円堂ハーレムの崩壊の悲しみを減らす為 作:ておちん
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大きな爆発音が聞こえる。
雷門中破壊からの期間を考えて、十中八九レーゼ率いるジェミニストームだろう。
しかし不自然である。エイリア学園は、サッカー部がある中学校に試合を申し込み、試合に勝った後に学校を破壊する。占見得学園にサッカー部はない。まず俺との試合すらしていない。襲撃される理由、条件が整っていないのである。
更に雷門中が来る可能性は、アニメやゲームの知識の中では皆無である。
俺が行ってどうにかなる問題ではないが、中等部でサッカーが出来るのは俺だけなのだ。やはり行くしかない。
すると、赤いツンツン頭の少年、1号が言い寄ってきた。
「おいガキ共、今すぐここから立ち去れ」
「俺らも行くよっ!」
「ガキにとって難しいかもしれねぇーが、お前らにはどうしようもない事なんだ。頼むから逃てくれ!!」
「私達じゃ力不足って言いたいの!?」
「あー、そうだ!X号、お前もな!だからガキは尻尾巻いて逃げろって言ってんの!」
黒髪ロングの美少女が鬼の形相で責めてくるが、図星をつかれて下を向く。
しかし仕方がない事だ。
大袈裟かもしれないが、俺のせいで原作崩壊してしまうのだとしたら、こいつらに死ぬ可能性が出てしまう。
死者が出るってのはこいつらにとっても、この先戦うであろう
それを説明する時間も惜しいのだ。
マジどっかいってくれねーかな 泣
頭を手でわしゃわしゃしながら思案しているが一向にまとまらない。すると、紫色の髪をしたおかっぱの女の子が、俺のズボンの裾を摘んで軽く引っ張る。
「.....お兄さん、私達、一緒にサッカーしてきたでしょ?」
「おお、3号か。時間がねぇーんだ。何が言いたい?」
俺が急かすと、3号はもう片方の手で、俺のシャツを先程より強く引っ張る。瞳に涙を溜めるオプション付きで.....
「おっおいっ!泣くなって!」
「.....お兄ちゃん」
「あ、はい」
「......私達を、......信用、して?」
「........」
「........グスン」
「!!?」
『(じぃ〜)』
........周りの視線が痛い
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3号の泣きっ面に負け、ダッシュで爆発音の元へ行く。ひよっこ達を連れて行くなんて、どうかしているが、あんな目されたら誰も答えられないだろう。
しかし現場に到着すると、こいつらを連れてきた事に後悔が溢れてくる。
アニメやゲームじゃ伝わらない悲惨さが
そこにはあった。
校舎が瓦礫とかし、骨組みと思われる鉄骨がむき出しになっている。辺りに人は居ないし、血の様な生々しい類のものは無いが、小中学校をそこで過ごし、そして高校もそこで過ごすであろう校舎の無残さに絶望する。
そこに抹茶ソフト頭、レーゼが俺らの前に立つ。
「やっときたか、待ちくたびれたぞ」
その一言を合図に、俺を盾にしてガキ共が寄ってくる。
「おうおう、宇宙人(笑)さんに知られてるたぁ、光栄でござんす」
「.....話が早そうだな」
「そらそうだろ。この学園でサッカーやってる奴は俺らだけ。ニュース見てりゃ誰だって知ってる事だけどよぉ」
左手で前髪を払い、右手で銃の形を作りレーゼを指す。終いに八重歯を光らせウィンクをかまして言葉を放つ。
「俺
レーゼ及びその他のジェミニストームの表情が固まる。あれ?なんか的外れのこと言った?
........え、何それ恥ずい
「..............ぷふっ!」
「あっ!くそ、こいつ笑いやがった!!クールキャラ気取ってるくせに何上から目線で見下してんだぁ!あ゛ぁ゛!?目線合わせろぉ!てか降りろ!」
「くっ!クール気取ってなんかいない!」
「あれれー、おっかしぃーぞー。笑ったのは否定しないんだー。おたく、気取れきれてないんじゃなーい?」
「うるさいうるさい!黙れ黙れ!」
「逃げんの?地球にはこんな言葉があるんだよ『超ダサい』←」
「ひ、人にセリフとらn.......とるのではない!それにそれは四字熟語では無いぞ!」
「自分の事人ゆうてるし。ばっかじゃねーの!」
「馬鹿とはなんだ!」
「こちとら学校を壊されたんだぞ!暴言の百個や千個くらいバチあたんねーっての!」
「あぁーもうっ!いいから試合をしろ!」
「はぁん!それが人にものを頼む態度か?」
「くっ.....」
「このガキ共でもそんくらいの常識はわかってるぜー!なー?」
『うんうん』
「くっ、ちきしょう....」
.....おっし、なんとか誤魔化せてる。
さっきの痛い俺を忘れさせるべく注意をレーゼに向けさせる。ガキどもからの冷たい視線はレーゼに向けられ、ジェミニストームの方々からも呆れたと言わんばかりのため息が聞こえる。いつの間にか向けられる怪訝な視線に戸惑うレーゼ....
.....やはり俺は天才だったか
すると、誰かが後ろから腰をペシペシと叩いてきた。そこに意識を向けると仁王立ちをし踏ん反る、青髪ロングのちびっ子お嬢様である2号がいた。
ふんすっ!、と鼻から息を吐きドヤ顔で話しかけてきた。
素直にウザい。
「ちょっと、お兄ちゃま!」
「んだよ、2号」
「本来の目的をわちゅれてまちてっ!?」
舌足らずな話し方に、笑いを堪えながら聞く
「あたち達の学校が破壊されまちたのよ!」
「あぁ、そうだったな。忘れてた」
「わ、わちゅれてたでちゅってぇー!!?」
「うるさっ!」
背後から大声を出され耳がまだジンジンする..... このクソ餓鬼、やっぱ餓鬼は叫んだり泣いたりしか出来ねぇーんだな。まぁこいつは見た目と頭の良さに反して、性格と話し方がクソ餓鬼のそれだからな。
文句を一言言うために、2号と目を合わせる。
.....と、涙を目に溜めている2号がいた
.....またかよ
「........今度は2号かよ」
「泣いてなんかいないでちゅ!」
「.....まだ泣いてるなんて言ってないじゃん」
「ぐすっ、だってお兄ちゃまがぁ〜!」
再度ペチペチ叩く2号の頭を撫でる。
目をひん剥いて睨みつけてくるX号をよそに、俺は2号に言葉を放つ。
「........俺が悪かった、2号はどうしたいんだ?」
「.........決まってまちゅ」
「ん?」
「.........私達と試合をさせるんでせるんでちゅ!」
『.....ぷふっ!』
「くっ、思い出させやがって!」
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背景と反して、ジェミニストームを含めて皆が笑いに包まれた後、再びレーゼと対面する。
おそらくこれが唯一の原作介入の道だろう。最初で最後のチャンスだ。雷門がここにくる可能性は原作から考えるに低い。であるから
よって当然俺は
「おい、レーゼ」
「なんだ人間」
「お前は、なんの目的で来た?お前らエイリア学園は、サッカー部のある学校と試合して学校を潰すと聞く。でもお前らの反応から違うのだろうと思った。おいそこ、思い出し笑いしてんじゃねぇ。....再度聞く。目的はなんだ?」
「目的、目的か.....」
「......?」
「お前をこちら側に引き入れる事だ」
『っ!』
「選べ。エイリア学園について安泰を求めるか、それとも我らに抗い破滅に身をまかせるか」
「.....エイリア学園、いいかもしれねぇな」
「に、にいちゃん!?」
.....エイリア石でドーピングすれば、今まで以上の力を手に入れられるし、原作介入が容易い。サッカーは好きだが特別思い入れはないし。グランやガゼル、バーンとのコネクションが出来れば次のシーズンに出られる可能性がでてくる。
何と言っても、ウルビダ、アイシー、マキュア、クィール、レアン、クララ。彼女らとのラブコメも可能かもしれない!え、行くしかない?行くしかないよな?
だってウルビダとマキュアは巨乳なお姉さんじゃん。アイシー、レアン、クララは素直に可愛いじゃん。クィールはベクトルが違うが可愛い。
......行くしかなくね?(ゲス顔)
.....周りを見て、餓鬼それぞれと目を合わせる。
.....なんでそんな目してるんだ?1号、下向くんじゃねぇよ。2号、相変わらず外見に合わなく泣き虫だな。3号、何でもう泣いてんだよ。X号、睨みながら泣きそうになってんだよ。真面目な話、やっぱメリットは前者が圧倒的に多い。
だからってよぉー
......なぁ、俺がそんなに________
「........確かにエイリア学園も悪くねぇな」
「ふふっ、であろう。さぁ、手を取るのだ!」
「でもさぁ........
お前みてぇにイタイ野郎には
なりたくねーからなぁ!!」
_________薄情なやつか?
手を差し出すレーゼを、振り叩いた。
占見得学園vsエイリア学園
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