円堂ハーレムの崩壊の悲しみを減らす為 作:ておちん
只々圧倒された。
フォーメーションがバラバラな理由を突かれたのもある。エイリア学園の驚異的攻撃力を止めるのは負担が大きい。DF陣も弱くはないが、技を磨かせて来たガキどもなら協力すれば点は取れる。
だが、圧倒された。
圧倒的スピードに、前線に置いたDF陣が機能しなくなってしまった。更に選手を潰す行為を働いたのだ。意図的にボールをぶつけていた。1人、また1人と倒れて行く中、レーゼとディアムにマークされていた俺は動けずにいた。見ている事しか出来なかった。
最後に2号にとどめを刺そうとしたジェミニストームを、X号が阻止した時位は既に俺しか居なかった。少なくともこいつら以上の実力を持っている俺は倒されることはなかった。キックオフもまともに出来ない中、審判もいないルールもほぼない試合下でただ1人奮闘した。が、努力もむなしく実らなかった。
2対23と表示してあるボードが見える。
恐らくもう残り時間もないだろう.....
..........勝てない
今の俺では.....
俺だけでは...........
そう思った刹那、思考が冴えわたった。一瞬が何時間にも感じられる。体と心と知識が完全に一致した。公式試合の経験が無い俺は、初心者に毛が生えた程度だと認識をされてもいいだろう。力も才能もある。
でも本番は知らない。
自分の力を過信しすぎていた。
でも今は知っている。
この試合は負ける。もうどうしようもない。
ならこれからの俺の未来に向けて打とう
「エクステンドゾーンッ!!!」
初心者が放った、初心者最強の必達技を。
視界が暗転し、
キーパーの悲鳴が聞こえたと同時に.......
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目覚まし時計の忌々しい騒音に目が覚める。
おもい体を起こし、体を伸ばす。2日前の騒動でまだ筋肉痛が残っている。いやぁー、無理矢理体を動かすもんじゃないなぁー。歩くたびに鈍痛が全身に走る。
中学生の自然治癒力でまだ回復しないとか、まじあいつらのあたりどんだけ容赦ないんだよ。
こちとら三十代の精神年齢なんだぞ!敬えっ!ひれ伏せっ!そして出来ればもっと手加減しろください!
......まぁ、他の奴らはこんなもんじゃなかったからな。
1号とX号は殆ど外傷はない。逸脱した才能と努力の賜物だろう。2号と3号も大した怪我ではないそうだ。4人とも大事をとって入院している。
ただ他の子は、多大な疲労に加えて、痣、擦り傷、捻挫、打撲、骨折などの怪我のオンパレードだからな。全治半年の子もいる。
......ちゃんと守れなかった、なー.....
少し物思いに耽り、自分の睡眠を妨害した元凶を見つめる。.......用はボーッとした後目覚まし時計見ただけだが。今の言葉で数人の女の子は堕ちるなぁ(確信
時刻は8:06。8分もボーッとしてたのか。歳かな。
ベットから出て、着替えて部屋の洗面所で顔を洗う。
「うっしっ!」
頬を数度叩き、気合いを入れる。
恐らく今日は、人生の転換期。
イナズマイレブンの世界で、円堂達とサッカーが出来るかがかかっている。気合い入れていかねば!
「ママァン!朝飯っ!」
「あら、亮ちゃん。今日も騒々しいわね」
「たっはぁー!人はそうそう変わらないよ。ママンも相変わらずせくしぃではないかっ!」
「あらあらまぁまぁ!」
「ゴォラァりぃょおぉぉっ!母さんは俺のもんだ!せくしぃな母さんは俺が見れればいいんだっ!」
「...........」
「か、母さん?」
「ギャバババッ!やっぱり最近ママンのファイティンミッドナイトボイスが聞こえないのは、パパンのパオンが無気力状態だからなんだな!1、2年前は週5で聞こえたのに!ギャバババ!」
「なにおうっ!」
「そぉなのよ。亮ちゃんが相手してくれるのかしらん?♡」
「か、母さん!」
「ギャバババ!その中古品の中国製みたいなモツより俺のが絶対いいと思うぜ!ママン♡」
「きゃぁ!きゃぁ!息子との禁断の恋愛ね♡」
「「うふふふふふふっ」」
「お、お前ら....
いい加減にしろくださぁぁぁぁぃっ!!」
因みに、こんなお巫山戯日常茶飯事です。
しかし、夜の件は本当です。
りょう、13さいっ!←(実質30歳)
なんのこえかは、こどもだからわかんない!
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【円堂side】
結果的に占見得学園は壊されなかった。
でも、..........なにもできなかった。
キャラバンの中の空気が重い。
あれから2日、みんな練習に身が入っていなくて暗い顔をしてる。何の成果もなく、只々悲惨な有様と噂のやつのスッゲーシュートを見ただけだった。
今日、被害を受けた子供たちのいる病院に行った後、山梨を出て北海道に行くと瞳子監督から聞いた。
なんか
「はぁー.....」
「?どうした円堂?ため息なんかついて」
「あぁ、豪炎寺。なんか.....なぁー」
........あいつとサッカー、やりたかったなー。
....不謹慎すぎて言えなかったからか、返事が曖昧になった。豪炎寺がキョトンとした顔した。みんなの視線が集まる。
3秒後、笑いに包まれる。
「!?どうした?なんかおかしかったか?」
「お前の考えてることなんか、手に取るようにわかるさ。大方、サッカーやりたかったとかだろ」
「おぉ!スゲェーな鬼道!豪炎寺!」
「円堂くんらしくないよ、場の空気に流されるなんてっ!」
「秋まで!?」
「多分みんな円堂くんの考えていることくらいわかってると思うわよ。あなた、単純だもの」
「な、夏美ぃ....」
みんなが笑顔で俺を見ている。
何を迷っていたんだろう。
あいつのシュートは凄かった。威力とかスピードとかではなく、サッカーに対する想いがスッゲーのっかってた。それが遠くで見ただけでビンビンと伝わってきた。
みんなも同じなんだ
そんなシュートが打てる奴と
一緒にサッカーしたいよな!!
立ち上がって瞳子監督の名前を呼んだ。
「瞳子監督!お願いがあります!」
「席についてシートベルトを締めなさい。話はそれからよ」
「お見舞いの後、2時間だけ僕たちに時間をください!」
「いやだから」
監督が何か言う前に全員が座席から立つ
「俺たちからも頼みます!」
『おねがいします!』
「........」
『監督っ』
「........い......ら」
『?』
「いいから座れ餓鬼どもぉ!!走行中は御着席くださいぃぃ!」
『うっすっっっ!』
20分後
「あなた達が雷門中でござんすか?お仲間にいれてはもらえませ.....ござんす!」
御目当の人物が
御目当の場所で
「ほっほっほっ!」
両足でリフティングをしていた。
........ボール10個をコサックダンスを踊りながら
感想お待ちしております( *˙ω˙*)و グッ!