本編のテンポめちゃくちゃ悪いけど三話ぐらいでこれと同じくらいのノリになるはず。
※内容は本編とは全く関係ありません。息抜き。
こんなRWBYは嫌だ
―こんなサンは嫌だ―
ホワイト・ファングにローマン・トーチウィックがいる情報を掴んだは良いものの、強奪したパラディンをローマンが見せたせいで剣呑な空気が流れだしたところから脱出したサンとブレイク。しかし背後からパラディンに搭乗したローマンが追ってくる。
「ブレイク!どうすんだ!勢いに任せて逃げたけどどうすんだ!」
「今考えてる!」
倉庫の屋根の上を跳び、追跡を巻こうとする二人。しかし向こうもなかなかの速さで振り切ることができない。市街地を抜け、高速道路で走る車を足場にして逃げ回る。その車を跳ね飛ばしつつ迫るトーチウィック。
「仕方ねえ、ここは俺が何とかする!」
そういったサンは身を翻し、両手を腰辺りに構える。そしてこの技を知らないものはいないだろう。誰だって一度は練習したことがあるはずだ。
「えっ?」
「ちょっ……」
「か…め…は…め……」
波ァ―――!!
そしてパラディンは粉々になり、トーチウィックは新品のスーツをズタボロにされましたとさ。
―孫悟空違いだ―
こんなお姉ちゃん(ヤン)は嫌だ
「あったまきた!髪の毛のツケは払ってもらうからね!」
ヤンが髪の毛を傷つけられたりけなされたりするとプッツンするのは周知の事実だ。彼女の父曰く、
「初めて髪を切ったときはそりゃもうすごかった」
と言わしめるほどだ。髪の毛は女の命と言うが、ヤンの場合はその性分が一層強かった。今回の場合はバーのマスターであるジュニアとの戦闘の最中に髪の毛を掴まれ、その上数本ほど引っこ抜かれたのだ。これでキレないのは尼さんぐらいだろう。
「ふん、だったらどうするんだ?」
虎の尾の上でタップダンスをしたことに気が付いていないジュニア。余裕綽々と言ったところか。バットとグレネードに変形する武器を肩に構えてにやついている。
「あたしの自慢の髪の毛だった……それを引っこ抜きやがって……」
美しい金髪はゆらゆらと逆立ち、普段はライラックのように穏やかな瞳も紅く輝き、いかにも怒ってます、といった様子だ。そこにさらにジュニアが
「ふん、この髪の毛か?」
と引っこ抜いた金髪をこれ見よがしにばらまいてヤンを挑発する。ジュニアはこの時年下の女に嘗められた怒りに任せてこのような行為を行ってしまった。店は戦闘でボロボロ、店員という名のチンピラは全員やられて引くに引けない状態だったのだ。とはいえこのようなことを行ったのは自らの寿命を縮める行為だった。プチリ、という音が店の中に響いた。何の音だ、と辺りを見回すジュニアだったが原因なぞ目の前にいる少女以外には考えられなかった。
その少女を中心に爆風が巻き上がった。それが止んだ時、既に瞳は赤ではなく、落ち着きさえ感じる青へと変化しており、顔つきもいつもより険しい表情だ。髪の毛は稲妻を纏っているかのように火花を飛び散らせ、怒りを表さんとする。
「許さん……許さんぞジュニア―――!」
「どう許さんのか教えてもらおうか?」
それが彼の遺言になった。目にもとまらぬ速さで背後に回ったヤンに天井へと吹き飛ばされ、彼女の愛用武器のエンバー・セリカのラッシュをまともに受けることになり、星になった。だがそこで終わらせるほど彼女は有情ではない。
「これは引っこ抜かれた髪の毛の分!これは本来の目的を果たせなかった分!ついでに野郎の握りたくもないタマをうっかり握ってしまった分だ!」
拳を打ち抜く動きと共に弾丸が雨あられと飛ばされる。当然、ジュニアは無事ではなく、ズタボロになった。
―ヤンが本当にスーパーサイヤ人だ―
「二連続で……爆発オチは……ナシだろ…」
こんなアダムなら本編よりマシ……なのか?
これからシュニー・ダスト・カンパニー・の積み荷を乗せた貨物列車が通る。これからアダムと襲撃するので待ち伏せをしているがアダムが一向に戻ってこない。そろそろ時間のはずなのに戻ってこないアダムに痺れを切らしそうになるブレイク。
「おまたせ」
やっと来た。そう思ったのも束の間、どうも様子がおかしい。いつもならこのような口調ではないし、ワンクッション置かずにすぐに本題に入るはずだ。
「どうしたブレイク早く行きますよ~?」
やはりおかしい。寡黙さがまるでない。例えるならそう、人が変わったような感じだ。それも人間の屑とか言われるような類の人種に。
「ねえアダム、何かおかしなものでも食べた?」
恐る恐る聞くブレイク。アダムは口元を緩め、
「やりますねえ!あんまり怖がられるものだからイメチェンしてみたんですけど」
と言ってきた。何がやりますなのか。結局質問には答えていないのではないか。これ以上追及するのは何故か身の危険を感じたためやめようとブレイクは一歩後ずさりをした。
「そういえば、ブレイクは紅茶派だったな……」
まずいですよ!という単語が頭の中に浮かんでくる。本当に嫌な予感がするので作戦とかもうどうでもいいからアダムから逃げたい。できることなら今はいない父にこの男のことを丸投げしてどこか遠いところへ行きたい。そう脳内でぐるぐると考え事をしているとアダムが一言、
「熱いのを持ってきて温くなるとまずくなるだろうと思ってな。アイスティーしかないけどいいかな?」
ブレイクは分身能力を全力で使い、アダムを撹乱し、その場から逃げた。戻ろう。わが家へ。幸せなキスをして終了とか勘弁してほしい。
―アダムが野獣だ―
ある日のことだった。チームRWBYは自分たちの部屋で二段ベットに寝っ転がって過ごしていた。
「わたくし相手を怒らせてもすぐさま許される方法を思いつきましたわ!」
またワイスのよくわからない思いつきか。そう三人は思ったが最後まで聞くことにする。
「で、どんな方法なのワイス?わたしうっかりしてるところあるから今度ワイスに教えて貰った方法でワイスを怒らせちゃったときに許してもらおう!教えて教えて!」
ルビーは割と乗り気だが。
「よくってよ!それじゃあ……」
ごくり。ヤンもブレイクも呆れはしたものの気になることは確かだ。
「てへぺろ」
こんなことなら聞かなければよかったと思い、三人は寝た。
―ワイスがワイスだ、というよりも芸人だ―
「ちょっと!私がオチ要因ってどういうことですの!?」
ワイスがワイスなのは皆の知るところであった。
ワイスかわいいっすって言葉を最初に言い出した人はいいセンスしてると思う。
ああ~^たまらねえぜ。
RWBYに触れる人が一人でも増えてくれるなら幸いです。また息抜きに書くかも。