ちょっと田舎で暮らしませんか?   作:なちょす

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あの人は、私のピアノが好きだと言った。
あの人は、私を外に連れ出してくれた。

狭い狭い鉄格子の中。
1度は振り払った手を、貴方は伸ばし続けてくれた。
突き放した気持ちを貴方は包み込んでくれた。

これが、私から貴方に贈る最初で最後の我儘。

ねぇ⋯答えを、教えてくれる?


IF:鳥籠の想い歌 (真姫√)

「⋯⋯何してるの?」

「ずびっ⋯風邪、ひきました⋯。」

 

 一人暮らしを始めた1つ年上の異性、島原 夏喜の家を尋ねた私は、冷えピタシートをおでこに貼った当の本人に出迎えられた。

 

 この段階で私のやる気も気力も、なんならこれから自分がしなくてはならないであろう事に対するモチベーションも下がっていた。下がるわよ、これ。

 

「⋯⋯余計な心配かけさせないでくれる?」

「真姫ちゃん、心配してくれたのかい?」

「『たすけて』だけメッセージ送られたら誰だって慌てるに決まってるでしょ!?」

 

 朝は低血圧のせいで、機嫌も悪いしすんなり起きる事も出来ない。練習も予定も無い休日の朝なんてそうそう無いから、ようやく自分のペースで生活が出来ると思ったのに⋯はぁ。

 

 朝一で届いたこの人からのメッセージには『たすけて』の一言。こっちからの返信にも返してくれないし、柄にも無いくらい慌てて身支度して、ママにまでまともに要件も言えずに走ってきたっていうのに⋯。

 

「ごめんね、折角の休日を⋯。」

「本当よ。」

「うっ⋯。」

「⋯別にいいけど。上がるわよ。」

「いらっしゃ⋯ゲホッゴホッ!!」

「取り敢えず寝て。」

「朝から大胆だね、真姫ちゃん。」

「っ⋯!///」

「はいっ、ごめんなさいっ!!鞄下ろして下さいっ!!」

 

 ⋯本当に、何でこんな人を好きになったのかしら。

 

「そんなほっぺた膨らませなくても⋯。」

「何?///」

「いえ、何でもございません!」

 

 本当は元気なんじゃないかしら?

 だとしたらムカつくわ。

 

 フラフラした夏喜を支えながら部屋に行くと、意外にも物が少ない簡素な部屋になっていた。ベッドに寝かせた後は何かを作ろうとしたのか食器や食材が置かれていた厨房が目に入る。

 

「朝ご飯、食べてないの?」

「お粥でも作ろうとしたんだけど⋯立てなくてさ⋯。もう大変だったよ。目眩はするし吐き気も酷いし包丁は床に落とすしで⋯。」

「本当に今日は寝てなさいっ!!」

 

 厨房の床には電気に照らされ鈍く輝く包丁が本当に落ちていた。この人は足にでも落としたらどうするつもりだったのかしら。前から馬鹿だとは思っていたけど⋯。

 

「お粥なら私が作るから⋯。」

「えっ。」

「な、何よ⋯?」

「凛ちゃんが『真姫ちゃんの料理はとってもミラクルな味がするにゃー』って⋯その⋯生気のない目で、ね?」

「⋯猫って食べれるのかしら。」

「ひっ⋯!」

 

 ごほん⋯と、取り敢えずお粥だけなら私にだって作れる事を証明しないと!たかがお粥でしょ?私に出来ない事なんて無いんだからっ!!

 

「台所借りるわよ!」

「手伝おうか⋯?」

「いいから寝てなさいっ!!」

 

 大丈夫よ西木野 真姫⋯お粥ならママが作ってるのを見た事あるし。まずはお米をとげばいいのよね⋯。

 

「⋯⋯⋯。」

「ま、真姫ちゃん⋯?」

 

 無心よ、無心。

 それから⋯土鍋もあるし多分これで水と一緒に煮るのよね?分量は⋯お粥って水っぽいから水多めでいきましょう。うん、意外と良い感じ⋯。

 

 後は何かあったかしら?トマト⋯うん、大丈夫。トマトは『清熱解毒』とも言われてるし、私が好きだから。

 

「真姫ちゃん、今入れた赤いのって何かな⋯?」

 

 ⋯無心。

 うん、大丈夫⋯後は煮込めば───

 

「返事してよ〜⋯。」

「ゔぇえっ!?///な、夏喜、何して⋯!!」

「不安なんだよ〜⋯考え込んだり包丁振り回したり赤いの入れたり⋯。」

 

 夏喜に後ろから抱きしめられる迄、そばに居ることに気付かなかった。

 何でこんな涼しい顔してこういう事が出来るのか知りたいわよホント⋯こっちの気も知らないで。

 

「まぁ後輩の頑張る姿が見れて、僕は嬉しいけどね。」

「⋯何で頭撫でるのよ。もう高3なんだけど?」

「あっはは⋯子供っぽいから?」

「そう。ならこのお粥は無しね。」

「すみませんでした⋯ゲホッ。」

「出来たらそっちに持っていくから、大人しく布団で寝てて。お願い。」

「は〜い⋯。」

 

 またフラフラした足取りで布団へと戻って行った夏喜を見送りながら、私は深呼吸した。⋯まだ、心臓がバクバクしてる。ビックリしたのもあるけど、何より緊張した。熱で暑くなっているのもあるけれど、あの人の体温が身体を包み込んだ事に動揺してしまった。

 

 また少し、胸が痛む。

 

 あの人は多分⋯私が特別だからとかは思っていない。

 

「⋯別に、良いけど。」

 

 1つ、また嘘をついて素直にならなかった。

 

「⋯⋯⋯⋯⋯。」

 

 良い時間だしそろそろ持って行ってあげようかしら。

 さぁ驚けばいいわ。私が作ってあげた特製トマト粥⋯自信作よ。

 

「夏喜、出来たわよ。」

「ん⋯ありがと。イイ匂いがする。」

「当然でしょ?熱いから気を付けてね。」

「あぁ、分かった───ねぇ、真姫ちゃん。」

「なに?」

「これは⋯リゾットだねぇ⋯。」

 

『⋯⋯⋯⋯⋯。』

 

「同じでしょ?」

「そういう事にしておこうか。」

 

 へにゃりとした笑い顔でそう言った夏喜は、ふーふーと冷ましながらトマト粥(?)を口に運んだ。

 何故かしら。小馬鹿にされた感じがする。

 

「はい、あーん。」

「何でよ?」

「美味しいから真姫ちゃんもどうかなって。」

「わ、私が作ったんだから当然でしょ!」

「じゃああーん。」

「ゔっ⋯///」

 

 差し出されたスプーン。口を開いて何とか食べたけれど、味なんか分からない。ずっと、私よりも大きな手のひらが頭の上で動いてるせい。普段はこんなに触ってきたりしないのに⋯今日の夏喜は、私のペースをいつも以上に崩してくる。

 病気だから⋯かしら。

 

 その後は食べる度にいつも通りヘラヘラと笑いながら完食して、薬を飲んですぐに寝てしまった。本当に自由な人⋯。

 

 ふと部屋の中に目を向ければ、枕元には初めて2人だけで出掛けた日の写真が飾られていた。

 後ろに立って、目を赤くして⋯私の頬を引っ張りながら笑ってる夏喜。

 ムスッとしてるけど、分かりやすいくらい耳を真っ赤にした私。

 

 夏喜が笑いながら自撮りをするから何度も撮り直したのを覚えてる。

 

 

「⋯夏喜。覚えてる?貴方が私に手を伸ばしてくれたこと。私の音楽だけじゃなく、私自身を助けてくれた事。」

 

 

 答えるはずもないのに、どうしてか私は目の前で寝てる初恋の病人に語りかけていた。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 音ノ木坂学院の音楽室は、いつもピアノが鳴り響いていた。

 その旋律に乗って心地良さそうに聴こえてくる鼻歌も、すっかり見慣れたものになった。彼は、いつもそうだった。

 

 あの日からずっと⋯ふと音楽室に現れては当たり前のように近くに座っては歌い出す。

 

 最初は何でそんなことをするのか分からなかった。褒められる言葉の数々は嬉しかったけれど、どうせ上級生が始めた『スクールアイドル』とかに曲を作れとか言う為に持ち上げてる⋯そんな所でしょって思ってた。

 

 でも⋯あの人は、そんな事何一つとして考えていなかった。

 それどころか、『真姫ちゃんの音楽は優しい音楽だ』なんて言いながら隣に座ってみたり⋯あの時ばかりは、申し訳ないけど本気で絵里を呼ぼうと思ったしね。

 

 だってそうでしょ?他校の男子が音ノ木坂に居るだけでも違和感があるのに、その男子が毎日の様に尋ねて来て隣で歌って⋯。

 ふふっ⋯でも⋯悪い気はしなかった。

 

 自分の音楽が、自分以外の人の声で命を貰って歌になる。

 

 思えばあの時なのかもしれない。終わったと思った私の音楽に、温かな手が差し伸ばされたのは。

 そこからμ'sとして活動を始めて、夏喜と過ごしていく回数も増えて⋯自分の気持ちを知ってしまった。

 

 2人で出掛ければ嬉しくなった。

 会話をすれば顔が見れなくなった。

 手が触れ合えば、声が出なくなった。

 

 何が起きてるのか分からなくなって、何度も花陽や凛に相談して⋯これが、『恋』だと分かった後はどうしようも無かった。

 

 夏喜は、夏喜のままだったけど。

 穂乃果のアプローチに気づかない。ことりの可愛らしさにも動じない。海未の健気さには友達としての感謝。

 そのくせ誰かが悩んでたら誰より早く手を差し伸べる。夏喜は、そういう人だった。

 

 私が、パパにアイドルを辞めろと言われた時もそう。

 

 あの時の私は全てを諦めていた。どれだけ楽しくても結局自分のやりたい事はさせて貰えなくて、いつも親の敷いたレールの上を行くだけ。

 穂乃果に誘われたスクールアイドルも。

 夏喜に助けられた私の音楽も。

 

 全部無駄だったって思ったら悔しくて⋯申し訳なくて⋯悲しくて。

 

 何より頭にきてて。

 

 どうしたのかと夏喜に言われた時、『関係無い』と言ってしまった。

 私は───

 

 

『もう放っておいてってば!!私の気持ちも知らない部外者のくせにっ!!』

 

 

 差し伸ばされた彼の手を弾いてしまった。

 あの時の彼の顔は、忘れたくても忘れる事なんか出来ない。

 

 毎日の様に、1人で泣いた。誰にも聞こえないように。

 学校で気を遣われないように。

 声を押し殺して泣いた。

 

 ───そんな時だった。

 

 μ'sの皆と夏喜が、パパを説得しに来たのは。

『真姫が必要だ』と、海未が涙を流して懇願してくれた。皆が頭を下げてくれた。私の夢もやりたい事も、全力で支えると夏喜が言ってくれた。『彼女の音楽に、心を救われた』と⋯彼は言ってくれた。

 

 その出来事の後に2人で出掛けて、夏喜の言葉を聞いて、写真を撮って⋯私は、彼が泣いたのを初めて見た。

 

『良かった』と言って泣いた彼を。

『ありがとう』と言って抱き締めてくれた彼を。

 

 どうしようも無く好きになっていた。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

「あの日⋯貴方は海未や皆の思いがあったからって言ってたけど⋯私は、夏喜に泣いてもらった時凄く嬉しかった。抱きしめられた時、離れたくないと思った。私は、貴方に手を伸ばしてもらえたのよ?」

 

 突き放してしまった彼の手をそっと掴み、独り言を呟いた。

 

 白くて、ちょっと硬い男の人の手。この手に撫でられると安心してしまう自分が居る。

 

「⋯⋯⋯。」

「えっ⋯。」

 

 掴んだ手は、握られた。寝息を立てた夏喜は、変わらずに静かに目を閉じている。

 ちょっとだけ焦ったわ⋯。

 

 でも───。

 

 

「夏喜。私は、夏喜が好き。」

 

 

 自分の気持ちを、口にしていた。

 

「寝てる時にしか言えないって、意気地無しよね。でもごめんなさい⋯今の私は、これで精一杯。だから───許して、下さい⋯。」

 

 寝てる彼の顔に、そっと自分の顔を近づけた。

 吐息のかかる距離。

 もう、何cm残されているのか分からない。

 心臓の鼓動は、今までとは比べ物にならない程バクバクしてるし、彼の手に握られた手にも力が入っている。

 

 私は、今、寝てる人にキスをしようとしているって言う現実が、土壇場になって強い罪悪感に変わりつつあった。

 

 もし⋯もし、私がここでしてしまったら⋯。

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯やっぱり⋯私には───」

 

 

 

 

 

 

 諦めかけた私の口は、塞がれた。

 きっと10秒くらいかもしれないし、もっと早かったかもしれない。

 

 大好きな手に握られた私の手は指が絡められ、気付けば彼の頭の横にあった。

 

 唇が離れると、頭の中はクエスチョンマークでいっぱいよ。だって何が起きたのか分かってないもの。

 ただ⋯。

 

「おはよう、真姫ちゃん。」

 

 耳を紅くした夏喜が笑っていた。

 

「な、なに!?///何し、てっ、いったぁ!?///」

「あっはは⋯大丈夫かい?」

 

 勢いよく後ろに仰け反った私は、そのままテーブルの足に踵をぶつけて尻もちを付いた。

 でも⋯気持ちはそれどころじゃない。夏喜の表情や唇に残る感触のおかげで、ようやく考えがまとまってきた。それと同時に胸のあたりから徐々に顔へと上がってくる熱で、自分が今どんな表情なのか容易に想像がついてしまう。

 どれだけ片手で口を抑えても、触れた彼の感触が頭から離れない。

 

 もう、真っ白だった。

 

「な、夏喜、なん⋯!?///」

「あれ?てっきり真姫ちゃんも同じ気持ちなのかと思ったけど⋯。」

「何言ってんのよ!///だって今のって⋯!///」

「その⋯はは、結構恥ずかしいというか⋯勇気がいるね。」

「当たり前じゃないっ!!///何で私に───同じ、気持ち⋯?」

 

 夏喜が言った言葉が引っかかった。

 この人は今間違いなく、『同じ気持ちなのかと思った』、と言った。

 

 そんなはずない。だって夏喜はいつだって気付かなかった。そういう事に疎くて、鈍感で⋯だから⋯。

 

「疑問に思うなら⋯教えてあげよっか。」

「ゔぇえっ!?///いや、そんなつもりは⋯!///」

「まぁまぁ。ほら。」

 

 彼の胸に抱きしめられた私は、音を聞いた。

強く、早く脈打つ心臓の音。

 

 いつも私が感じていたものと同じ音。

 

「結構、バクバクしてるでしょ?」

「⋯⋯してるわ。」

「僕は、真姫ちゃんの音楽に本当に救われたんだ。あの日⋯初めてあった日。したい事も無くて、夢も無くて⋯空っぽだった僕の中に、音楽室から聞こえてきた音楽や歌声がいっぱいになった。そうしたら君が居て、楽しそうに⋯けど何処か寂しそうに歌っていて⋯。忘れられなくなった。」

「⋯⋯⋯。」

「いつか、あの子が心の底から楽しいと感じる演奏が出来たら、どんなに良いかなって⋯勿論スクールアイドルへの勧誘も少しはあったけれど、僕は真姫ちゃんの助けになりたかった。多分、一目惚れだね♪」

 

 胸が締め付けられた。

 どうしてか、自分から抱きしめたくなった。

 

「家の件があって、真姫ちゃんが放っておいてと言った時は、自分が何も出来ない事を思い知らされたりもした。でもそれだけじゃなくて、また心の中がポッカリと空いてしまった気がしたんだ。放課後の⋯音楽の聞こえない音楽室の前を通ったら尚更ね。僕は、真姫ちゃんに何もしてあげられなかったんだなって⋯。」

「違⋯そんな、事⋯。」

 

 気付いたら泣いていた。

 夏喜に⋯この人に、そんな事を言わせたくは無かったから。言わせてしまったあの日の自分が恨めしかったから。

 

「⋯君は優しい子だから。きっとそう言ってくれるんだと思ってた。ねぇ、真姫ちゃん⋯僕は、酷いやつだ。君の気持ちを聞いてからしか、こんな事を言えない臆病者。でも、もし許されるなら⋯聞いて欲しい。」

 

 私の体を離した夏喜は、人差し指で涙を拭い、真剣な顔で口を開いた。

 

 

「僕は、君の音楽が好きです。君の表情も性格も好きです。君の事が⋯大好きです。僕と───お付き合いしてくれませんか?」

 

 

 手が震えていて、声も必死で⋯本当に、バカみたい。

 今度は私から、夏喜へとキスをした。

 

「⋯順番が逆でしょ。ばか。」

「あはは⋯返す言葉も無いよ。」

 

 胸の痛みは、嘘みたいに消えていた。変わりに心を埋めたのは、言葉にしようのない温かな気持ち。

 

 きっと、これが幸せっていうものなのかもしれない。

 

「でもまさか真姫ちゃんが寝てる人間にキスをしようとしてたなんてね〜?」

「うっ⋯///な、何で起きてたのよ⋯///」

「真姫ちゃんが手を握ったあたりから起きてたよ?」

「最初っからじゃない!!///そこは寝てなさいよっ!!///」

「HA☆HA☆HA!そんなすぐには寝れない⋯その鞄振り上げるの怖いから下ろしてっ!?」

「うぅ⋯もうやだぁ⋯///」

「真姫ちゃんって表情豊かだよね。意外と分かりやすくシュンとするし、普通に笑うし、怒るとほっぺた膨らむし⋯。」

「もう黙って寝てなさいよ病人っ!!///」

「はいっ!お休みなさいっ!!」

 

 色々あったけれど⋯この人とは、これで良かったのかもしれない。

 きっとこれから先沢山大変な事があるけれど⋯強がりでもなんでもなく、心の底から大丈夫だって思う。

 

 だって⋯答えを教えてもらったから。

 

 

 

 

 

 

─A√ End.─

 

 




皆さん、こんにチカ。なちょすです。

意外と楽しかったマッキー編。
書くのも難しかったマッキー編。
前書きと若干合ってない?気にしちゃ負けです☆

次回、Aqours3年生編。順番はあみだくじで決めておきます。

※アンケート投票は、2020/03/20〆切とします。

最終話の1個前、何を期待しますか?

  • μ's妹勢+サブキャラとの絡み
  • ヒロにこの馴れ初め+Aqours
  • 理亜ちゃんとのまさかのイチャコラ
  • 作者が1から考えるヤンデレもどき
  • 最終話に繋がる何か

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