円堂ハーレムの崩壊の悲しみを減らす為 作:ておちん
雑魚作家擬きの私には正月の番外編は掛けませぬ.....
申し訳ないですorz
ちなみにスペースは入院してないっす。
「リポーターの信野です。本日私は、山梨の大病院に来ております。御目当の病室が、えっと..........あ、はい、この大部屋見たいです。では早速中に入って行きましょう!失礼しまーす!」
なぁーんと言うことでしょう!数日前までは空き部屋だったこの病室に、顔なじみの餓鬼どもが入院しています。何もない空虚な部屋に、冷たい眼差しと言うオプションがつきましたぁー!
「......何やってんだよ、ここうのにいちゃん」
「しぃー!今お兄ちゃんは自分に浸っているんだから邪魔しちゃいけないよ!なんか可愛いしっ!」
物凄いデジャブ。
てかX号、河合石ってなんだぁ?(すっとぼけ
「呆けてる顔もかぁいい..........」
『うんうん』
「んっん!さぁーて気を取りなおして、ゲストの皆さんに入場していただきましょう!怪我で元気をなくした餓鬼どもにとって、元気を与えてくれる存在。
雷門中サッカー部の皆さんでぇーす!!」
『ど、どうもぉー』
数秒の静寂の後
『ええぇぇぇぇぇぇぇっ!!??』
驚嘆の声をあげた。
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突然の思わぬ来客に餓鬼どもはテンションが上がっていた。
「円堂守だぁー!サインちょうだい!」
「サイン!?....いいけど照れ臭いな」
「元帝国の鬼道もっ!ゴーグルちょうだい!」
「....勘弁してくれ」
「染岡.....はいいや」
「だぁれだ今いったのっ!!」
「風丸ちゃま、かわいぃーでしゅ!」
「か、可愛い!?」
「豪炎寺が....いない」
「壁山でけぇー!」
天下の雷門中がタジタジだぜぇ!
原作の主要メンバーが来てるんだ。そりゃテンションが上がるのもわかる。俺もそうだし。興奮して返事も聞かず、実際さっき会った時全員に握手申し出ました。どさくさに紛れて、マネージャーズの手の甲にキスしたり、塔子ちゃんに抱きついて髪の匂いをクンカクンカしました。美味しかったです。
その甲斐もあって今は落ち着いている。
今は光の速さでリンゴの皮を剥き剥きしている。
機嫌の悪いX号の横で.....
「えっと、X号ちゃん、りんご剥いたよ。だから脛をゲシゲシしないで」
「........食べさせて」
「は?なんで俺がそんな事」
「食べさせて」
「後ででいいか?今は」
「食べさせて」
「....」
「食べさせて」
「............」
「食べさせて」
無限ループパターンですね。
そもそも此奴そこまで重症じゃねぇーし、剥いてやる義理はないのでは?
しかも何で今日に限って機嫌が悪いんだよ。原作介入が掛かってるんだぞ.....
ご機嫌取りの為に、切ったりんごに爪楊枝を突き刺した
「わぁったよ...... ほれ、口開けろ」
「........あーん」
「........もう一個入るか?」
「もぐもぐ........頂戴」
「はいはいお嬢様、ほれ」
.....ハムスターに餌あげてるみたいで、なんかいい。
もぐもぐしてるのが、なんかこう、くる。
くるのはいいが、何で此奴はこんな機嫌が悪いんだよ。雷門中が来たから?
いやそれはない。X号と一緒にフットボールフロンティア本線を見てたが、雷門中が勝つたびに「流石私の雷門ちゅーっ!!!!」って叫んでいたのを覚えている。じゃぁ何でだろう?
考え事をしながらX号の口に4個目を入れる頃、袖がいつもより弱弱しく引っ張られる。振り向くと涙目の3号が居た。
マジで雷門中の前では泣かないでくれ....
「ど、どおした?お前ももぐもぐしたいのか?」
「.........ぐすっ」
「もぐもぐごっくん。ダメ、もぐもぐは私だけ」
「んなこと言ってる場合か!どうした!?泣かないで答えてくれよ」
「.........お兄ちゃん、........ちゃ.....の?」
「な、何だ?もっとはっきり言ってくれ」
「お兄ちゃん、どっか行っちゃうの?」
さっきまでのテンションが嘘の様に、餓鬼どもが食い入る様に視線を向けてくる。やめてっ!そんなに見つめないでっ!
シリアスは嫌いなのっ!胃がキリキリするから嫌いなのっ!
だから3号、お兄ちゃんの為だと思ってそんなに深刻そうな顔しないで。2号ちゃん、お顔が変よ。泣くの我慢するのはわかるが、泣き顔より酷い有様になってますよ。セブン、何でいつもお前はニンマリしてんだよ。1号、俯くんじゃねーよ。............X号、りんご食べながら泣くなよ。
「信野くん」
頃合いを見計らったかの様に瞳子監督が俺に声をかけて来た。......何でズボンその色選んだんすか?
「はい、何でござんすか?」
「貴方、チームに入ってくれないかしら?」
そう言うと思ったぜ(超市民
ただ餓鬼どもには衝撃的だったみたいだ。救いを求めるかの様にこちらを見る。セブン以外。
雷門中も餓鬼どもの表情から何処か罪悪感を感じている様に見える。ただ周りがどうこう言おうが俺の答えは変わらない。それがこの世界の目的だ。
そう、
美少女とイチャイチャしたい!
しばらくシリアス展開ばっかだったから忘れられているかもしれんが、こればっかりは変わらん!
現状2、3、X号という美少女が俺の周りにいるが、2つの大きな問題がある。
まず1つ。まだ成熟しきれていないのだ。俺がまだ中学生であったとしても、小学生は早すぎる。気心しれているが、ロリコン認定される為、今はダメなのだ。見てくれは申し分なく、将来美人になる事間違いなしではある。だが、前世含めいろいろ溜まっている鬱憤を、今にでもイチャイチャで晴らしたいのだ。
そして2つ目。出会いが少ない!原作に介入する事でエイリア学園編のみならず、世界への挑戦編の美少女に(女の新キャラが絶望的に少ないが)出会える!ここ山梨にとどまっていても仕方がないのだ。未成熟3人対合法いっぱい◯っぱいでは価値が目に見えている。待っていろ!ののみ姉さん!
最後に3つ目!これが1番の問題だ。此奴らはどう足掻いたって、今の俺には妹にしか見えない。俺は妹に欲情する程変態ではない←
実質、0対合法いっぱい◯っぱい。ラブゲームなのだ。どや
よって答えはひとーつ!
「喜んでゅべぇっへっ!」
答える途中で、三方向から衝撃が来た。
誰かというのはすぐわかった。いつもなら文句の1つも言うところだが、服越しに感じる生暖かい水っ気に止められてしまう。
「行かないで......行かないで、行かないで行かないでっ!!!!」
「おにいしゃまぁぁぁぁっっ!!」
「お兄ちゃんっ、お兄ちゃんっ!!」
「お、おいお前ら。人様の前で、しかも病院で号泣してんじゃねーよ!頼むから泣き止んでくれ!」
『うぁぁぁぁぁん!』
「....oh,yeah 」
俺の制止を聞くどころか、他の餓鬼ども泣きついて来た。セブンは俺の状況を見て鼻血出してる。相変わらずよくわからん。
これじゃ収集がつかないので
「ていっ」
『あうっ!』
全員に光速チョップした
訳がわからないといったの表情で皆頭を抑える。
とりあえず泣き止ます事はできた様だ。
この隙に気になっていたことを聞く。
「お前ら何でそんな泣くんだよ、一生会えないわけでもあるまいし」
「......いなくなるかもしれないから」
「は?何で?」
「.........雷門中は日本一のチーム。お兄ちゃんすっごい強いから、お兄ちゃんのサッカーに雷門中の人達が魅了されるのはわかってた。お互い高め合える相手を見つければ、私達は必要無くなるかもしれない。だからっ!....だから怖いの、見捨てられんじゃないかって」
「.........そうか」
なるほどな。
つまり____________
バッチーンッッ!!
「お前ら、ふざけんじゃねぇーぞぉぉっっ!」
____________俺の事.....
文才が欲しぃっす。
感想、評価も欲しいっす