っていた。

イチカとシン以外の戦績は、レイとマユがそれぞれシン、イチカと戦い敗北し、その後レイが勝利したことで3位にレイ、4位にマユが就いていた。

ルナマリアは8位という結果に終わっていた。

そして、残ったイチカとシンで決勝という形になっており、周りのギャラリーは2人に声援を送っていた。

 

 

「ッ!!」

 

 

睨み合いに痺れを切らしたイチカが攻めに転じ、ゴムナイフを突き出したが、シンはゴムナイフを持っている腕を掴み、そのままイチカの脚を払い転ばせ、ゴムナイフを持っていたイチカの手を背に回し、自分の持っていたゴムナイフをイチカの首に添えた。

 

 

「そこまで!

シン・アスカの勝ちとする!」

 

 

と、教官の言葉で試験は終了し、シンが勝利を収めた。

 

結果として、卒業試験での上位10人の内にイチカ、シン、マユ、ルナマリア、レイの5人は入ることが出来た。

ヴィーノ、ヨウラン、メイリンも自分たちが希望した兵科にて、卒業試験を通過することができた。

 

 

士官学校における卒業式では、普通の学校同様に長い話や卒業証書の授与などもあるが、メインはその後の配属の発表である。

そして、配属先を教官や役人が発表し締めくくりとなる。

 

 

「それでは、配属を発表する―――――――」

 

 

と、教官が話を始め、何人もの名前を読み上げ、プラント防衛部隊や、地球のジブラルタル基地、宇宙哨戒部隊などに配属させた。

 

 

「最後に新造艦【ミネルバ】への配属だ。

パイロット7名【シン・アスカ】【マユ・アスカ】【イチカ・オリムラ】【レイ・ザ・バレル】【ルナマリア・ホーク】【ショーン・レミッツ】【デイル・キーツ】。

管制官【メイリン・ホーク】。

整備官【ヴィーノ・デュプレ】【ヨウラン・ケント】―――――」

 

 

と、イチカたちの名前が呼ばれ、ミネルバへと配属された。

 

 

「これにて貴官らは勇敢なるZAFT兵士となった。

その力をプラントのため、コーディネーターのために使ってほしい。

これで、卒業式を終了する」

 

 

そうして、イチカたちは晴れて士官学校を卒業した




アンケートは最後3日で締め切ろうと思います。
タラタラと続けててすみませんでした

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