ご注意下さい。
ハーレイ先輩の年齢知らないもん。
若いって書いてあるから、別に大丈夫だよね!!
セリカと
いい加減手を放してもらえないだろうか?
「おや、グレン君!!珍しいわね、貴方が朝早くに街にいるなんて...買い物かい?」
「あ、おばさん。違います。実は僕、この度魔術学院で非常勤ですが講師をすることになったんです」
「まあ、みんな、グレン君が職につけたですってよ!!」
「おお、良かったな、坊主!!」
「一時期はどうなるかと思っていたわよ、おばさん嬉しいわ」
「仕事、頑張りなよ!!」
「今度、飲みに行くぞ」
「坊主もいい加減にこの癖止めてもいいと思うぞ」
「気をつけてみます」
...沢山の人からの祝いの声をもらっている。
嬉しいような嬉しくないような。
結局小さい頃は、ここでよく買い物とかをしていたから、おじさんやおばさん達は俺の事を可愛がる。
ここのおじさんやおばさんに年配の方々は俺が軍人だったのを知っている。
寧ろ知らない人の方が少ないのかもしれない。
付き合いが長いと、隠し事ができないのがよく分かる。
中には、俺が帝国宮廷魔導師団特務分室の一員というのを知っている人もいたりする。
時間が経てば知られるのは覚悟の上だったが、内定が貰ったその日にセリカが派手に言いふらしたようでな...
「久しぶりに見た、いい子にしているグレン君」
「そうだな、演技は重要だ。昔は本当の自分を見せたくなかっただけなんだが、今は何と言うか、余り周りの人たちに迷惑にならないようにしてやっているが、バレているみたいだがな」
「やっぱりその癖は治せないのか、グレン」
「いや、そんな事はないと思うが、やはり暗殺者が身バレするのもなという意識があるからな、難しいかもな」
「グレン...すまない」
「これはセリカの所為ではない。謝る必要はない。...なるほど、お前が俺に学院に行ってほしい理由が分かった。心配のしすぎだセリカ。魔術が嫌いになっても、お前までは嫌いにならん。...俺もそこまでの恩知らずでもない」
「だから言ったじゃないですか、セリカさん。グレン君に限ってそんなことはないって言ったじゃないですか」
「うっうっう~、ぐれ~ん!!うわーん」
はあ、どっちが子供なんだ...
「ほらセリカ、このハンカチを使え。もうそろそろで学院に着く」
そして、朝早くから移動したことにより、寮の生徒をチラッと見るぐらいで、生徒は今の時間帯は少ない。
セリカや白犬と別れて、俺は学園長室へ向かった。
「ここも変わらないな。まあ、四年じゃ変わらない...か」
扉をノックする。
「失礼します、本日からこのアルザーノ帝国魔術学院で非常勤講師で務めることになる、グレン=レーダスと申します。よろしくお願いします」
「うむ、グレン君。いい挨拶じゃよ。そこに腰かけたまえ」
「失礼します」
「...久しぶりだな、グレン君」
「お久しぶりです、ウォーケン学院長。お元気そうでなによりです」
「私も君のような優秀な人材が来てくれて嬉しいよ」
「俺は、俺の張っている合格ラインに満たしたもの以外にはまともに授業する気はありませんよ」
「ふぉふぉふぉ、その位の気合のある先生が居てくれんとつまらんよ、だがまあ、あまり無茶はしないでくれよ。私の心臓が持たん」
「分かりました。あと、ハーレイ先輩もこっちで働いていたんですね」
「そういえば、君と彼は学年は一つ違いじゃったな。まあ、君の入学は異例の速さじゃったが」
「この学園で残した、唯一の功績です」
「そうじゃな。おや、もうそろそろ時間になるだろう。教室に向かいたまえ」
「分かりました。失礼しました」
俺の担当は二年二組か。
教室の前に来ると、セリカが生徒に向けて俺の説明をしていた。
特務分室のことは言ってないが、余りハードルを上げないでほしい。
セリカの一番弟子ってだけでも、過大評価になるんだが...
俺の魔術師としての位階は
話しが終わり、セリカが扉を開ける。
「セリカ、あまり僕を過大評価しないでくれ。僕は第三階梯だ。生徒の皆さんもあまり期待しないでくださいね。...皆さん、本日から皆さんに暫くの間魔術を教える事になりました、グレン=レーダスです。皆さんよろしくお願いします」
そう言いながら、俺は教壇に向かって行く。
「では、先ずはこれからの事についてを話します。最後まで聞いてください。今週一週間は僕が受け持つ授業全てを自習にします。さらに、他の先生の授業の時も、後ろから見学させてもらいます。そして、金曜日に小テストを行います。この小テストは成績には反映されませんが、君たちがどのくらいのレベルであるかを知るために使います。皆さん真剣に取り組んでください。以上です。では、早速自習の時間です。好きなように学習してください。勿論魔術の実践を行っても構いません。ただしその際は僕に許可を取り、セラ職員に責任者を頼み、外で行うように」
そして、授業が始まる。
私はシスティーナ=フィーベル、このフィジテ地方の大地主である大貴族・フィーベル家の令嬢です。
亡き祖父の夢『メルガリウスの天空城の謎を解く』という目標に向かって、日々魔術を練習しています。
ですが、世の中はそんなに甘くないようです。
私が慕っていたヒューイ先生が退職したのです。
なんでも家庭事情があったそうです。
いい先生だったんだけどな~。
穴を埋めるように、普段は植物を育てていたり、事務をしているセラ職員がたまに授業を行っていました。
ですが、本日から新しい非常勤ですが講師が来るそうです。
アルフォネア教授の一番弟子だと言うのです!!
これには私はとても期待していました。
あのアルフォネア教授の一番弟子なのです。
期待しない方が可笑しいです。
そして...
「セリカ、あまり僕を過大評価しないでくれ。僕は第三階梯だ。生徒の皆さんもあまり期待しないでくださいね。...皆さん、本日から皆さんに暫くの間魔術を教える事になりました、グレン=レーダスです。皆さんよろしくお願いします」
そう言いながらその人が教室に入ってきました。
ですが...
『目...目が、死んでいる』
クラスが一つにまとまり、意見が一致したように思えました。
更に彼が言います。
「では、先ずはこれからの事についてを話します。最後まで聞いてください。今週一週間は僕が受け持つ授業全てを自習にします。さらに、他の先生の授業の時も、後ろから見学させてもらいます。そして、金曜日に小テストを行います。この小テストは成績には反映されませんが、君たちがどのくらいのレベルであるかを知るために使います。皆さん真剣に取り組んでください。以上です。では、早速自習の時間です。好きなように学習してください。勿論魔術の実践を行っても構いません。ただしその際は僕に許可を取り、セラ職員に責任者を頼み、外で行うように」
確かに理にかなっていると思います。
皆がどれほどの実力があるのかを理解していないと、授業を上手く行うことは難しいでしょう。
早くこの人の授業を受けてみたい!!
どんな授業かを想像しながら、私は勉強をする。
この時は思いもしませんでした、あのような授業になるなんて。
「どう、グレン君。生徒の様子は?」
「一般的に見ると優秀な部類に入るだろうが、未だに合格者はいない。まあ、予想通りだな。来週からは自習と説教だな」
「グレン君の評価も辛口だね。もう少し生徒に優しく教えても良いんじゃない?」
「じゃあ、セラがやってくれ」
「それは無理かな~、グレン君じゃシロッテを枯らしそうだし。...あっ今セラって呼んだね!!もう一回言って!!」
「白犬」
「もう...」
「それに彼奴らは魔術がどういう用途で開発され、どういう風に発展してきたかを理解していない。軽々と命を奪う技術を教えるのに、教わる彼奴らがあのざまでは教える気力が湧かない」
「グレン君...」
「今日の夕飯は小籠包にするか...セラ帰宅途中で買い物するぞ」
「うん」
特に軍人になりたい生徒には、俺だけでもキツく指導した方が良いだろうな。
混ざり合ったから、これが妥当かなぁと思います。
黒だけなら絶対に、この学園の講師の授業をして終わりでしょうし...
そこにグレン先生が混ざればこうかなっと判断しました。
小籠包が出たのは今日食べたから。
テスト勉強の休憩中。
テスト頑張らないトナー